若者の「ライフスタイル」と「お金」を考える ライフスタイル・ラボ
ライフスタイル・ラボとは
お小遣い調査
ライフスタイルコラム
Money Connection®
Topへもどる

2005年 サラリーマンのお小遣い調査

お小遣い調査トップに戻る

サラリーマンの平均小遣いは4万600円 !
昨年より2,300円アップし、2年ぶりの4万円台に回復
ここ数年の下落傾向に歯止め?
〜昼食代、飲み代もアップ〜

はじめに
 今年の3月期決算では史上最高の経常利益を記録した企業も多く、政府も、緩やかながら景気は回復しているとの判断を打ち出しています。また先頃日本経団連が発表したところによれば、大手企業の夏の賞与が3年連続で過去最高を更新しそうだといい、サラリーマン個人の経済環境も少しずつ明るくなり始めているようです。では小遣いの面ではどうなっているのでしょうか。
 GE Money(法人名:GEコンシューマー・ファイナンス株式会社)では、1979年以来、ほぼ毎年この時期に「サラリーマンの小遣い調査」を実施しています。今回も例年と同様に、インターネットを活用して、全国500人のサラリーマンを対象に調査を行いました。
 昨年の調査では、サラリーマンの小遣いは調査開始以来3番目の低水準(3万8,300円)という結果が出ていましたが、今回の調査では昨年よりも増えて4万600円にまで回復してきていることが判明しました。以下は、その調査結果です。

《調査設計》

調査時期     2005年5月9日〜5月15日
調査方法     インターネットによる調査
(専門の調査会社に依頼して、全国からサンプルを収集)
サンプル数     全国のサラリーマン500名(平均年齢39.8歳)

── サンプル内訳 ──

(表中の数字は、上段:人 下段:%)
全 体 年 代 別 未既婚別
20代 30代 40代 50代以上 独身 既婚
500
(100.0)
125
(25.0)
125
(25.0)
125
(25.0)
125
(25.0)
180
(36.0)
320
(64.0)

子どもの有無 奥さんの仕事 住居形態 住居地
いる いない 専業主婦 共働き 持ち家 賃貸 大都市圏 その他
259
(51.8)
241
(48.2)
155
(48.4)
165
(51.6)
304
(60.8)
196
(39.2)
286
(57.2)
214
(42.8)
※「奥さんの仕事」の%では母数は320人(=既婚者総数)

年収別
〜300
万円未満
300〜500
万円未満
500〜700
万円未満
700〜900
万円未満
900〜1500
万円未満
1500万〜
67
(13.4)
130
(26.0)
122
(24.4)
82
(16.4)
73
(14.6)
26
(5.2)

★次ページ以降の表・グラフ内の数字は、特に注意がない場合は全て%になっています(小数点第2位で四捨五入)。

★巻末に1979年から2005年までの「サラリーマンの小遣い」額の推移をグラフにしていますので、ご参照ください。

★この調査は、例年サラリーマンを対象に行なっていますが、個々のサンプルは毎年変わっています。

インデックス
 7割以上の大多数が「小遣い額に変化なし」、「アップした」はわずか5.8%
(問1.今春からあなたの小遣いはどのように変化しましたか。
     「アップした」という場合、1ヶ月あたりいくらアップしましたか。)


 2005年のサラリーマンの平均小遣いは、昨年より2,300円増の40,600円に
(問2.この春からのあなたの1ヵ月分の小遣いはいくらですか。)

 夢ぐらいは欲張りに? 理想の小遣い額は、昨年よりも1.3倍増の83,400円
(問3.あなたが理想とする1ヵ月分の小遣いはいくらですか。)

 過去4年間の昼食代下落傾向にも歯止め、昨年より10円アップ !
(問4.あなたの昼食代は平均すると1回いくらぐらいですか。)

 平均外食数、平均飲み代とも昨年よりアップで、消費は確実に増加傾向
(問5.あなたはアフター5に1ヶ月に平均何回くらい外で飲食していますか。
     また飲み代は1回平均でいくらぐらいになりますか。)


 サラリーマンの財布の中は、平日は平均17,700円、休日には19,200円
(問6.普段あなたは財布にいくらぐらい所持していますか。)

 50代以上の層では、「この1年間、生活が苦しかった」が7割以上
(問7.小遣いの面で、この1年間のあなたの日常生活はいかがでしたか。)

