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2010年 サラリーマンのお小遣い調査

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“仕分け”られるサラリーマンの小遣い

*平均小遣いは40,600円、昨年比5,000円のダウンで3年連続の減少
*昼食代はワンコイン500円に。弁当持参もさらに増加傾向

  • 本アンケートは1979年以来、30年以上にわたり実施しています。
    (91年、93年、94年を除く)
  • 「日経平均株価と小遣い額の推移グラフ」を添付しています。ご参照ください。

はじめに

この1年間を振り返ると、2009年の夏に自由民主党から民主党への歴史的な政権交代がありました。以後、公共事業の見直しや独立行政法人の事業仕分けをはじめ、政治・経済両面での改革が推し進められています。内閣府が2010年5月13日に発表した「景気ウォッチャー調査」では、景気の実感を示す「景気の現状判断DI」は2010年4月現在で5ヵ月連続で改善し、「景気は厳しいながらも、持ち直しの動きがみられる」と報じられています。また、2010年1〜3月期の実質国内総生産(GDP)は年率4.9%増(速報値)で、4四半期連続のプラス成長となりました。

一方、サラリーマンや家計にとっては、どのような1年だったのでしょうか。勤労統計調査による2010年3月時の給与総額は前年同月比0.8%増と22ヶ月ぶりの増加に転じ、日本経団連発表の今年の夏季賞与・一時金妥結状況(第一次集計)によると夏のボーナスも2年ぶりに増えるようです。しかしながら勤労統計調査では2009年度の現金給与総額(月平均)は前年度比3.3%減で、比較可能な1991年以降の現行の統計では過去最悪となりました。過去1年はボーナスや残業代も大幅に減り、家計に大きな打撃となりました。厚生労働省の発表による平均有効求人倍率も2009年度平均では0.45倍と過去最悪、完全失業率もITバブル崩壊後の2002年度に次ぐ高い数値となり、サラリーマンの間でも、雇用に関する不安が広がりを見せた1年でもありました。

スーパーマーケットでは低価格なプライベートブランド商品の開発が続き、スーパーマーケットのディスカウント業態への転換も進みました。その一方でデパートの店舗閉鎖が相次ぎました。衣料品では、2009年夏以降に1,000円を切るジーンズが次々と登場。外食産業でも居酒屋などで、飲み物やおつまみなどを200円台、300円台など低価格の均一料金で提供する店舗が次々と登場するなど、長引くデフレによる市場の低価格競争が激しくなっています。

4月に実施した「2010年サラリーマンの小遣い調査」でも、家計の回復感が乏しいことが垣間見られる結果となっており、平均小遣い額は昨年調査と比較して5,000円ダウンの40,600円、昼食代の平均金額も昨年から90円減の500円となり、昼食代は最近10年間の中で最も低い金額となりました。景気は回復傾向を見せているものの、サラリーマンは依然として出費に対する防衛意識が強いことがうかがえます。

<調査設計>

◆ 調査時期 2010年4月16日、4月17日の2日間
◆ 調査方法 インターネットによる調査
(専門の調査会社に依頼し、全国からサンプルを収集)
◆ サンプル数 全国の男性サラリーマン1,000名
◆ サンプル内訳

(上段:人数 下段:%)

全体年代別未既婚別同居の
子どもの有無
20代30代40代50代未婚既婚いるいない
1000
(100)
250人
(25)
250人
(25)
250人
(25)
250人
(25)
413人
(41.3)
587人
(58.7)
450人
(45.0)
550人
(55.0)
奥さんの
就業状況
住居形態 居住地域
専業
主婦
共働き 持ち家 賃貸 首都圏 関西圏 東海圏 その他
293人
(49.9)
294人
(50.1)
583人
(58.3)
372人
(37.2)
259人
(25.9)
188人
(18.8)
100人
(10.0)
453人
(45.3)

※「奥さんの就業状況」の%では母数は587人(=既婚者総数)

年収別
300万
未満
300〜
500万
未満
500〜
700万
未満
700〜
900万
未満
900〜
1500万
未満
1500万
以上
81人
(8.1)
284人
(28.4)
266人
(26.6)
179人
(17.9)
164人
(16.4)
26人
(2.6)
  • 次ページ以降の表・グラフ内の数字は、特に注意がない場合は全て%です。
    (小数点第2位で四捨五入)
  • この調査はサラリーマンを対象に実施していますが、個々のサンプルは毎年異なります。

調査結果の概要

問1. この春からのあなたの1ヵ月分の小遣いはいくらですか?

