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2003年 サラリーマンのお小遣い調査

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サラリーマンの平均小遣い、20年前と同じ4万円台に
〜 景気に連動? 低額化に歯止めがかからず1983年以来の低水準に 〜

はじめに
 もはや定着してしまったように見えるデフレ不況ですが、「モノが安く買える」などと単純に喜んではいられません。物価が停滞する中で企業経営は混迷し、そこに勤めるサラリーマンの生活にも確実に大きな影響を及ぼし始めています。
 消費者金融会社の“ほのぼのレイク”(社名:GEコンシューマー・クレジット)では、1979年以来、ほぼ毎年この時期に「サラリーマンの小遣い調査」を実施しています。今回はインターネットを活用して、全国500人のサラリーマンを対象に調査を行いました。
 今回の調査で、デフレはサラリーマンの懐具合にまで浸透してきており、平均の小遣い額は20年前の水準まで下落してしまっていることが明らかになりました。以下は、その詳細です。

《調査設計》

調査時期     2003年5月7日〜13日
調査方法     インターネットによる調査
(専門の調査会社に依頼して、全国からサンプルを収集)
サンプル数     男性サラリーマン500名

──サンプル内訳(巻末のグラフもご参照ください)──

(表中の数字は、上段:人 下段:%)
全 体 年 代 別 今春の昇給の有無
20代 30代 40代 50代以上 した しなかった
500
(100.0)
104
(20.8)
134
(26.8)
135
(27.0)
127
(25.4)
344
(68.8)
156
(31.2)

未既婚別 子どもの有無 奥さんの属性
未婚 既婚 いる いない 専業主婦 共働き
103
(20.6)
397
(79.4)
315
(79.4)
82
(20.6)
230
(57.9)
167
(42.1)
※「子どもの有無」及び「奥さんの属性」の%では母数は397人(=既婚者総数)

★次ページ以降の表・グラフ内の数字は、特に注意がない場合は全て%になっています(小数点第2位で四捨五入)。

★巻末に1979年から2003年までの「サラリーマンの小遣い」額の推移をグラフにしていますので、ご参照ください。

★なお1979年からの調査はサラリーマンを対象に行っていますが、個々のサンプルは毎年変わっています。

インデックス
 今春に小遣いが「アップした」のは全体の僅か4%。40代では2割がダウン
(問1  今春からあなたの小遣いはどのように変わりましたか。)

 サラリーマンの平均小遣い額42,700円、ここ20年で最低の水準に
(問2  ズバリあなたの1ヵ月分の小遣いはいくらですか。)

 理想の小遣い額もこの3年間で目減りし、現実志向へ
(問3  あなたが理想とする1ヵ月分の小遣いはいくらですか。)

 讃岐うどんの大ブームも、昼食代デフレによる影響が大きい?
(問4  あなたの1回あたりの平均昼食代はいくらですか。)

 飲みに行くのは週に1回足らず、1回分の飲み代は5,000円未満で
(問5  あなたが1ヵ月のうちに外で飲食するのは何回くらいですか。)

 平日は18,700円、休日は19,500円を所持。休日の最低金額では0円も
(問6  あなたは普段サイフにいくらぐらいの現金を入れていますか。)

 小遣いデフレで「やや苦しい」が全体の4割超、特にキビシイ既婚者層
(問7  あなたの生活は、小遣い面から見て、ゆとりはありますか。)

 小遣いが足りなくなったら、「我慢する」「貯金を崩す」「カードを使う」
(問8  小遣いが足りない場合、どんなやりくりをしていますか。)

 妻の懐には無頓着なのか、奥さんの小遣い額を「知っている」は3割満たず
(問9  あなたは奥さんの小遣い額を知っていますか。)

 給料の使い途は奥さん主導だが、自分の小遣い額の決定権は譲らない
(問10  給料の使い途の主導権、小遣い額の決定権は誰にありますか。)

 不利な“小遣い変動制”は不人気、「一定額で固定」が全体の4割
(問11  あなたの小遣い額は主にどのような基準で決まっていますか。)

 サラリーマンのサイフが温かいのは、1ヵ月のうちで2週間も続かない
(問12  あなたのサイフが温かいのは1ヵ月のうち何日くらいですか。)