 全体では「概ね妥当な金額だ」が67.2%、持ち家派は賃貸派よりも不満多い
(問8.小遣いと収入について、どう感じていますか。)

 小遣いが足りなくなったら、「ガマンする」という堅実派が全体の6割以上
(問9.小遣いが足りなくなったとき、あなたはどうやりくりしていますか。)

 給料以外の収入が「ある」のは全体の3割弱で、中身は「投資の儲け」
(問10.あなたには給料以外に収入はありますか。(預貯金の金利以外)
     「ある」という場合、それはどのような収入ですか。)


 小遣いの用途で必須なのは、「昼食代」「趣味の費用」「飲み代」
(問11.あなたの小遣いの使い道として必要不可欠なものは何ですか。)

 奥さんの小遣い額を「知っている」のは17.5%、その平均は27,200円
(問12.奥さんの小遣い額がいくらか知っていますか。
     「知っている」という場合、奥さんの1ヶ月分の小遣いはいくらですか。)


 「へそくりをしている」のは全体の28.0%、高年収ほど熱心に
(問13.あなたは「へそくり」をしていますか。)

問1.今春からあなたの小遣いはどのように変化しましたか。
    「アップした」という方は、1ヵ月あたりいくらアップしましたか。

7割以上の大多数が「小遣い額に変化なし」、
「アップした」はわずか5.8%

 小遣いはどのように変化したか
今春から小遣い額が「アップした」と回答したのは、全体のわずか5.8%。逆に「ダウンした」と答えたのは16.0%でした。大多数のサラリーマンが「変化なし」という結果になっています。
 多くの企業で収益は改善されてきていますが、その恩恵はまだ末端のサラリーマンにまで大きくは及んでいないようです。
 ちなみに昨年の調査では、全体で「アップした」が5.6%、「変化なし」が80.2%、「ダウンした」は14.2%という結果が出ています。「アップした」人はやや昨年よりも多くなっていますが、「ダウンした」という人も若干多くなっているところが、サラリーマンの景況感がいっこうによくならない根深さを表わしているのではないでしょうか。(ただし今年と昨年とでは、調査サンプルは同一ではありません)
 なお小遣いが「アップした」と答えた人(29人)に、1ヵ月あたりいくらあがったのかを訊ねてみたところ、最も多かったのは「1万円以上」という回答で、44.8%でした。

問2.この春からのあなたの1ヶ月分の小遣いはいくらですか。
全体平均  40,600円(100円台以下は四捨五入)
     ※巻末のグラフ/平均小遣い額推移もご参照ください。
20代 38,500円 子どもあり 39,000円
30代 37,800円 子どもなし 42,200円
40代 43,900円 奥さんが専業主婦 39,400円
50代〜 42,000円 奥さんが共働き 36,900円
独身 45,000円 大都市圏 43,900円
既婚 38,100円 その他 36,100円

2005年のサラリーマンの平均小遣いは、
昨年より2,300円増の40,600円に

 サラリーマンの1ヵ月の平均小遣い額は、全体で「40,600円」となりました。昨年(38,300円)と比較して、2,300円アップし、2年ぶりの4万円台回復です。昨年は弊社調査史上3番目の低水準でしたが、やや持ち直した形となっています。
 しかし過去の調査結果(次ページ表および巻末グラフ参照)と比べてみると、今年はそれでも6番目に低い金額(1979年、1982年、2004年、1980年、1981年に次ぐ)となっています。
<過去に調査した平均小遣い額>
2004年 38,300円 1989年 53,000円
2003年 42,700円 1988年 53,800円
2002年 54,900円 1987年 53,000円
2001年 58,300円 1986年 54,600円
2000年 60,300円 1985年 50,700円
1999年 54,800円 1984年 50,600円
1998年 55,800円 1983年 47,600円
 これまでサラリーマンの小遣い額は、バブルの終わり頃にあたる1990年の「76,000円」をピークに、5万円前後で推移していました。2000年に入り、やや持ち直しかけたこともありましたが、それ以降再び下降線をたどり、昨年には1982年以来となる3万円台にまで下落。長引く平成大不況がサラリーマンの懐を直撃した格好となっていました。
 今年はメガバンクの不良債権処理にも一応のメドがつき、地価も一部で上昇傾向を見せるなど、日本経済の復興がようやく感じられるようになってきており、サラリーマンの懐もわずかながら回復の兆しを見せ始めているのかもしれません。問1で、この春から小遣いがアップしたと答えた人が5.8%のみで、ダウンしたと答えた人が16.0%いるにもかかわらず、全体平均額が2,300円もアップしていることから、個人格差が拡大しているということも推測されます。
 なお未既婚別に見ると、独身で「45,000円」なのに対して既婚は「38,100円」に、また子どもの有無では子どもなしで「42,200円」なのに対して子どもありで「39,000円」と格差が見られます。家族や子どもがいる場合はやはり小遣いは目減りしてしまうようです。
 加えて住んでいるのが大都市圏(43,900円)かそうでない(36,100円)かによって、大きな差異(7,800円)が生じています。

