若者の「ライフスタイル」と「お金」を考える ライフスタイル・ラボ
ライフスタイル・ラボとは
お小遣い調査
ライフスタイルコラム
Money Connection®
Topへもどる

2002年 サラリーマンのお小遣い調査

お小遣い調査トップに戻る

――― 東京・大阪のサラリーマン500人からアンケート ―――

はじめに
「不況は底をうった」という政府の見解とはウラハラに、一般消費者レベルではなかなか景気が上向いているとは思えません。消費の鈍さや止まらぬデフレなど、企業を取り巻く状況も相変わらず厳しく、サラリーマン諸氏の懐具合にも大きく影響を及ぼしていることは間違いないでしょう。
消費者金融会社の“ほのぼのレイク”(社名:GEコンシューマー・クレジット株式会社)では、サラリーマン周辺の様々な話題をテーマに、1974年以来約28年間にわたりに多くの調査を実施しています。
今回は東京・大阪に勤務するサラリーマン500人(有効回答数471人)を対象に、この時期毎年実施している「サラリーマンの小遣い」について聞いてみました。
以下はその調査結果です。

《調査概要》

調査時期    2002年4月23日〜5月15日
調査対象    東京・大阪で働くサラリーマン
調査方法    留置法
サンプル数   500人(有効回答者=471人 回答率=94.2%)

── 有効回答者の内訳 ──

(表中の数字は、上部:人 下部:%)
全 体 年 代 別
20代 30代 40代 50代以上
471
(100)
111
(23.6)
134
(28.4)
116
(24.6)
110
(23.4)

地 域 別 未既婚別
東京圏 大阪圏 未婚者 既婚者
341
(72.4)
130
(27.6)
162
(34.4)
309
(65.6)

※以降、表中の数字はすべて%です。

※以降、金額に関してはすべて100円単位で四捨五入しています。

★1981年から2002年の「サラリーマンの小遣い」金額の推移をグラフ化していますのでご参照ください。

インデックス
 相変わらず苦しいサラリーマンの懐具合、今春「昇給した」人は5割以下
(問1  今春ベースアップしたか)

 「小遣いがダウンした」サラリーマンが全体の1割
全体の半数以上が「自宅で迎える」

(問2  給料の増減を受けて、小遣いはどう変化したか)

 一ヶ月の小遣いは54,900円 バブル期終盤との差は2万円以上も
(問3  一ヶ月分の小遣いはいくらか)

 夢もしぼんでしまうのか、理想の小遣い額さえ昨年よりもさらにダウン
(問4  理想的な一ヶ月分の小遣いはいくらか)

 小遣いに負担をかけない「昼食代」「衣服代」「喫茶代」「旅行代」
(問5  この数年で割安感を抱いているものは何か)

 割高感を抱くトップ3は「冠婚葬祭費」「交通費」「電話代」
(問6  この数年で割高感を抱いているものは何か)

 デフレ効果? 昼食代は一日690円、一回あたりの飲食代も昨年より激減!
(問7  1回あたりの昼食代、平均残業時間、平均外食回数、平均飲食)

 サラリーマンの財布の中は、平日時で平均23,300円也
(問8  普段持ち歩くお金はいくらか)

 小遣い額に不満だらけ? この一年「苦しかった」という人が6割以上
(問9  小遣い面からみたこの一年の日常生活は)

 他人事ではないペイオフ解禁、内容を「知っている」サラリーマンが8割以上
(問10  ペイオフ解禁の内容について知っているか)

 当座預金1千万円では心配なし? 「自衛策をとった」のは僅か1割
(問11  ペイオフ解禁に伴い何らかの自衛策を講じたか)

問1.今春ベースアップ(昇給)しましたか。
    全 体 年 代 別 地 域 別 未既婚者別
20代 30代 40代 50代〜 東京 大阪 未婚 既婚
した 47.8 68.2 55.4 44.6 27.1 43.7 58.5 56.8 44.9
しなかった 42.3 29.9 35.4 43.8 64.5 46.0 32.3 37.4 46.5
無回答 9.9 1.9 9.2 11.6 8.4 10.3 9.2 5.8 8.6