問1.今春からあなたの小遣い額はどのように変わりましたか。
    全 体 年 代 別 未既婚別 昇給有無
20代 30代 40代 50代〜 未婚 既婚 あり なし
アップした 4.0 3.8 5.9 3.7 2.3 3.9 4.0 5.2 1.3
変化なし 79.2 81.8 78.4 74.1 83.5 79.6 79.1 80.3 76.9
ダウンした 16.8 14.4 15.7 22.2 14.2 16.5 16.9 14.5 21.8

今春に小遣いが「アップした」のは
全体の僅か4%。40代では2割がダウン

 この春から小遣い額がどのように変化したかを質問したところ、全体では「変化なし」と回答した人が最も多く79.2%でした。ほとんどのサラリーマンは、小遣いに関しては現状維持ということなのでしょう。「アップした」という人は僅か4.0%に過ぎず、「ダウンした」人(16.8%)を大きく下回っています。特に40代のダウン率は高く、教育費・住宅ローンと一般的に出費の一番かさむ年代層のためか、お父さんのお小遣いの削られ度合が大きいのでしょう。

問2.ズバリあなたの1ヵ月分の小遣いはいくらですか。
全体平均  42,700円(10円台以下は四捨五入)
20代 34,900円 子どもあり 41,500円
30代 39,000円 子どもなし 40,700円
40代 46,100円 専業主婦 41,900円
50代〜 49,300円 共働き 40,600円
未婚 47,800円 昇給あり 43,700円
既婚 41,300円 昇給なし 40,500円

サラリーマンの平均小遣い額は42,700円、
ここ20年で最低の水準に

 サラリーマンの平均的な小遣いはいくらになっているのでしょうか。今年の調査では全体平均で1ヵ月あたり「42,700円」という結果でした。なんと昨年から12,200円(22%)もダウンです。左表にある通り、これはこの調査を始めた1979年以降5番目に低い金額であり、1983年の「47,600円」以来、実に20年ぶりに4万円台にまで落ち込んだことになります。

<過去に調査した平均小遣い額>

2002年 54,900円 1988年 53,800円
2001年 58,300円 1987年 53,000円
2000年 60,300円 1986年 54,600円
1999年 54,800円 1985年 50,700円
1998年 55,800円 1984年 50,600円
1997年 66,900円 1983年 47,600円
1996年 60,800円 1982年 34,200円
1995年 58,700円 1981年 40,400円
1992年 70,500円 1980年 39,600円
1990年 76,000円 1979年 30,600円
1989年 53,000円  
※91、93、94年は調査せず
 
 最近5年間(1999〜2003年)では、2000年の「60,300円」が最も高く、以来年を追うごとに低額化し続け、今年はついに5万円を割り込む結果となってしまいました。当社調査によると、サラリーマンの平均小遣い額が最も高かったのは、バブル末期の1990年で「76,000円」。最も低かったのは、24年前の1979年で「30,600円」となっています。外食産業に代表されるデフレ化が進み、一部では20年前の物価と変わらないなどという意見もありますが、サラリーマンの小遣いに関しても、今回の調査結果を見ると20年前の水準に戻ってしまったといえます。
これでは個人消費が停滞するのも仕方なく、デフレがますます深刻になってしまうのではないでしょうか。
 なお各層別の平均では、当然のことながら年代が高くなるにつれて小遣いも増えています。しかし未婚者が「47,800円」なのに対して既婚者では「41,300円」と低くなっており、これは20代既婚(平均24,500円)、30代既婚(同35,600円)で低額な小遣い額でやりくりしていることが影響しているためと思われます。

問3.あなたが理想とする1ヵ月分の小遣いはいくらですか。
全体平均  67,900円(10円台以下は四捨五入)
現実とのギャップは、25,200円に
20代 55,200円 子どもあり 65,500円
30代 65,900円 子どもなし 67,900円
40代 71,700円 専業主婦 66,400円
50代〜 76,200円 共働き 65,100円
未婚 75,500円 昇給あり 66,600円
既婚 65,900円 昇給なし 70,700円

理想の小遣い額もこの3年間で目減りし、
現実志向へ

 理想の小遣い額については、全体平均では「67,900円」となり、現実の平均小遣い額とのギャップは25,200円です。
 この理想の小遣いについても、2002年は「82,600円(現実とのギャップは27,700円)」、2001年は「91,300円(現実とのギャップは33,000円)」となっており、単なる願望の金額さえもこの3年間下落し続けていることになります。また現実の金額とのギャップも33,000円(2001年)→27,700円(2002年)→25,200円(2003年)と確実に小さくなってきており、現実の厳しさを実感するように理想と現実との格差が接近しつつあります。
 また年代別では、例年は20代層で他の年代層よりも比較的高い平均額が出てきていましたが、今年は「55,200円」とかなり現実的な金額に収まっています。