問3.あなたが理想とする1ヵ月分の小遣いはいくらですか。
全体平均  83,400円(100円台以下は四捨五入)
現実の小遣いとの差額は、42,800円
20代 69,300円(30,800円) 子どもあり 77,200円(38,200円)
30代 71,100円(33,300円) 子どもなし 90,000円(47,800円)
40代 114,600円(70,700円) 奥さんが専業主婦 68,400円(29,000円)
50代〜 78,500円(36,500円) 奥さんが共働き 72,900円(36,000円)
未婚 105,900円(60,900円) 大都市圏 87,700円(43,800円)
既婚 70,700円(32,600円) その他 77,600円(41,500円)
※( )内は、問2で聞いた現実の小遣いとの差額です。

夢ぐらいは欲ばりに?
理想の小遣い額は、昨年より1.3倍増の83,400円

 実際の小遣い額は昨年に比べて微増にとどまりましたが、理想の小遣い額を聞いてみたところ、全体平均では「83,400円」と昨年の結果(62,000円)の1.34倍以上も上がっていました。問2で明らかとなった現実の平均小遣い額とは、実に42,800円ものギャップとなっています。
 理想の小遣いも、ここ数年の弊社の調査では、2001年「91,300円」、2002年「82,600円」、2003年「67,900円」、2004年「62,000円」と着実に減少傾向にありましたが、今回一気に金額が跳ね上がりました。せめて夢でも、高額な小遣いを求めたいというサラリーマンの切実さの表れなのかもしれません。
 年代別で見ると特に40代が「114,600円」とケタ違いに目立ちますが、住宅ローンや教育費など、比較的何かと物入りが多い年代といえ、その反動が出てしまっているのでしょうか。

問4.あなたの昼食代は平均すると1回いくらぐらいですか。
全体平均  660円(10円台以下は四捨五入)
20代 500円 子どもあり 740円
30代 570円 子どもなし 580円
40代 570円 奥さんが専業主婦 680円
50代〜 1,010円 奥さんが共働き 700円
独身 610円 大都市圏 650円
既婚 690円 その他 670円

過去4年間の昼食代下落傾向にも歯止め、
昨年より10円アップ!

 問11の結果でもわかるように、小遣いの中で昼食代は、かなり大きなウェイトを占める存在です。その1回あたりの平均額を訊ねてみたところ、「660円」という結果になりました。これは昨年の調査結果よりも10円のアップです。過去4年間は昼食代もジリジリと下がり続けていましたが、今年になってひと息ついた形です。とはいえ660円という金額は、食後にコーヒーを楽しむのも難しい金額です。サラリーマンに優雅なランチは無縁なのでしょう。
<過去の平均昼食代>
2004年 650円
2003年 670円
2002年 690円
2001年 710円
 年代別で見ると、20代から40代までは概ね500円前後で推移していますが、50代以上になると一気に千円を突破(1,010円)しています。これくらいの年代にならないと、余裕のあるランチタイムは過ごせないのかもしれません。
 未既婚別では、意外にも独身平均(610円)が既婚平均(690円)を下回る金額となっています。大都市圏平均(650円)とその他(670円)ではあまり差が出ませんでした。