相変わらず苦しいサラリーマンの懐具合、
今春「昇給した」人は5割以下

小遣いに大きく響いてくる昇給ですが、この春「昇給した」と答えた人は47.8%で、5割には届きませんでした。「昇給しなかった」という人(42.3%)をかろうじて上回っている状況で、苦しい懐具合が続いていることを示唆しています。
特に50代以上の層では「昇給した」という人は27.1%とかなり少なめ。中高年世代にはつらい年になりそうです。
<2001年のデータ>
全体 「昇給した」 48.3%
「昇給しなかった」 49.7%
「無回答」 2.0%
また昨年同時期に実施した当社のアンケート結果では、「昇給しなかった」人(49.7%)が、「昇給した」人(48.3%)を上回っていました。今回逆転したとはいえ、その差はわずかであり、相変わらずサラリーマンの懐具合は厳しい状態にあるようです。

問2.今春のベースアップ(昇給)の時期以降、あなたの小遣いはどう変化しましたか。
    全 体 年 代 別 地 域 別 未既婚別
20代 30代 40代 50代〜 東京 大阪 未婚 既婚
アップした 7.1 11.2 6.2 8.9 2.8 5.7 10.8 11.2 5.3
変化なし 82.4 85.1 89.2 74.1 80.4 82.8 81.5 82.8 81.8
ダウンした 10.5 3.7 4.6 17.0 16.8 11.5 7.7 6.0 12.9

*「アップした」という人の平均アップ額 ――― 12,200円

「小遣いがダウンした」サラリーマンが全体の1割

ベースアップの有無に連動して、4月からの小遣い額がどのように変化したのかを聞いたところ、全体では「変化なし」と答えた人が最も多く82.4%。「ダウンした」は10.0%、「アップした」と回答した人は7.0%という結果になりました。
年代別では、40代以上になると「ダウンした」という人が急激に増えていることが分かります。これぐらいの年代は子どもの教育費がかさんでくる頃と思われ、家庭のために小遣い減額を甘受せざるを得ない哀しいお父さんの姿が想起できます。これは未既婚別でも、既婚者で「アップした」人が5.3%と低く、「ダウンした」人が12.9%と高い数字であることからも示されています。
<2001年のデータ>
全体 「アップした」 8.2%
「変化なし」 84.3%
「ダウンした」 7.5%
昨年のデータでは、全体で「アップした」人は8.2%、「ダウンした」と答えた人は7.5%でした。今回の結果によると、昨年よりもサラリーマンの小遣い状況は悪化しているようです。

問3.あなたの一ヶ月分の小遣い(昼食代なども含む)はいくらですか。
全体の平均 54,900円
20代の平均 57,500円 未婚者の平均 66,900円
30代の平均 52,400円 既婚者の平均 48,600円
40代の平均 53,900円 東京の平均 53,700円
50代〜の平均 57,200円 大阪の平均 58,000円

一ヶ月の小遣いは54,900円
バブル期終盤との差は2万円以上も

ズバリ一ヶ月分の小遣い金額を教えてもらったところ、全体の平均は54,900円という結果が出てきました。これは1日あたり1,830円となります。
年代別では、子どもにかかる費用や住宅ローンの影響もあるのでしょうか、30〜40代で額がやや低くなっています。また未既婚別では、全クロスを通じて未婚者層が唯一6万円台に達しており、既婚者との格差は2万円近くにもなっています。
<過去5年間の小遣い推移>
1997年の全体平均 66,900円
1998年の全体平均 55,800円
1999年の全体平均 54,800円
2000年の全体平均 60,300円
2001年の全体平均 60,300円
(調査対象者は毎年同じではありません)
 
ちなみに過去5年間の平均小遣いの推移を見てみると、6万円台となったのは1997年と2000年のみ。今年は1999年の54,800円に匹敵する低額となっています。なお当社調査では、これまでの平均の最高額はバブル期終盤に記録した1990年の76,000円。今年と比べると2万円以上の差となってしまいます。
昨今はデフレ時代といいますが、小遣いまでデフレになってしまってはサラリーマン諸氏にとって、ありがたみはありません。