問4.あなたの1回あたりの平均昼食代はいくらですか。
全体平均  670円(1円台以下は四捨五入)
20代 570円 子どもあり 700円
30代 700円 子どもなし 510円
40代 670円 専業主婦 710円
50代〜 720円 共働き 600円
未婚 700円 昇給あり 710円
既婚 660円 昇給なし 590円

讃岐うどんの大ブームも、
昼食代デフレによる影響が大きい?

 サラリーマンの小遣いの使い途として、重要な部分を占める昼食代にいくらかけているのかを聞いてみたところ、全体平均では「670円」となりました。食堂の定食、ファーストフードのハンバーガー・牛丼など、サラリーマン諸氏がお昼休みに列をなしている光景をよく見かけますが、なるべく安く押さえつつ空腹を満たす努力をしている方も多いことでしょう。
<過去の全体平均昼食代>
2002年 690円
2001年 710円
  なお過去2年の当社調査では、小遣いと同様に平均昼食代も下がり続けています。世の中のデフレの波がサラリーマンの小遣いを直撃し、さらに日頃の昼食代にまで影響してきているのが窺えます。去年から今年にかけて東京でブレイクした“讃岐うどんブーム”も、サラリーマンが安くて美味しいものへ意識をシフトせざるを得なかったことが大きなポイントになっているのではないでしょうか。

問5.あなたが1ヵ月のうちで、アフター5に外で飲食するのは何回くらいですか。
   また1回あたり、平均でいくらぐらいの飲み代になりますか。

飲みに行くのは週に1回足らず、
1回分の飲み代は5,000円未満で

全 体 平均外食数 平均飲み代
3.8回 4,670円
20代 4.4回 3,510円
30代 3.7回 4,280円
40代 3.7回 5,740円
50代〜 3.5回 4,910円
未婚 5.8回 4,030円
既婚 3.3回 4,840円
子どもあり 3.4回 5,020円
子どもなし 3.0回 4,180円
専業主婦 3.2回 4,770円
共働き 3.4回 4,950円
昇給あり 3.7回 4,760円
昇給なし 4.0回 4,500円
※小数点第2位以下、1円台以下は四捨五入
 
 昼食代と同様にサラリーマンの小遣いの使途で大きな割合を占めると思われるのが“飲み代”。ここでは1ヵ月にアフター5に何回くらい外で飲食し、どれくらい出費しているのかを聞いてみました。全体の平均では、1ヵ月で「3.8回」、つまり1週間に1回弱で、1回あたり「4,670円」という結果になっています。“飲兵衛”から見ると、1週間に1回以下の頻度というのは少な過ぎるようにも思えますが、平均するとこうした回数に落ち着くのが妥当なのかもしれません。
 年代別では、回数では20代が最も多く「4.4回」。年代が高くなるにつれて、やや頻度も減少していきます。金額では40代が「5,740円」で最高でした。
  未既婚別では、未婚者が「5.8回」と既婚者の「3.3回」を大きく上回っていますが、独身時代には外食するケースが必然的に多いわけですから納得できる結果といえます。 ただし金額では未婚者の「4,030円」を、既婚者の「4,840円」が上回っています。
 さらに既婚者のうちで、奥さんが専業主婦の場合に回数は「3.2回」で金額は「4,770円」でした。 共働きの場合は、回数(「3.4回」)・金額(「4,950円」)ともにやや増えてはいますが、余裕のある優雅な暮らしといえるほど、専業主婦の場合と差がついているというわけでもなさそうです。