問5.あなたはアフター5に1ヶ月に平均何回くらい外で飲食していますか。
   また飲み代は1回平均でいくらぐらいになりますか。

平均外食数、平均飲み代とも昨年よりアップで、
消費は確実に増加傾向

全 体 平均外食数 平均飲み代
4.1回 4,800円
20代 5.1回 3,840円
30代 4.0回 4,580円
40代 3.7回 5,890円
50代〜 3.5回 4,860円
独身 5.5回 4,700円
既婚 3.2回 4,850円
子どもあり 3.4回 4,810円
子どもなし 4.8回 4,780円
奥さんが専業主婦 3.9回 5,300円
奥さんが共働き 2.7回 4,430円
大都市圏 4.4回 4,660円
その他地域 3.6回 4,970円
※10円台以下は四捨五入
昼食代と同様、サラリーマン生活と切っても切れないのが飲み代です。回数と金額について、その実態を聞いてみたところ、全体でアフター5の平均外食数は「4.1回」、平均飲み代は「4,800円」という結果となりました。昨年調査の結果では、1ヶ月の平均外食数は「3.8回」で平均飲み代が「4,540円」でしたから、いずれも昨年より上回っています。昼食代と同じく、サラリーマンの飲食に関わる消費ニーズは確実に上向き傾向になってきているといえましょう。
 年代別で見てみると、最も回数が多いのは20代の「5.1回」で、年代が上がるにつれて減っていきます。しかし飲み代は40代が最も多く「5,890円」となっており、20代は「3,840円」に止まっています。1回あたりの飲み代を安くあげつつ、回数を重ねるのが“若さ”なのでしょう。また未既婚別で独身(5.5回)と既婚(3.2回)では平均外食数で2回以上の差となっている点が目を引きます。なお全カテゴリーの中で、最も外食回数が少なかったのが共働きで2.7回でした。共働きだと奥さまと自分とで家事や育児を分担しているケースも多く、外で飲んでいる時間がつくりにくいのかもしれません。

問6.普段あなたは財布にいくらぐらい所持していますか。

サラリーマンの財布の中は、
平日は平均17,700円、休日には19,200円

全 体 平 日 休 日
17,700円 19,200円
20代 13,100円 16,700円
30代 13,600円 15,300円
40代 19,000円 20,400円
50代〜 25,200円 24,200円
独身 17,500円 19,900円
既婚 17,900円 18,800円
子どもあり 19,300円 19,200円
子どもなし 16,000円 19,200円
専業主婦 17,900円 18,400円
共稼ぎ 17,800円 19,100円
大都市圏 17,700円 19,600円
その他地域 17,800円 18,600円
※10円台以下は四捨五入
 普段いくらぐらいの現金を財布に入れて持ち歩いているのかを聞いてみたところ、全体平均の場合、平日は「17,700円」で、休日は「19,200円」との結果が出てきました。これも昨年調査では、平日で「17,300円」、休日は「18,400円」でしたので、それぞれ若干アップしていることがわかります。
 年代別で見ると、20代から40代まではいずれも平日よりも休日のほうが手持ちの現金が多くなっていますが、50代以上になると、平日(25,200円)のほうが休日(24,200円)よりも多くなっています。昨年も似た傾向がありましたが、年代によって平日と休日でお金の使い方がやや違ってくるということなのかもしれません。
 ちなみに手持ちの金額が最も多かったのは、平日で「300,000円」(54歳・既婚)、休日の場合は「100,000円」(51歳・独身、他5名)でした。反対に最も少なかったのは、平日だと「0円」(24歳・既婚、他1名)、休日でやはり「0円」(24歳・既婚、他3名)でした。

問7.小遣いの面で、この1年間のあなたの日常生活はいかがでしたか。
    全 体 年 代 別 未既婚別 子ども有無
20代 30代 40代 50代〜 独身 既婚 あり なし
大いにゆとりがあった 2.0 2.4 3.2 0.8 1.6 2.2 1.9 1.5 2.5
まあまあゆとりがあった 32.4 38.4 32.0 32.0 27.2 35.6 30.6 28.6 36.5
やや苦しかった 46.0 42.4 46.4 40.8 54.4 45.0 46.6 47.1 44.8
大変苦しかった 19.6 16.8 18.4 26.4 16.8 17.2 20.9 22.8 16.2

50代以上の層では、
「この1年間、生活が苦しかった」が7割以上

 この1年間、小遣い面でサラリーマン諸氏の生活はどのような感じだったのでしょうか。全体でいちばん多かったのは、「やや苦しかった」という答えで46.0%を占めています。次に多かったのは「まあまあゆとりがあった」で32.4%でした。

