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2004年 サラリーマンのお小遣い調査

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サラリーマンの平均小遣いは3万8,300円で、
昨年よりさらに4,400円もダウン
過去25年間で3番目の低水準に
〜 景気は上向きといわれながらも、身近なところまでにはまだ波及せず? 〜

はじめに
 バブル崩壊後、長く景気低迷が続いてきた日本にも、ようやく光明がさしてきたようです。3月期決算で好調さを印象づけた企業は少なくなく、東証平均株価も一時は1万2千円を窺うなど、景気回復のシグナルが数多く見受けられるようになってきました。あとは消費活動が活発になることを願うのみですが、それはやはりわたしたちの懐具合に大きく比例するのではないでしょうか。
 「ほのぼのレイク」(社名:GEコンシューマー・ファイナンス株式会社)では、1979年以来、ほぼ毎年この時期に「サラリーマンの小遣い調査」を実施しています。今回も例年と同様に、インターネットを活用して、全国500人のサラリーマンを対象に調査を行いました。
 今回の調査では、景気回復基調とされる風潮とウラハラに、サラリーマンの小遣いは弊社の調査開始(1979年)以来3番目の低水準となっていることが判明しました。以下は、その詳細です。

《調査設計》

調査時期     2004年4月25日〜5月13日
調査方法     インターネットによる調査
(専門の調査会社に依頼して、全国からサンプルを収集)
サンプル数     男性サラリーマン500名(平均年齢39.8歳)

── サンプル内訳 ──

(表中の数字は、上段:人 下段:%)
全 体 年 代 別 今春の昇給の有無
20代 30代 40代 50代以上 した しなかった
500
(100.0)
125
(25.0)
125
(25.0)
125
(25.0)
125
(25.0)
167
(33.4)
333
(66.6)

未既婚別 子どもの有無 奥さんの属性
未婚 既婚 いる いない 専業主婦 共働き
131
(26.2)
369
(73.8)
285
(77.2)
84
(22.8)
184
(49.9)
185
(50.1)
※「子どもの有無」及び「奥さんの属性」の%では母数は369人(=既婚者総数)

★次ページ以降の表・グラフ内の数字は、特に注意がない場合は全て%になっています(小数点第2位で四捨五入)。

★巻末に1979年から2004年までの「サラリーマンの小遣い」額の推移をグラフにしていますので、ご参照ください。

★この調査は、例年サラリーマンを対象に行なっていますが、個々のサンプルは毎年変わっています。

インデックス
 今春に小遣いが「アップした」のは全体の僅か5%。8割が「変化なし」
(問1  今春からあなたの小遣いはどのように変わりましたか。)

 平均小遣い額は38,300円、1979年の調査開始以来3番目に低い金額に
(問2  ズバリあなたの1ヵ月分の小遣いはいくらですか。)

 理想の小遣い額もここ数年で確実に低額化、夢も見られないサラリーマン
(問3  あなたが理想とする1ヵ月分の小遣いはいくらですか。)

 小遣いと同様に年々下がり続ける昼食代、牛丼ショックも懐を直撃?
(問4  あなたの1回あたりの平均昼食代はいくらですか。)

 仕事帰りに飲みに行くのは週1回以下、飲み代は平均4,540円で
(問5  あなたが1ヵ月のうちに外で飲食するのは何回くらいですか。)

 サラリーマンが携帯電話に使うお金は、全体平均でひと月5,400円
(問6  あなたが1ヶ月で携帯電話に費やす金額はいくらですか。)

 サラリーマンの財布の中は平均2万円弱、若い層ほど休日のほうがリッチ
(問7  あなたは普段財布にいくらぐらいの現金を入れていますか。)

 サラリーマンの財布が温かい期間は、1ヶ月のうちで2週間も続かず
(問8  あなたの財布の中が温かいのは、1ヶ月のうち何日間ですか。)

 「やや苦しい」が全体の4割、40代層では「大変苦しい」が3割越す
(問9  あなたの生活は、小遣いの面から見て、ゆとりはありますか。)

 小遣いが足りない場合は、全体の過半数が「使わずにガマンする」
(問10  小遣いが足りない場合、どのようにやりくりをしていますか。)

 奥さんの小遣い額は平均21,800円、子どもがいないと31,200円
(問11  あなたは奥さんの小遣い額を知っていますか。)