2010年のサラリーマンの平均小遣い額は40,600円に。
昨年より5,000円のダウンで3年連続の減少

全体平均 40,600円(100円台未満は四捨五入)
●年代別2010年(2009年)
20代=44,500円(45,600円)
30代=40,100円(47,300円)
40代=38,500円(43,200円)
50代=39,400円(46,200円)
●未既婚別
未婚=51,600 円(55,700円)
既婚=32,900 円(39,700円)
●子どもの有無
あり=32,100円(36,900円)
なし=47,600円(54,100円)
●奥さんの就業状況
専業主婦=30,900円(38,200円)
共働き=34,900円(41,000円)
●居住地域
首都圏=51,800円(50,600円)
関西圏=36,700円(46,000円)
東海圏=37,300円(39,900円)
その他=36,700円(41,100円)
これまでの平均小遣い額
2010年40,600円1995年58,700円
2009年45,600円1995年58,700円
2008年46,300円1992年70,500円
2007年48,800円1990年76,000円
2006年45,400円1989年53,000円
2005年40,600円1988年53,800円
2004年38,300円1987年53,000円
2003年42,700円1986年54,600円
2002年54,900円1985年50,700円
2001年58,300円1984年50,600円
2000年60,300円1983年47,600円
1999年54,800円1982年34,200円
1998年55,800円1981年40,400円
1997年66,900円1980年39,600円
1996年60,800円1979年30,600円
※91、93、94年は調査せず
※100円台未満を四捨五入

今回の調査では、サラリーマンの1カ月の平均小遣い額は「40,600円」となり、昨年の45,600円より5,000円のダウンとなりました。昨年は対前年700円のマイナスでしたが、今年は大幅なダウンとなりました。

小遣い額のピークはバブル期、日経平均株価のピークを記録した1989年の翌年の76,000円でした。その後、株価の下落と連動するかのように小遣い額も下降傾向が続き、2004年には38,300円とバブル期から半減。その後2005年から3年間は回復基調にありましたが、2007年からは一転して3年連続の減少となりました。株価ダウン、景気悪化による給与の伸び悩みやボーナスの削減などが、小遣い額にも影響しているようです。

小遣い金額を年代別でみると、20代が最も多く44,500円、30代では40,100円。40代、50代では3万円台となり、未婚者の多い20代と、30代以上とで差が見られる結果となりました。また今年は、前回調査に比べ全ての年代で金額が減少しています。減少額は、20代が最も小さく、1,100円のダウンにとどまりましたが、30代では7,200円のダウン、50代では6,800円のダウンと、30代以上で減少額が大きくなりました。

世帯(奥さんの就業状況)で比較してみると、専業主婦世帯での減少額は7,300円、共働き世帯でも6,100円で、ともに減少しました。昨年は前年比アップとなった共働き世帯でも、今年は財布のひもを引き締めているようです。

地域別でみると首都圏とそれ以外の地域の開きが非常に大きくなっています。特に関西圏での減少幅が大きく9,300円もダウンしました。一方、首都圏では前年から1,200円のアップに転じ、51,800円となりました。

日経平均株価とサラリーマンの平均小遣い額の推移(1979年〜2010年)

問2. この1年の間に昇給はありましたか。/あなたの小遣いはどのように変化しましたか?

― 半数以上(56.8%)が昇給なし。
その影響を受けてか、小遣い額も“仕分け”られ17.3%がダウン

昇給の有無

■小遣い額 アップ 変化なし ダウン
全体(%) 6.6 76.1 17.3
年代 20代 16.8 73.6 10.4
30代 6.4 76.0 17.6
40代 1.6 80.8 17.6
50代 2.4 74.0 23.6
未既婚 未婚 11.6 72.6 15.7
既婚 3.1 78.5 18.4
子供の有無 いる 3.6 77.8 18.7
いない 9.1 74.7 16.2
奥さんの就業状況 共働き 3.7 78.6 17.7
専業主婦 2.4 78.5 19.1

この一年間の昇給については「無し」と回答した人が過半数を超え(56.8%)、「あり」(43.2%)を上回りました。また、「昇給無し」の割合は、前回調査の51.6%より増えています。厚生労働省の「勤労統計調査」によると、2010年3月は現金給与総額が22ヶ月ぶりに前年同月比で増加に転じたとのことですが、今回の小遣い調査ではまだ増加傾向はみられませんでした。

年代別でみると、「昇給あり」と答えた人の割合が、20代と30代で5割を超えたのに対して、40代は3割台、50代は29.2%でした。20代についても「昇給あり」が今年は53.6%で、昨年(64.8%)に比べ、約11ポイント減っており、賃金が伸びていない傾向がうかがえます。

世帯年収別では、900万円以上の世帯において、5割以上の人が「昇給あり」と回答しているのに対し、700〜900万円未満の層では、「昇給あり」が38.5%にとどまる厳しい結果となりました。

また、この1年の間(2009年4月〜2010年3月)の小遣い額の変化について尋ねたところ、全体では「アップ」が6.6%であったのに対し、「ダウン」が17.3%で大きく上回りました(右表)。昇給の割合が減ったことが、小遣い額にも影響しているようです。

年代別では、20代を除いたすべての世代で、小遣い額が「ダウンした」人の方が、「アップした」人よりも多くなっています。また、未婚世帯よりも既婚世帯、子供のいない世帯よりもいる世帯で「アップ」した割合は少なくなっており、家計において小遣いが“仕分け”られたことがうかがえます。

問3. あなたが理想とする1ヵ月分の小遣いはいくらですか?