問6.あなたは普段サイフにいくらぐらいの現金を入れていますか。

平日は18,700円、休日は19,500円を所持。
休日の最低金額では0円も

全 体 平 日 休 日
18,700円 19,500円
20代 12,600円 16,100円
30代 15,500円 17,300円
40代 19,900円 19,900円
50代〜 25,700円 24,100円
未婚 14,100円 19,400円
既婚 19,900円 19,500円
※10円台以下は四捨五入
  小遣いの平均額はここ20年で最低の水準になってしまいましたが、サラリーマンは一般に普段いくらぐらいの現金を持ち歩いているのでしょうか。全体平均では、平日の場合は「18,700円」、休日は「19,500円」との結果が出ています。ただしクレジットカードをお持ちの方も相当数いるはずですから、この額が多いか少ないかは一概には言えません。
 年代別では、年代が高くなるにつれて金額が増えていく(平日・休日ともに)のは当然としても、20代・30代の若い層では平日よりも休日のほうが多めに現金を持ち歩いていることが分かります。これに対して40代では平日・休日とも同額で、50代以上になると逆に平日のほうが多くなっています。
 未既婚別で見てみると、既婚者は平日が19,900円、休日が19,500円で、ほぼ同額となっています。大きく異なるのは未婚者で、平日は14,100円ですが、休日は平日より5,000円ほど多くなっています。未婚の平日の金額が少ないのは、20代・30代の若い層が多いためですが、週末が高いのは、未婚者はよりアクティブな休日を過ごしているためか、あるいは大手銀行のATMで土日に現金を引き出すと手数料が発生するようになったため、週末は現金を多めに持ち歩くようにしているのかもしれません。
 ちなみに金額が最高だったのは平日で「150,000円」(32歳)、休日で「200,000円」(39歳)でした。最低だったのは平日が「300円」(38歳)で、休日は19名が「0円」という回答でした。

問7.あなたの現在の生活は、小遣いの面から見て、ゆとりはありますか。
    全 体 年 代 別 未既婚別 昇給有無
20代 30代 40代 50代〜 未婚 既婚 あり なし
大いにゆとりがある 1.8 1.9 1.5 3.0 0.8 3.9 1.3 2.6
まあまあゆとりがある 30.0 36.5 29.1 22.2 33.9 39.8 27.5 34.3 20.5
やや苦しい 43.6 39.4 40.3 51.1 42.5 33.0 46.3 43.3 44.2
大変苦しい 24.6 22.1 29.1 23.7 22.8 23.3 24.9 19.8 35.3

小遣いデフレで「やや苦しい」が全体の4割超、
特にキビシイ既婚者層

 小遣いの観点から現在の生活を振り返ってみると、全体では「やや苦しい」と感じているサラリーマンが最も多く43.6%でした。2番目に多かったのは「まあまあゆとりがある」という人で、30.0%。また「大変苦しい」と訴えるサラリーマンは24.6%、逆に「大いにゆとりがある」と回答した人は1.8%に過ぎませんでした。平均小遣いが月に5万円に届かないのですから、サラリーマンがゆとりのある生活をおくるのはかなり困難といえるでしょう。
 未既婚別では、やはり“所帯持ち”の苦しさが表れてきています。「大いにゆとりがある」「まあまあゆとりがある」という“ゆとり派”は、未婚者で4割以上(43.7%)いるのに対して、既婚者では3割もいません(28.8%)。小遣いデフレは、特に既婚者の懐に深刻な影響を与えているようです。

問8.小遣いが足りない場合、あなたはどんなやりくりをしていますか。
(複数回答)
    全 体 年 代 別 未既婚別
20代 30代 40代 50代〜 未婚 既婚
使わずに我慢する 45.4 54.8 49.3 41.5 37.8 59.2 41.8
貯金を取り崩す 36.6 38.5 32.1 37.8 38.6 36.9 36.5
クレジットカード
などを利用する
32.4 35.6 33.6 31.9 29.1 40.8 30.2
家計から捻出する 23.2 20.2 23.9 24.4 23.6 19.4 24.2
アルバイトをする 4.4 7.7 6.7 2.2 1.6 7.8 3.5
親・兄弟に頼る 2.6 6.7 4.5 - - 8.7 1.0
友人・知人
から借りる
1.8 - 4.5 0.7 1.6 1.9 1.8
その他 4.2 1.0 6.7 5.2 3.1 1.9 4.8