 給料の使い途は奥さんが主導、自分の小遣い額の決定権はかろうじて確保
(問12  給料の使い途で主導権を握っているのは誰ですか。
またあなたの小遣い額を最終的に決定するのは誰ですか。)


☆<付録>1万円札の券面に出てほしい有名人トップ10

問1.今春からあなたの小遣い額はどのように変わりましたか。
    全 体 年 代 別 未既婚別 昇給有無
20代 30代 40代 50代〜 未婚 既婚 あり なし
アップした 5.6 7.2 5.6 8.0 1.6 8.4 4.6 12.0 2.4
変化なし 80.2 81.6 85.6 73.6 80.0 77.1 81.3 85.6 77.5
ダウンした 14.2 11.2 8.8 18.4 18.4 14.5 14.1 2.4 20.1

今春に小遣いが「アップした」のは
全体の僅か5%。8割が「変化なし」

 この春から小遣い額がどのように変わったのかを聞いてみたところ、全体では「変化なし」という人が最も多く80.2%でした。ほとんどのサラリーマンは、現状維持を余儀なくされているようです。「アップした」という人は5.6%に止まり、「ダウンした」という人は14.2%となっています。
 特に「ダウンした」は年代別で30代以外軒並み10%以上を記録しており、年代を超えて小遣い切り詰めが粛々と行われているようです。なお4月に昇給しなかった人の中では、小遣いが「ダウンした」と回答したサラリーマンは20.1%とかなり多めでした。昇給が叶わないことが小遣いダウンに直結するというケースも少なくないのでしょう。

問2.ズバリあなたの1ヵ月分の小遣いはいくらですか。
全体平均  38,300円(10円台以下は四捨五入)
     ※巻末のグラフ/平均小遣い額推移もご参照ください。
20代 34,800円 子どもあり 35,000円
30代 37,300円 子どもなし 42,800円
40代 39,600円 奥さんが専業主婦 33,100円
50代〜 41,500円 奥さんが共働き 35,800円
未婚 49,200円 昇給あり 44,900円
既婚 34,500円 昇給なし 35,100円

サラリーマンの平均小遣い額は「38,300円」、
1979年の調査開始以来3番目に低い金額に

 ではサラリーマンの平均的な小遣いはいくらになっているのでしょうか。今年の調査では全体平均で1ヵ月あたり「38,300円」という結果となりました。昨年の平均は「42,700円」で、これが20年ぶりの低水準でしたが、今年はさらに4,400円もダウンしています。

<過去に調査した平均小遣い額>

2003年 42,700円 1989年 53,000円
2002年 54,900円 1988年 53,800円
2001年 58,300円 1987年 53,000円
2000年 60,300円 1986年 54,600円
1999年 54,800円 1985年 50,700円
1998年 55,800円 1984年 50,600円
1997年 66,900円 1983年 47,600円
1996年 60,800円 1982年 34,200円
1995年 58,700円 1981年 40,400円
1992年 70,500円 1980年 39,600円
1990年 76,000円 1979年 30,600円
※91、93、94年は調査せず
 左表にある通り、弊社がこの調査を始めた1979年以降3番目に低い金額です(これより低額だったのは、1979年の「30,600円」と、1982年の「34,200円」のみ)。また3万円台まで落ち込んだこと自体が22年ぶり(1982年以来)です。弊社の調査によると、サラリーマンの平均小遣いが最も高かったのは、バブル末期の1990年で「76,000円」。それから15年も経ずに、サラリーマンの小遣いは半分近くにまで目減りしてしまっているということになります。企業・社会ベースでの景気上昇感が、まだ末端の個人にまでは到達していないということなのでしょうが、
このような現状ではサラリーマンの個人消費はさほど期待できず、本格的な景気浮揚につながらないのではないかとの懸念も生まれます。
 なお各層別の平均では、年代が高くなるにつれて小遣い額も増加しています。また給料がそのまま小遣いに直結する未婚者は「49,200円」ですが、既婚者では「34,500円」となっており、その差は15,000円近くにもなっています。また当然ながら、子どもの有無や昇給の有無でも格差が出ています。

問3.あなたが理想とする1ヵ月分の小遣いはいくらですか。
全体平均  62,000円(10円台以下は四捨五入)
現実とのギャップは、23,700円に
20代 54,900円(20,100円) 子どもあり 59,700円(24,700円)
30代 62,200円(24,900円) 子どもなし 65,100円(22,300円)
40代 64,100円(24,800円) 奥さんが専業主婦 54,300円(23,700円)
50代〜 66,900円(25,400円) 奥さんが共働き 62,100円(26,300円)
未婚 72,800円(23,600円) 昇給あり 65,200円(20,300円)
既婚 58,200円(21,200円) 昇給なし 60,400円(25,300円)
※( )内の金額は、問2で訊いた現実の平均小遣い額とのギャップ