調査12003年、2004年の全体平均と比較してみると(左グラフ参照)、大きく変わっているのは「大変苦しかった」と回答した人が、過去2年と比べてかなり少なくなっている点です。過去2年は20%を越えていましたが、今回は19.6%にまで減少しました。また「まあまあゆとりがあった」と答えた人は着実に増加(30.0%→31.2%→32.4%)してきています。ただし「大いにゆとりがあった」は昨年よりも微減、「やや苦しかった」と答えた人は昨年と比べてやや増加しています。
 年代別では、40代が他の層と比較して、「大いにゆとりがあった」が0.8%と最も少なく、逆に「大変苦しかった」が唯一20%を超え(26.4%)、かなりきびしい生活を強いられたことがうかがえます。さらに50代以上では「大変苦しかった」という人は16.8%でしたが、「やや苦しかった」という人が54.4%もおり、合わせて7割以上(71.2%)もの人が程度の差こそあれ生活にきびしさを感じていたことがわかります。
 また未既婚別での既婚、子どもの有無では子どもありの各層がやはり独身、子どもなしの人よりも苦しい状況に置かれていたようです。

問8.小遣いと収入について、どう感じていますか。
     (既婚者のみ N=320人)
    全 体 年 代 別 子ども有無 住居
20代 30代 40代 50代〜 あり なし 持ち家 賃貸
収入の割に少ない 22.5 11.8 30.0 22.0 20.8 23.5 18.5 25.2 16.7
概ね妥当な金額だ 67.2 82.4 61.3 62.0 71.7 65.5 73.8 66.5 68.6
収入の割に多い 10.3 5.9 8.8 16.0 7.5 11.0 7.7 8.3 14.7

全体では「概ね妥当な金額だ」が67.2%、
持ち家派は賃貸派よりも不満多い

 サラリーマンは、その収入から考えて、自分の小遣いの金額をどのように自己評価しているのでしょうか。既婚者(N=320人)に訊ねてみたところ、「概ね妥当な金額だ」と回答した人が最も多く、67.2%。「収入の割に少ない」は22.5%で、逆に「収入の割に多い」と思っている人は10.3%という結果でした。
 年代別に見ると、「概ね妥当」と考えているのは20代が最も多く、82.4%に上っています。「収入の割に少ない」と不満を抱きがちなのは30代で多く、30.0%。反対に40代の16.0%が「収入の割に多い」と自覚していることがわかります。
 子どもの有無で見ると、子どもがいる層は、いない層よりも「収入の割に少ない」と感じている人が多い一方で、「収入の割に多い」と思っている人も多くなっています。
 さらに住居が持ち家の人は賃貸の人に比べて、「収入の割に少ない」と思っている人が多く、「収入の割に多い」と感じている人は少ないという結果になりました。これは住宅ローンが影響している結果なのかもしれません。

問9.小遣いが足りなくなったとき、あなたはどうやりくりしていますか。
(複数回答)
    全 体 年 代 別 未既婚別 住居
20代 30代 40代 50代〜 独身 既婚 持ち家 賃貸
使わずにガマンする 60.6 70.4 65.6 58.4 48.0 66.1 57.5 58.6 63.8
預貯金を取り崩す 36.6 28.0 33.6 37.6 47.2 38.9 35.3 38.5 33.7
クレジットカード
などを利用する
26.6 24.0 20.8 36.8 24.8 23.9 28.1 28.6 23.5
家計から捻出する 19.4 17.6 28.0 21.6 10.4 14.4 22.2 18.1 21.4
アルバイトをする 5.0 4.8 7.2 5.6 2.4 5.6 4.7 6.6 2.6
親・兄弟などに頼る 3.6 8.0 4.0 - 2.4 7.8 1.3 3.6 3.6
友人・知人から借りる 1.0 0.8 0.8 1.6 0.8 1.1 0.9 1.3 0.5
その他 2.2 4.8 1.6 1.6 0.8 1.7 2.5 2.0 2.6

小遣いが足りなくなったら、「ガマンする」
という堅実派が全体の6割以上

 小遣いが足りなくなってしまった場合の手段として、全体で最も多いのは「使わずにガマンする」で60.6%、以下「預貯金を取り崩す」(36.6%)、「クレジットカードなどを利用する」(26.6%)、「家計から捻出する」(19.4%)などが続いています。
 年代別で見ると、「使わずにガマンする」と回答した人は、年代が低いほど多くなって(70.4%→65.6%→58.4%→48.0%)おり、逆に「預貯金を取り崩す」という人は年代が上がるのに比例して多くなって(28.0%→33.6%→37.6%→47.2%)います。
 未既婚別では、「使わずにガマンする」という人は既婚(57.5%)よりもむしろ独身(66.1%)に多く、既婚者は足りない分を「家計から捻出する」(22.2%)人が比較的多いようです。
 さらに住居別でも、「使わずにガマンする」という堅実派は持ち家(58.6%)よりも賃貸(63.8%)のほうが多いという結果が出ています。