小遣いが足りなくなったら、
「我慢する」「貯金を崩す」「カードを使う」

 もしも小遣いが足りなくなってしまったら、サラリーマン諸氏はどのようにやりくりしているのでしょうか。全体で最も多かった答えは「使わずに我慢する」(45.4%)。以下、「貯金を取り崩す」(36.6%)、「クレジットカードなどを利用する」(32.4%)といった回答が目立ちました。
 年代別では、「使わずに我慢する」と「クレジットカードなどを利用する」という相反する答え双方で、年代が低いほど回答率が高くなりました。特に20代で「使わずに我慢する」が54.8%もいますが、その一方で「クレジットカードなどを利用する」と答えた人も35.6%います。質素にも耐えられるようにできているのか、あるいはカードをうまく活用して生活を楽しむのか、現代の若手サラリーマン気質はひとくくりでは語れないようです。未既婚別で見てみると、未婚者で、上記した20代層と同様の傾向が見られる他、「親・兄弟に頼る」という回答で8.7%と、既婚者(1.0%)に比べて高い数字を示しています。
 特徴的なのは「アルバイトをする」(4.4%)で、20代(7.7%)、30代(6.7%)といった若い層、あるいは未婚者(7.8%)で見られました。賃金デフレの昨今、特に若いサラリーマン諸氏の工夫ぶりがうかがえます。

問9.あなたは奥さんの小遣い額を知っていますか。
(既婚者のみ回答 n=397人)
    全 体 年 代 別 子ども 奥さん
20代 30代 40代 50代〜 いる いない 主婦 共働き
知って
いる
22.9 57.5 25.5 16.3 14.4 17.8 42.7 24.8 20.4
知らない 77.1 42.5 74.5 83.7 85.6 82.2 57.3 75.2 79.6

妻の懐には無頓着なのか、
奥さんの小遣い額を「知っている」は3割満たず

 今度は既婚サラリーマン(397人)に、奥さんの小遣い額を知っているかどうか、訊ねてみました。全体では「知っている」と答えた人は3割にも満たない22.9%で、多くのサラリーマンは自分の奥さんの小遣いは把握していないようです。
<奥さんの小遣い額>
全体平均  21,800円
20代 19,100円 専業主婦 20,500円
30代 24,900円 共働き 24,200円
40代 21,400円 子どもあり 18,800円
50代〜 21,900円 子どもなし 26,500円
※10円台以下は四捨五入
 
 年代別で見ると、唯一20代で「知っている」(57.5%)が半分以上を占めていますが、30代以降は大幅に減り、50代以上では僅か14.4%となっています。また子どもがいるかいないかによっても大きな差が見られ、子どもがいる人では「知っている」人は17.8%なのに対して子どもがいない場合は42.7%の人が「知っている」と回答しています。
ただし奥さんが専業主婦か共働きなのかという点では、特筆するほどの差はありませんでした。
 さらに、奥さんの小遣い額を「知っている」と回答した90人に、具体的に金額がいくらなのかを教えてもらいました。全体平均では21,800円で、問2にあるように既婚サラリーマンの平均である41,300円の半分程度の金額となっています。
 ちなみに奥さんが専業主婦の場合は平均が20,500円ですが、共働きだと24,200円で、思ったほどの差はありません。むしろ共働きではあっても、奥さんと夫との金額の格差は17,100円となっています。

問10.あなたの給料の使い途について、主導権を握っているのは誰ですか。またあなたの小遣い額を最終的に決定するのは誰ですか。
(既婚者のみ回答 n=397人)

給料の使い途は奥さん主導だが、
自分の小遣い額の決定権は譲らない

 夫婦で給料の使い途について主導権を握っているのは誰か、またサラリーマンの小遣い額の最終決定権を持っているのは誰かについて訊ねてみました。
 全体では給料の使い途については、「自分」と回答した人は35.3%で、「奥さん」という人は63.7%でした。既婚者は「奥さん」に給料管理を任せっきりにしているケースが多いようです。
 しかし小遣い額の最終決定権になると、「自分」と答えた人は51.4%でした。これは「奥さん」(47.6%)という回答を若干ですが上回っており、家計に直結する給料の行方に関しては奥さんの裁量に任せつつ、自分の小遣いの金額に関しては決定権を譲らないという、サラリーマン諸氏の実体が浮き彫りになっています。
 
主導権
 また、この傾向は年代が上がるにつれて強くなっています。年齢が高くなるほど、給料の使い道は「妻」に任せ、逆に小遣い額では、「自分」が決定権を持つようになっています。

問11.あなたの小遣い額は主にどのような基準で決まっていますか。
    全 体 年 代 別 未既婚別 子ども
20代 30代 40代 50代〜 未婚 既婚 いる いない
一定金額で固定 40.4 39.4 39.6 40.7 41.7 21.4 45.3 47.0 39.0
特に基準はない 28.2 27.9 28.4 25.2 31.5 28.2 28.2 28.3 28.0
自由裁量 21.6 24.0 20.9 23.0 18.9 37.9 17.4 15.9 23.2
月給の一定割合 4.4 2.9 4.5 5.9 3.9 4.9 4.3 4.1 4.9
残業代の一部
もしくは全部
2.0 1.9 4.5 1.5 - 2.9 1.8 1.6 2.4
ボーナスの一定割合
もしくは総額
1.0 - 0.7 0.7 2.4 - 1.3 1.3 1.2
その他 2.4 3.8 1.5 3.0 1.6 4.9 1.8 1.9 1.2
※「子どもの有無」のみ母数が異なります