理想の小遣い額もここ数年で確実に低額化、
夢も見られないサラリーマン

 現実の小遣い低額化が続くサラリーマンは、理想的な小遣い額はいくらぐらいだと考えているのでしょうか。全体平均では「62,000円」という結果となり、現実の平均小遣い額とのギャップは23,700円となっています。
 理想の小遣いでさえも、2001年調査では「91,300円」、2002年は「82,600円」、2003年は「67,900円」、と年々減少傾向にあります。現実とのギャップも33,000円(2001年)→27,700円(2002年)→25,200円(2003年)→23,700円(2004年)と段々縮まってきており、サラリーマンたちは夢を見ることもできなくなってきているようです。
 特に40代・50代以上や既婚者の層で、例年以上に低い数字が出てきており、家庭を持つミドル層たちにはきびしい環境になってきていることが窺えます。

問4.あなたの1回あたりの平均昼食代はいくらですか。
全体平均  650円(1円台以下は四捨五入)
20代 700円 子どもあり 590円
30代 600円 子どもなし 730円
40代 670円 奥さんが専業主婦 610円
50代〜 560円 奥さんが共働き 620円
未婚 730円 昇給あり 710円
既婚 620円 昇給なし 620円

小遣いと同様に年々下がり続ける昼食代、
牛丼ショックも懐を直撃?

 昼食代はサラリーマンの小遣いの中で、非常に大きなウェイトを占めています。いかに昼食代を安く浮かせて自由になるお金を確保するか、というのが平均的なサラリーマンの重要な生活術になっていると言えるかもしれません。
<過去の全体平均昼食代>
2003年 670円
2002年 690円
2001年 710円
  今回の調査では全体平均では「650円」と、昨年よりもさらに20円ダウンという結果となりました。やはり小遣い同様にここ数年はジリジリと下がってきています。今年に入って、狂牛病の影響で牛丼も消えてしまい、サラリーマンの昼食はますます選択肢が狭められてしまっています。きびしい環境の中で、いかに安く満足できるランチを探せるか。限られた小遣いの中で苦心するサラリーマンの姿が目に見えるようです。

問5.あなたが1ヵ月のうちで、アフター5に外で飲食するのは何回くらいですか。
   また1回あたり、平均でいくらぐらいの飲み代になりますか。

仕事帰りに飲みに行くのは週1回以下、
飲み代は平均「4,540円」で

全 体 平均外食数 平均飲み代
3.8回 4,540円
20代 4.4回 4,280円
30代 3.9回 4,520円
40代 3.3回 5,510円
50代〜 3.5回 3,830円
未婚 5.3回 4,620円
既婚 3.2回 4,500円
子どもあり 3.3回 4,380円
子どもなし 4.5回 4,740円
奥さんが専業主婦 3.2回 4,080円
奥さんが共働き 3.3回 4,920円
昇給あり 4.3回 4,830円
昇給なし 3.5回 4,390円
※小数点第2位以下、1円台以下は四捨五入
 昼食代と同様にサラリーマンの小遣いの中で大きな割合を占めているのが・飲み代・でしょう。
  全体の平均では、1回あたりの飲食代は「4,540円」。行く回数は1ヶ月で3.8回ですから、1週間に1回にもなりません。
 年代別に見てみると、回数では20代が最も多く「4.4回」。年代が高くなるにつれて、頻度は減少気味になります。金額では40代が「5,510円」で最高でしたが、50代以上になると「3,830円」と一気に減少しています。40代といえば一般的には課長さんクラスが多いと思われ、部下を率いて飲みに行き、おごってあげなければならないということもあるのでしょう。それが50代以上になると、若い人と飲みに行く機会も減り、自身が食べる量も少なくなってきますので、意外に安上がりになるのかもしれません。
  この他の属性別では、未既婚別で、未婚者が「5.3回」と既婚者の「3.2回」を大きく上回っています。また既婚者のうちで子どもがいる人では「3.3回」なのに対して、子どもがいない人は「4.5回」となっています。さらに奥さんが専業主婦の場合と共働きの場合では、回数にはさほど差はありませんが、金額では「4,080円(専業主婦)」と「4,920円(共働き)」とやや差が開いています。働き手が一人だけだと、やはり家計を頭に入れつつ、飲んでいるという人が多いのかもしれません。