問4.あなたが考える理想的な一ヶ月分の小遣い(昼食代なども含む)はいくらですか。
全体の平均 82,600円
(現実とのギャップは27,700円)
20代の平均 85,600円 未婚者の平均 97,400円
30代の平均 83,000円 既婚者の平均 74,800円
40代の平均 80,000円 東京の平均 81,400円
50代〜の平均 82,200円 大阪の平均 85,800円

夢もしぼんでしまうのか、
理想の小遣い額さえ昨年よりもさらにダウン

理想の小遣いについては、全体平均で82,600円という結果になりました。昨年の調査では全体平均が91,300円でしたから、この願望の金額さえも昨年よりも1万円近くもダウンしていることになります。なお前問で判明した現実の小遣いとの差額は27,700円となりました。このギャップは昨年の場合は32,900円もあり、今年はより現実的な回答になっているといえそうです。
この他、目についたのは年代別の20代層(85,600円)。この若い層は例年、割と高額な回答をするケースが多く、昨年でも平均100,300円となっていました。しかし今回は他の年代層とさほど変わらない数字に落ち着いてしまっています。地に足がついた若者が多くなったのか、あるいは夢もしぼんでしまうくらいにいまの日本の景気が悪いのか、少し悩んでしまう結果ではないでしょうか。

問5.あなたがこの数年で割安感を抱いているものは何ですか。(複数回答)
    全 体 年 代 別 地 域 別 未既婚別
20代 30代 40代 50代〜 東京 大阪 未婚 既婚
昼食代 25.1 23.4 21.5 25.9 32.7 25.2 24.6 25.2 25.7
衣服代 23.4 9.3 26.9 19.6 37.4 22.9 24.6 15.5 27.7
喫茶代 14.4 11.2 10.8 16.1 19.6 13.8 16.2 11.0 15.8
旅行代 14.4 15.9 13.8 10.7 16.8 14.4 14.6 16.1 13.5
散髪代 13.6 9.3 10.8 21.4 13.1 15.8 7.7 10.3 15.5
飲み代 11.9 12.1 8.5 13.4 14.0 12.9 9.2 11.6 11.9
文房具 11.9 12.1 9.2 12.5 15.9 12.9 9.2 12.3 12.2
パソコン費用 11.0 12.1 16.2 5.4 10.3 10.3 13.1 10.3 11.6
携帯などの電話代 11.0 11.2 13.1 11.6 8.4 8.8 16.9 9.7 11.6
ガソリン代 10.2 3.7 6.2 14.3 17.8 12.9 3.1 4.5 13.2
書籍・雑誌代 9.8 12.1 6.2 10.7 11.2 9.7 10.0 11.6 9.2
家族との外食代 9.3 1.9 10.8 11.6 13.1 11.1 4.6 2.6 13.2
趣味関連費 7.0 10.3 4.6 6.3 8.4 7.6 5.4 7.7 6.9
映画・スポーツ観戦代 6.6 6.5 4.6 10.7 4.7 5.3 10.0 6.5 6.6
交通費 5.7 5.6 6.2 4.5 7.5 6.5 3.8 9.0 4.3
ゴルフなどのスポーツ費用 4.5 4.7 2.3 5.4 6.5 4.4 4.6 5.2 4.3
タバコ代 2.5 0.9 2.3 5.4 1.9 2.6 2.3 1.9 3.0
冠婚葬祭などの付き合い費 1.9 0.9 3.1 2.7 0.9 1.5 3.1 2.6 1.7
パチンコなどの遊興費 1.7 4.7 1.5 0.9 0.9 3.8 3.2 1.0
セミナーなどの勉強代 1.7 3.7 1.5 0.9 0.9 1.8 1.5 2.6 1.3
ギャンブル代 1.5 2.8 1.8 0.9 1.5 1.5 1.3 1.0
子どもの小遣い 1.5 0.8 1.8 3.7 2.1 2.3
その他 0.8 1.9 1.8 1.2 1.9 0.3