不利な“小遣い変動制”は不人気、
「一定金額で固定」が全体の4割

 小遣いの金額はどのように決められているのでしょうか。全体で最も多かった答えは、「一定金額で固定」(40.4%)。それ以外では、「特に基準はない」(28.2%)、「自由裁量」(21.6%)などが目立ちます。やはり1ヵ月5万円なら5万円で固定、というパターンが最もポピュラーで、「月給の一定割合」(4.4%)や「残業代の一部もしくは全部」(2.0%)といった変動しがちな基準を採用しているケースは少数派のようです。特にバブル期のような右肩上がりの時代ならまだしも、昇給や残業代の伸びが期待できない現代では、“小遣い額変動性”はサラリーマンたちにとっては受け入れ難い基準なのでしょう。
 年代別で見てみると、「自由裁量」という回答は年代が高くなるにつれて少なくなっていき、20代(24%)に対して50代以上では18.7%でした。また未既婚別でも、既婚者ではやはり「一定金額で固定」が45.3%で最多。一方で自由な身の上の未婚者では、当然ながら「自由裁量」(37.9%)や「特に基準はない」(28.2%)といった答えが目につきます。さらに既婚者の中でも、子どもがいる人といない人では「自由裁量」という回答で多少の差異があり、子どもがいる人では15.9%ですが、いない人では23.2%となっています。

問12.あなたのサイフの中が温かいのは、1ヵ月のうちで何日間くらいですか。
全体平均  12.4日 (小数点第2位以下は四捨五入)
20代 12.2日 子どもあり 12.1日
30代 11.4日 子どもなし 12.5日
40代 11.8日 専業主婦 12.8日
50代〜 14.2日 共働き 11.4日
未婚 13.0日 昇給あり 13.2日
既婚 12.2日 昇給なし 10.6日

サラリーマンのサイフが温かいのは、
1ヵ月のうちで2週間も続かない

 一般的なサラリーマンは、給料が振り込まれて待望の小遣いを手にしてから、一体どれくらいの期間、「サイフの中が温かい」と感じていられるのでしょうか。全体では「12.4日」、つまり2週間足らずという結果が出てきています。1ヵ月のうち半分以上は、汲々とした思いで暮らしているサラリーマンがかなりいるということなのでしょう。
 年代別で見ると、唯一50代以上で2週間を超えて(「14.2日」)いますが、30代・40代では11日台となっており、「12.2日」の20代よりも少なくなっています。これは20代ではまだ未婚者が多いためだと思われます。未既婚別では、未婚者で「13.0日」、既婚者では「12.2日」でした。少なくとも1日弱は、花の独身生活のほうが余裕を持って生活できているということになります。

<付   録>

 今回の調査対象者500人に、「日本が景気回復するために、期待する政財界の有名人」を挙げてもらいました。それを単純集計したところ、下表のような結果が出てきています。どうやら日本経済を救ってくれるスーパーマンは「誰もいない」(46.8%)のが、多くのサラリーマンの見方というところでしょうか。
 政界では都知事選で圧勝した「石原慎太郎」氏(22.0%)、財界では「カルロス・ゴーン」氏(3.8%)に期待するサラリーマンが目立ちました。

順位 期待する有名人 得票率
第1位 誰もいない 46.8
第2位 石原 慎太郎 22.0
第3位 小泉 純一郎 5.4
第4位 カルロス・ゴーン 3.8
第5位 小沢 一郎 1.8
第6位 竹中 平蔵 1.6
第7位 菅 直人 1.4
第8位 田中 真紀子 1.2
奥田 碩
第10位 堺屋 太一 1.0

<サンプルのプロフィール>

☆昇給・結婚

プロフィール1

☆子ども・奥さまの仕事の有無

プロフィール2

<ご参考  サラリーマンの平均小遣い額の推移(1979年〜2003年)>

グラフ

※1978年以前と、1991年及び93年・94年については調査を実施しておりません。