問10.あなたには給料以外に収入はありますか(預貯金の金利以外)。
     「ある」という場合、それはどのような収入ですか。

給料以外の収入が「ある」のは全体の3割弱で、
中身は「投資の儲け」

調査   小遣いの金額は、収入に大きく左右されるもの。そこで預貯金の金利は除いて、給料以外に収入があるかどうかを聞いてみたところ、実に全体の3割近い29.8%のサラリーマンが「ある」と回答しています。現代サラリーマンのおよそ3人に1人が何らかの副収入を得ているということになります。これは予想以上に多い数字と言えるのではないでしょうか。
さらに年収別で見た場合(下グラフ参照)、給料以外に収入が「ある」と回答した人は、年収が高くなるにつれて増えていることがわかります。特に年収が1,500万円以上になると急激に増えて、6割以上(61.5%)が「ある」としています。高額所得者には自然とお金が集まるような仕組みになっているの調査か、あるいは給料以外に儲かる仕組みを持っているから高額所得者なのか、窺い知るのは難しいものです。
  さらに「ある」と回答した人(N=149人)に、それがどのような収入なのかを訊ねてみました。その結果、最も多かったのが「株・為替など投資の儲け」という回答で41.6%、次いで「アルバイト・副業」(36.2%)、「ネットオークション出品」(24.8%)などの内訳となりました。ここ数年でインターネットのテクノロジーや環境がかなり整備され、家庭のPCからでも簡単に株や為替などを取引することができるようになり、これまで以上に気軽に投資ができるようになったことがかなり影響しているのではないでしょうか。また詐欺やトラブルも報告されてはいますが、ネットオークションはサラリーマンの懐にも影響を及ぼすほど、広く普及していることがよくわかります。

給料以外の収入内訳(複数回答
第1位 株・為替など投資の儲け 41.6%
第2位 アルバイト・副業 36.2%
第3位 ネットオークション出品 24.8%
第4位 ギャンブルの儲け 11.4%
その他 14.1%

問11.あなたの小遣いの使い道として必要不可欠なものは何ですか。
(複数回答)
    全体 年 代 別 未既婚別 住居
20代 30代 40代 50代〜 独身 既婚 大都市圏 その他
昼食代 48.4 44.8 51.2 48.0 49.6 52.8 45.9 54.2 40.7
趣味の費用 43.4 44.0 44.8 39.2 45.6 40.0 45.3 38.5 50.0
飲み代 32.8 26.4 33.6 29.6 41.6 28.3 35.3 33.2 32.2
タバコ代 29.0 20.0 29.6 32.0 34.4 25.0 31.3 26.6 32.2
雑誌・書籍代 27.2 27.2 32.0 22.4 27.2 31.7 24.7 29.7 23.8
車関係・ガソリン代 22.0 32.0 20.8 18.4 16.8 32.8 15.9 17.5 28.0
携帯電話代 15.0 26.4 8.0 13.6 12.0 26.7 8.4 15.4 14.5
喫茶代 9.0 4.0 6.4 16.0 9.6 3.9 11.9 8.7 9.3
パチンコなどの遊興費 7.4 6.4 4.8 11.2 7.2 7.2 7.5 5.6 9.8
家族への気配り
(飲食、プレゼントなど)
7.0 3.2 12.0 8.0 4.8 - 10.9 7.3 6.5
洋服・くつなどの費用 5.8 10.4 4.8 4.8 3.2 6.7 5.3 7.7 3.3
同僚への気配り
(飲食、プレゼントなど)
4.4 2.4 4.8 5.6 4.8 0.6 6.6 4.9 3.7
慶弔などの付き合い費 4.4 1.6 4.0 6.4 5.6 2.8 5.3 5.2 3.3
スポーツ新聞夕刊紙代 3.8 4.0 1.6 4.8 4.8 5.0 3.1 4.5 2.8
その他 2.6 0.8 1.6 4.0 4.0 1.7 3.1 2.1 3.3