小遣いに負担をかけない
「昼食代」「衣服代」「喫茶代」「旅行代」

小遣いもデフレ傾向にある中で、サラリーマンが割安感を抱いているものは何なのでしょうか。全体のトップは「昼食代」で25.1%、以下「スーツなどを含む衣服代」(23.4%)、「喫茶代」「旅行代」(ともに14.4%)と続いています。最近はボリュームがありながら安くておいしいお店が増えたせいか、ランチに割安感を覚える人が多かったようです。低価格な割には品質の良い衣服が手軽に買えるようになりましたし、航空会社や旅行代理店でも格安のパッケージツアーが目立つようになったことも、今回の結果に大きく影響していると思われます。
年代別で見ると、「衣服代」では20代層だけが10%を割り込んでいます。考えてみれば1万円スーツの登場や紳士服量販店が一般的になったのは、もうかなり前のこと。多くのサラリーマンは「スーツも安くなった」と実感していますが、20代には至極当然のことなのかもしれません。
地域別では「散髪代」「電話代」「ガソリン代」といった項目で東西の格差が顕著です。「散髪代」については、東京では一昨年あたりからスピード散髪のチェーン店が急速に増えだしたことが理由に挙げられるでしょうか。「電話代」については、以前に当社が行った携帯電話利用に関する意識調査によると、“東京人よりも大阪人のほうが電話好き”という結果が出ています。 電話好きな大阪人からすると、電話代値下げは東京人よりも意識しているのかも。「ガソリン代」についても地域により価格に差が出てくることもあり、このような結果になったのかもしれません。

「東京・大阪のサラリーマン・OLに聞いた携帯電話・PHSの利用実態調査」(2001年1月発表)より


問6.逆にあなたがこの数年で割高感を抱いているものは何ですか。(複数回答)
    全 体 年 代 別 地 域 別 未既婚別
20代 30代 40代 50代〜 東京 大阪 未婚 既婚
冠婚葬祭などの付き合い費 22.9 19.6 20.8 23.2 29.0 22.9 21.4 23.2 22.4
交通費 20.6 13.1 17.7 23.2 31.8 22.0 16.9 14.8 24.4
携帯などの電話代 19.7 19.6 14.6 21.4 25.2 18.2 23.8 18.1 20.8
旅行代 17.4 15.0 13.1 19.6 25.2 18.2 15.4 12.3 20.8
映画・スポーツ観戦代 16.6 13.1 22.3 17.9 12.1 18.2 12.3 14.2 17.8
書籍・雑誌代 13.6 9.3 14.6 14.3 15.9 14.1 12.3 10.3 15.2
セミナーなどの勉強代 12.1 9.3 11.5 12.5 15.0 12.6 10.8 11.6 12.5
散髪代 11.3 12.1 10.8 9.8 11.2 10.9 12.3 13.5 9.9
ゴルフなどのスポーツ費 11.0 14.0 11.5 8.0 10.3 10.6 12.3 12.3 10.2
タバコ代 10.8 11.2 14.6 6.3 11.2 9.7 13.8 10.3 11.2
ガソリン代 10.6 14.0 11.5 7.1 10.3 10.3 11.5 12.3 10.2
趣味関連費 10.0 8.4 6.2 8.0 16.8 11.4 6.2 6.5 11.6
飲み代 9.1 12.1 7.7 8.9 9.3 8.2 11.5 11.6 7.9
パソコン費用 7.9 7.5 6.9 9.8 7.5 8.5 6.2 9.0 7.3
家族との外食代 7.9 2.8 5.4 9.8 14.0 8.5 6.2 0.6 11.6
パチンコなどの遊興費 6.6 3.7 5.4 8.9 8.4 6.7 6.2 5.2 7.6
衣服代 5.5 12.1 3.8 5.4 1.9 5.6 5.4 9.7 3.6
昼食代 4.7 5.6 5.4 4.5 2.8 5.3 3.1 6.5 4.0
喫茶代 4.5 6.5 3.8 4.5 3.7 4.7 3.8 6.5 3.3
ギャンブル代 4.0 3.7 3.1 4.5 4.7 3.5 5.4 3.2 4.3
子どもの小遣い 3.4 0.9 0.8 8.9 11.2 3.5 3.1 0.6 5.0
文房具 0.4 0.8 0.9 0.6 0.6 0.3
その他 1.3 0.9 2.7 1.9 1.5 0.8 1.3 1.3