問6.あなたが1ヶ月間で携帯電話に費やす金額はいくらですか。
全体平均  5,400円(10円台以下は四捨五入)
20代 6,300円 子どもあり 5,000円
30代 5,400円 子どもなし 5,900円
40代 5,300円 奥さんが専業主婦 5,100円
50代〜 4,500円 奥さんが共働き 5,200円
未婚 6,100円 昇給あり 5,700円
既婚 5,100円 昇給なし 5,200円

サラリーマンが携帯電話に使うお金は、
全体平均で「5,400円」

 もはやサラリーマンにとってもなくてはならない存在の携帯電話ですが、1ヶ月にいくらぐらいを費やしているのかを訊ねてみました。最近はインターネットに接続したり、音楽やゲームのダウンロードサービスがあったりと、機能が単に通話やメールだけではなくなってきていますが、そういったもの全てを包括して、全体の平均金額は「5,400円」という結果になりました。
 年代別では、やはり年代が上がるにつれて金額が低くなる傾向が見られ、最も高い20代(6,300円)と最も低い50代以上(4,500円)では2,000円近い差となっています。また未既婚別では、未婚者(6,100円)は既婚者(5,100円)よりも1,000円高く、子どもの有無でも、いない層(5,900円)がいる層(5,000円)よりも携帯電話を利用することが多いという結果が見られました。

問7.あなたは普段財布にいくらぐらいの現金を入れていますか。

サラリーマンの財布の中は平均2万円弱、
若い層ほど休日のほうがリッチ

全 体 平 日 休 日
17,300円 18,400円
20代 12,500円 15,300円
30代 14,700円 16,900円
40代 19,700円 19,600円
50代〜 22,400円 21,800円
未婚 16,700円 19,900円
既婚 17,500円 17,900円
※10円台以下は四捨五入
  サラリーマンは普段いくらぐらいの現金を持ち歩いているのでしょうか。全体平均では、平日の場合は「17,300円」、休日だと「18,400円」という結果が出ています。財布にはだいたい2万円弱入っているのが一般的といえるのでしょう。
 年代別では、平日・休日ともに、年代が高くなるにつれて金額が増えていきます。さらに20代・30代の比較的若い層では平日よりも休日のほうが多めに現金を持ち歩いており、40代・50代以上では逆に平日のほうが休日よりも多くなっているのは昨年の調査結果と同様です。若い層ほど休日を思い切り満喫している表れと見てよいのでしょうか。
 ちなみに金額が最高だったのは平日で「100,000円」(54歳他7名)、休日で「150,000円」(35歳)でした。最低だったのは平日が「0円」(28歳1名)で、休日は「0円」(38歳他8名)という回答でした。

問8.あなたのサイフの中が温かいのは、1ヵ月のうち何日間ですか。
全体平均  13.8日 (小数点第2位以下は四捨五入)
20代 14.5日 子どもあり 13.2日
30代 12.8日 子どもなし 14.7日
40代 13.4日 奥さんが専業主婦 13.4日
50代〜 14.7日 奥さんが共働き 13.4日
未婚 14.9日 昇給あり 15.6日
既婚 13.4日 昇給なし 12.9日

サラリーマンの財布が温かい期間は、
1ヵ月のうちで2週間も続かず

 どのくらい財布の中が“温かい”と感じていられるのかを聞いてみたところ、全体平均では「13.8日」との結果が出てきました。ほぼ2週間ということになります。ちなみに昨年の調査結果では「12.4日」という結果でしたが、昨年のサラリーマンの平均小遣い額は42,700円と、今年よりも多いものでした。つまり小遣い額は減ってきているにも関わらず、懐の温かさを感じる日数は延びているということになります。少ない小遣いを上手に使っていくやり繰り上手なサラリーマンが増えてきているということなのでしょうか。
 年代別で見ると、30代・40代で全体平均以下になっています。また未既婚別では、未婚者で「14.9日」なのに対して、既婚者では「13.4日」と1日半の格差が存在しています。さらに子どもの有無、昇給の有無でも差が出ています。