小遣いの用途で必須なのは、
「昼食代」「趣味の費用」「飲み代」

 小遣いの使い道として、サラリーマンが「これは絶対外せない!」という、いわば必要経費を訊ねてみました。全体で最も多かったのは、やはり「昼食代」で48.4%、次いで「趣味の費用」(43.3%)、「飲み代」(32.8%)、「タバコ代」(29.0%)、「雑誌・書籍代」(27.2%)、「車関係・ガソリン代」(22.0%)といったものが続いています。
 年代別で顕著だったのは、「タバコ代」で、年代が高くなるにしたがって上がっていきます(20.0%→29.6%→32.0%→34.4%)。最近は喫煙率が減少し、特に若い層ではタバコを吸わない人が増えてきていることがうかがえます。反対に年代が上がると低くなっていくのが「車関係・ガソリン代」です(32.0%→20.8%→18.4%→16.8%)。若いうちは恋人や友だちとドライブに出かけたり、車にお金をかけるケースが多いものの、歳をとると車で出かけること自体が減り、若いときほどお金もかけなくなってしまうということなのでしょうか。なお20代層で「携帯電話代」が26.4%と他年代に比べて高く、「飲み代」と同じ数字になっています。以前はよく“飲みニュケーション”という言葉も聞きましたが、現代の若者にとっては文字通り「飲み代」と「携帯電話代」は同等なコミュニケーションのための出費なのかもしれません。
 さらに未既婚別で見ると、大きな差が開いているのが「携帯電話代」、「喫茶代」、「同僚への気配り」といったところ。また住んでいるのが大都市圏とその他では、「昼食代」「趣味の費用」「車関係・ガソリン代」などで格差が生じています。

問12.奥さんの小遣い額がいくらか知っていますか。
     「知っている」という場合、奥さんの1ヶ月分の小遣いはいくらですか。
(既婚者のみ回答 N=320人)
    全 体 年 代 別 奥さんの職業 子ども有無
20代 30代 40代 50代〜 専業主婦 共働き あり なし
知っている 17.5 47.1 23.8 6.0 14.2 19.4 15.8 14.5 29.2
知らない 82.5 52.9 76.3 94.0 85.8 80.6 84.2 85.5 70.8

奥さんの小遣い額を「知っている」のは17.5%、その平均は27,200円

全体平均 27,200円
20代 28,800円 専業主婦 23,900円
30代 22,400円 共働き 30,900円
40代 27,500円 子どもあり 23,800円
50代〜 31,300円 子どもなし 33,700円
大都市圏 32,200円
その他 20,000円
※100円台以下は四捨五入
 自分の奥さんの小遣い額を「知っている」というサラリーマンは、全体の2割もいない少数派(17.5%)となっています。  年代別では、20代で「知っている」という人が5割近く(47.1%)いますが、他の年代では総じて低く、特に40代ではわずかに6.0%しかいませんでした。 また既婚者のうちで奥さんが専業主婦の場合は「知っている」は19.4%でしたが、奥さんと共働きになるとさらに減少して15.8%となっています。
 子どもの有無でも差異が生じており、子どもがいない場合は29.2%が「知っている」と答えていますが、子どもがいると14.5%にまで減ってしまっています。
 なお「知っている」と回答した人(N=56人)に、その額を聞いたところ、全体平均で奥さんの小遣いは27,200円という金額が判明しました。同じ質問を昨年もおこなっていますが、昨年の結果は全体平均で21,800円との結果でした。昨年よりも5,400円もアップしており、ダンナさんの小遣いよりも急激なアップ率となっています。

問13.あなたは「へそくり」をしていますか。

「へそくりをしている」のは全体の28.0%、
高年収ほど熱心に

  へそくりをしているか
サラリーマンの多くは、日々の小遣いが決して充分な金額とはいえないと思いますが、家族に隠れて「へそくり」をしている人は一体どれくらいいるのでしょうか。「へそくりをしている」と回答した人は、全体の28.0%と予想以上に少数派でした。もっとも回答には独身者も含まれていますから、とりたてて「へそくり」と区分している人は少ないのかもしれません。

 へそくりをしている
年収別に見てみると、「へそくりをしている」という人は、年収が高くなるほど、その割合は高くなっていき、年収1,500万円以上の層では半数近く(42.3%)が「している」と回答しています。収入が多くなればなるほど、家族に隠れて自由にできるお金が増えるということでしょう。

<ご参考  サラリーマンの平均小遣い額の推移(1979年〜2005年)>

グラフ