割高感を抱くトップ3は
「冠婚葬祭費用」「交通費」「電話代」

ここでは問5とは逆に割高感を抱くものを挙げてもらいました。全体では「冠婚葬祭などの付き合い費」がトップで22.9%、以下「交通費」(20.6%)、「携帯などの電話代」(19.7%)といったところが上位にランクされています。いかにデフレ時代とはいえ、さすがに冠婚葬祭の費用をケチることは難しく、トップワンになったのはうなずけるところです。なお「旅行代」が17.4%で4番目となっています。安くも高くも感じられてしまうというのが「旅行代」。まさに人それぞれなのでしょう。
年代別では、「衣服代」で20代層が12.1%と他の年代に比べて高い得票率となっています。問5で見たように、20代層はスーツなど衣服に関して割安感はあまり持っておらず、それがここでも数字に表れたようです。

問7.あなたの昼食代、一ヶ月間の平均残業時間、一ヶ月間の平均外食回数(昼食はのぞく)、一回の平均飲食代は、それぞれどれくらいですか。
日常生活の平均値
  昼食代 一ヶ月の平均残業時間 一ヶ月の外食回数 一回の飲食代
全体平均 690円 22.7時間 5.7回 3,930円
20代の平均 690円 28.1時間 8.3回 3,580円
30代の平均 700円 28.3時間 4.8回 4,070円
40代の平均 660円 19.9時間 5.1回 3,650円
50代の平均 730円 12.9時間 5.0回 4,340円
東京の平均 680円 21.1時間 5.4回 3,880円
大阪の平均 730円 27.0時間 6.5回 4,080円
未婚者の平均 700円 25.3時間 8.2回 3,950円
既婚者の平均 690円 21.4時間 4.4回 3,910円

デフレ効果? 昼食代は一日690円、
一回あたりの飲食代も昨年より激減!

ここでは現代日本の平均的なサラリーマン像を探るため、昼食代・残業時間・外食回数(昼食以外)・飲食代について尋ねてみました。全体では、昼食代の平均額は690円、一ヶ月間の平均残業時間は22.7時間(一日あたり約0.75時間)という結果が出てきました。また一ヶ月間の外食回数は5.7回で、一回あたりの飲食代は3,930円となっています。ほぼ予想範囲内の数字となっていますが、残業時間だけは意外に少ないように思われます。不況のおり、もしかしたらサービス残業がかなりあるのかもしれません。
<2001年のデータ>
全体 「昼食代」 710円
「飲食代」 6,160円
なお昨年の当社調べと比較すると、昼食代については20円のマイナスに、一回あたりの飲食代にいたっては2,230円ものマイナスとなりました。いずれもサラリーマンが最も切り詰めやすいものですが、一回の飲食代が半分近くになってしまっているのは、かなり小遣いの紐を締めているということなのでしょうか。

問8.普段あなたはお金をどれくらい持ち歩いていますか。
  平日会社に行くとき 休日遊びに行くとき
全体平均 23,300円 29,700円
20代の平均 16,800円 23,400円
30代の平均 20,400円 25,500円
40代の平均 23,600円 29,500円
50代の平均 33,100円 41,800円
東京の平均 23,100円 29,700円
大阪の平均 23,900円 29,600円
未婚者の平均 19,500円 27,100円
既婚者の平均 25,200円 31,100円

サラリーマンの財布の中は、
平日時で平均23,300円也

下世話とはいえ、他人の財布の中身は気になるものです。ここではいつもいくらぐらいを持ち歩いているかを率直に聞いてみました。全体の平均では、平日が23,300円、休日は29,700円という答えが返ってきました。一ヶ月の平均小遣いが54,900円ですから、妥当な金額といえるのかもしれません。