問9.現在の生活は、小遣いの面から見て、ゆとりはありますか。
    全 体 年 代 別 未既婚別 昇給有無
20代 30代 40代 50代〜 未婚 既婚 あり なし
大いにゆとりがある 2.6 5.6 3.2 0.8 0.8 6.1 1.3 4.2 1.8
まあまあゆとりがある 31.2 42.4 27.2 28.8 26.4 38.9 28.5 44.3 24.6
やや苦しい 42.0 33.6 46.4 38.4 49.6 35.9 44.2 37.1 44.5
大変苦しい 24.2 18.4 23.2 32.0 23.2 19.1 26.0 14.4 29.1

「やや苦しい」が全体の4割、
40代層では「大変苦しい」が3割越す

 小遣い面から現在の生活を見た場合、全体では「やや苦しい」と感じているサラリーマンが最多で42.0%でした。以下「まあまあゆとりがある」が31.2%、「大変苦しい」が24.2%、そして「大いにゆとりがある」と回答したサラリーマンは僅か2.6%でした。いずれの数字も昨年調査よりは、やや持ち直してはいますが、あいかわらずきびしい生活を余儀なくされているケースが多いようです。最近は500円、600円で食べ放題のランチを提供する店や発泡酒よりもさらに安価な節税酒が次々に登場するなど、サラリーマンには心強いニュースも聞かれます。こうした“生活の知恵”を活用していくのも、現代サラリーマンの処世術のひとつなのかもしれません。

調査1 年代別では、やはり若い層のほうがゆとりを持った生活をしやすい傾向があるのか、20代で「まあまあゆとりがある」が42.4%と傑出しており、一方で「大変苦しい」は18.4%と比較的低い数字となっています。逆に40代では「大変苦しい」と訴える人が32.0%とかなり多く、きびしい懐事情が偲ばれます。
 未既婚別では、やはり未婚者の“独身貴族”らしさが窺え、「大いにゆとりがある」と回答した人は全属性の中でも最高の6.1%となっているのに対して、既婚者では「やや苦しい」が全体平均を超えて44.2%となっています。

問10.小遣いが足りない場合、あなたはどんなやりくりをしていますか。
(複数回答)
    全 体 年 代 別 未既婚別
20代 30代 40代 50代〜 未婚 既婚
使わずにガマンする 54.6 56.8 64.8 52.0 44.8 58.8 53.1
預貯金を取り崩す 39.4 39.2 31.2 36.8 50.4 40.5 39.0
クレジットカード
などを利用する
27.0 22.4 28.8 27.2 29.6 31.3 25.5
家計から捻出する 22.2 21.6 28.0 24.8 14.4 14.5 24.9
アルバイトをする 3.4 4.8 3.2 3.2 2.4 2.3 3.8
親・兄弟などに頼る 1.6 2.4 1.6 2.4 - 4.6 0.5
友人・知人から借りる 1.0 0.8 1.6 1.6 - 2.3 0.5
その他 3.2 2.4 8.0 2.4 - 1.5 3.8

小遣いが足りない場合は、
全体の過半数が「使わずにガマンする」

 小遣いが足りなくなったらどのようにやりくりするのかを聞いてみたところ、最も多かったのは「使わずにガマンする」で全体の過半数を占める54.6%となりました。“金欠状態”のときは、あわてず騒がず、ひたすらジッとガマンする忍耐強いサラリーマンが多数派のようです。それ以外では「預貯金を取り崩す」(39.4%)、「クレジットカードなどを利用する」(27.0%)、「家計から捻出する」(22.2%)などの回答が多く寄せられました。
 「使わずにガマンする」は、ほとんどの層でも過半数を占め、トップの回答率になっていますが、唯一50代以上の層では半数を割り込み(44.8%)、その代わりに「預貯金を取り崩す」(50.4%)が最も多くなっています。年齢を重ねた分だけ蓄えがある余裕なのでしょうか。
 未既婚別では、「家計から捻出する」という答えが、未婚者で14.5%ですが既婚者では24.9%に上昇。小遣いが足りなくなって、結局は奥さんに頼み込むという哀しい姿が思い浮かぶようです。一方、未婚者では「親・兄弟などに頼る」という人が4.6%いるのに対して、既婚者では0.5%となっています。やはり結婚して自分の家庭を持つと、親や兄弟から気軽に金を借りるということはできにくくなるのでしょう。

問11.あなたは奥さんの小遣い額を知っていますか。
(既婚者のみ回答 N=369人)
    全 体 年 代 別 子ども 奥さん
20代 30代 40代 50代〜 いる いない 主婦 共働き
知って
いる
19.2 44.2 25.3 18.2 3.6 14.6 33.7 23.4 15.1
知らない 80.8 55.8 74.7 81.8 96.4 85.4 66.3 76.6 84.9