問9.小遣い面から見て、あなたのこの一年の日常生活はどうでしたか。
    全 体 年 代 別 地 域 別 未既婚別
20代 30代 40代 50代〜 東京 大阪 未婚 既婚
大いにゆとりがあった 0.9 2.8 0.8 0.9 0.7 2.5
まあまあゆとりがあった 32.5 35.5 33.1 21.4 42.1 33.7 28.5 38.1 30.0
やや苦しかった 50.4 46.7 53.8 59.0 41.1 49.0 55.4 47.4 51.5
大変苦しかった 16.2 15.0 12.3 19.6 16.8 16.4 15.4 11.0 18.5

小遣い額に不満だらけ?
この一年「苦しかった」という人が6割以上

この一年間の日常を小遣い面から振りかえってもらったところ、全体では「やや苦しかった」という人が最多で50.4%でした。これに「大変苦しかった」(16.2%)を加えた“苦戦派”が6割を超え、サラリーマンの多くが苦しい一年をおくったことを物語っています。今年は昨年よりも小遣いが減額していることから、さらに“苦戦派”が増加しそうです。
目立ったところでは、年代別の40代以上では「大いにゆとりがあった」と回答した人はいませんでした。また未既婚別の既婚者層でも「大いにゆとりがあった」という人はゼロとなっており、所帯持ちの高年齢ほど苦しい生活を強いられたことがうかがえます。

問10.あなたはペイオフ解禁の内容について知っていますか。
    全 体 年 代 別 地 域 別 未既婚別
20代 30代 40代 50代〜 東京 大阪 未婚 既婚
よく知っている 22.6 19.6 13.8 24.1 34.6 21.7 24.6 16.8 25.1
まあまあ知っている 60.2 51.5 67.7 62.5 57.0 62.8 53.9 60.6 60.4
あまり知らない 13.4 19.6 16.2 9.8 8.4 11.7 17.7 16.1 11.9
全く知らない 3.8 9.3 2.3 3.6 3.8 3.8 6.5 2.6

他人事ではないペイオフ解禁、
内容を「知っている」サラリーマンが8割以上

この4月から解禁されたペイオフですが、サラリーマンのみなさんがその内容をどれほど知っているのかを尋ねてみました。全体では「よく知っている」と答えた人が22.6%、「まあまあ知っている」という人は60.2%でした。これらを合わせると8割以上が“知っている”と回答したことになります。他人事ではないという思いからでしょうか、サラリーマン諸氏の関心は非常に高いようです。
年代別で見ても、「全く知らない」と回答した人は50代以上層ではゼロ、他の年代でもかなり低い数字に止まっています。こうした問題にはあまり関心がないのではと予想していた20代層にしても「よく〜」「まあまあ〜」を合わせて“知っている”という人は7割に達しています。

問11.あなたはペイオフ解禁に伴って、何らかの自衛策を講じましたか。
    全 体 年 代 別 地 域 別 未既婚別
20代 30代 40代 50代〜 東京 大阪 未婚 既婚
自衛策をとった 11.9 6.5 10.0 10.7 21.5 12.9 9.4 8.4 13.9
何らかの自衛策をとる予定 23.7 14.0 23.1 21.4 35.5 23.2 24.8 15.5 27.4
何ら対策を考えていない 64.4 79.5 66.9 67.9 43.0 63.9 65.8 76.1 58.7

当座預金1千万円では心配なし?
「自衛策をとった」のは僅か1割

ペイオフ解禁によるマイナス面の影響を考えて、何らかの「自衛策をとった」と回答したのは、全体の僅か11.9%でした。「とる予定」という人(23.7%)を合わせても全体の3割程度です。「何ら対策を考えていない」(64.4%)と答えた人がいちばん多かったわけですが、当面のペイオフ対象が当座預金1千万円以上ということであれば、“そんな心配はない”と考える人のほうが多いのは当然かもしれません。
なお「自衛策をとった」と回答した11.9%の人たち(56人)に、その対応策を具体的に尋ねてみたところ、そのほとんどの人が「預貯金の金融機関先を分散した」と回答しています。また「預金はやめて株などの投資商品を購入した」といった人もいました。いずれにしてもペイオフ対策を進められるほどの余裕があるのはうらやましい限りです。

<ご参考  サラリーマンの平均小遣い額の推移グラフ(1981年〜2002年)>

グラフ