奥さんの小遣い額は平均「21,800円」、
子どもがいないと「31,200円」

 既婚サラリーマン(369人)に、奥さんの小遣い額を知っているかどうか、訊ねてみました。その結果、「知っている」と答えた人は全体の2割にも満たない19.2%。既婚サラリーマンの多くは自分の奥さんの小遣いを把握していないことがわかります。
<奥さんの小遣い額(N=71人)>
全体平均  21,800円
20代 26,200円 専業主婦 17,000円
30代 20,800円 共働き 29,100円
40代 18,300円 子どもあり 14,900円
50代〜 19,300円 子どもなし 31,200円
※10円台以下は四捨五入
 年代別で見ると、年代が上がるにつれて「知っている」という人は減り、50代以上の層では僅かに3.6%でした。また奥さんが専業主婦の場合は「知っている」が23.4%でしたが、共働きになると15.1%にまで低下しています。夫婦二人ともが働いていると、お互いの小遣いの把握はしにくくなるものなのでしょうか。  
  さらに、奥さんの小遣い額を「知っている」と回答した71人に、具体的に金額がいくらなのかを聞いたところ、全体平均では21,800円という結果になりました。サラリーマンの平均小遣いが38,300円ですから、その格差は16,000円になります。
 金額を年代別に見ると、意外なことにいちばん高額だったのが20代で26,200円でした。また奥さんが専業主婦の場合と共働きの場合とでは12,000円程度の格差がありますが、さらに子どもの有無によってかなり金額の差異が見られます(子どもあり14,900円→子どもなし31,200円)。確かに子どもの養育にお金はかかるもので、子どもがいないと、その分奥さんの小遣いが高額化するという傾向はあるようです。

問12.あなたの給料の使い途について、主導権を握っているのは誰ですか。またあなたの小遣い額を最終的に決定するのは誰ですか。

給料の使い途は奥さんが主導、
自分の小遣い額の決定権はかろうじて確保

 給料の使い途の主導権は「自分」と回答した人は未婚者では99.2%、既婚者では42.0%となっており、結婚すると給料の使い途は奥さん任せという人が急激に増えることが明らかです。これは小遣い額の最終決定権でもほぼ同じで、「自分」と答えた人は全体で62.4%。独身者で「自分」は98.5%ですが、既婚者では49.6%と半分近くまで落ち込んでいます。
   
主導権
 ただし既婚者の中でも、給料の使い途では「奥さん」は55.8%となんとか過半数になっていますが、自分の小遣い額では「奥さん」と回答した人は48.0%で半数を割っています。

<付   録>

 今回の調査対象者500人に「次に1万円札が新しくなるとしたら、券面に出てほしいのは誰か」を挙げてもらいました。それを集計しランキングしたところ、下表のような結果となりました。
 トップは、いまでは懐かしい「聖徳太子」(12.6%)。若い層ではそれほどでもないでしょうが、40代・50代以上では聖徳太子=1万円というイメージは未だに強いのかもしれません。2位には「坂本竜馬」が11.4%でランクインしました。大河ドラマでも取り上げられるなど、今年は新撰組一色。その影響もあるのでしょうが、男性にとって「坂本竜馬」は日本では数少ないヒーローとして捉えられている側面も大きいようです。3位から5位までは、戦国時代を駆け抜けたおなじみの3将が数えられました。
 なお9位には唯一の女性「卑弥呼」(1.4%)が、また10位タイ(1.0%)で、唯一のスポーツ選手「長嶋茂雄」、唯一の・政治家・として「田中角栄」がランクインしています。

順位 1万円の券面に出てほしい人 得票率(得票数)
第1位 聖徳太子 12.6%(63)
第2位 坂本竜馬 11.4%(57)
第3位 徳川家康 6.0%(30)
第4位 織田信長 4.4%(22)
第5位 豊臣秀吉 2.6%(13)
第6位 西郷隆盛 2.2%(11)
第7位 福沢諭吉 1.8%(9)
第8位 野口英世 1.6%(8)
第9位 卑弥呼 1.4%(7)
第10位 勝海舟 1.0%(5)
長嶋茂雄
田中角栄

<ご参考  サラリーマンの平均小遣い額の推移(1979年〜2004年)>

グラフ