理想の金額も節制志向?
理想の小遣い額は、「現実」プラス20,700円の61,300円

全体平均 61,300円(100円台未満は四捨五入)
〜現実の小遣いとの差額は20,700円と前回よりも差は縮まる〜
●年代別
(理想-現実の差額)
20代=65,100円(20,600円)
30代=61,700円(21,600円)
40代=58,700円(20,200円)
50代=59,700円(20,300円)
●未既婚別
(理想-現実の差額)
未婚=74,100円(22,500円)
既婚=52,300円(19,400円)
●子どもの有無
(理想-現実の差額)
あり=52,100円(20,000円)
なし=68,800円(21,200円)
●奥さんの就業状況
(理想-現実の差額)
共働き=52,500円(17,600円)
専業主婦=52,100円(21,200円)
●居住地域
(理想-現実の差額)
首都圏=75,800円(24,000円)
関西圏=59,600円(22,900円)
東海圏=55,100円(17,800円)
その他=55,000円(18,300円)

今年の理想の平均小遣い額は全体平均で61,300円となり、昨年(72,900円)比11,600円のマイナスとなりました。理想の小遣い額と現実の小遣い額の差額は全体平均で20,700円と、昨年の27,300円に比べて6,600円縮まったことになります。2008年秋に始まったリーマン・ショック以降、不安定な景気が続く中で、理想金額への意識が控えめとなっているようです。現実の小遣い額が減る中で、理想と現実の金額差も縮まった格好となりました。

年代別でみると、理想の小遣い額が最も高いのは20代で65,100円でした。昨年の調査で理想の小遣い額が7万円台であった30〜50代が、今回は30代で61,700円、40代と50代でも5万円台となり、30代以上で理想金額が大幅に下がったことが、全体額の減少に影響しています。

また、地域別では、首都圏では理想金額が75,800円で前回から11,600円のダウン、関西圏では59,600円で前回から12,800円ダウンした点が大きな変動となっています。東海圏では昨年に引き続き実際の小遣い額との差額が17,800円と最も乖離が少ない結果となりました。東海圏のサラリーマンは理想金額を高望みせず、現実的な傾向があると言えるかもしれません。

問4. 小遣い面からみて、この一年間のあなたの日常生活はいかがですか?

― 生活は「苦しい」派が過半数。
30代以上で「苦しい」派が6割を超える

「小遣い面からみて、この一年間のあなたの日常生活はゆとりがあるか、苦しいか」と尋ねた質問では、41.9%が「ゆとりがある」と回答しており、58.1%が「苦しい」(前回 「ゆとりがある」35.8%、「苦しい」64.2%)と答えています。苦しいという意識は前回より薄まったものの、「苦しい」派が「ゆとりがある」派を上回る状況は変わりませんでした。

年代別では20代のみ「ゆとりがある」派が「苦しい」派を上回りました(「ゆとりがある」54.4%、「苦しい」45.6%)。一方30代以上では「苦しい」派が6割を超えており、年代による意識差が見られました。

未婚者では半数以上の53.0%が「ゆとりがある」と回答している一方で、既婚者の65.9%が「苦しい」と答えており、既婚者世帯では前回同様に家計のやりくりに苦労しているようです。

問5. あなたの昼食代を平均すると1回いくらですか?持参弁当の割合は昨年に比べていかがですか?

― 昼食代の平均はついにワンコイン500円に。
持参弁当の割合が増え、「昼食はお弁当」という人が増える

これまでの平均昼食代
2010年=500円
2009年=590円
2008年=570円
2007年=590円
2006年=650円
2005年=660円
2004年=650円
2003年=670円
2002年=690円
2001年=710円
※1円単位を四捨五入
昼食の内訳(※)
持参弁当1.5回(+0.2)
弁当
(コンビニなど)
1.2回(±0)
社員食堂1.1回(+0.1)
外食0.9回(-0.2)
その他0.3回(±0)
※勤務日の平日の昼食回数を5回としたときの内訳を回答してもらっている。カッコ内は昨年と比較した増減回数

サラリーマンの小遣いの使い道として欠かせないもののひとつが昼食代です。昼食代は、2007年に600円台から500円代へと落ち込み、その後500円台後半で推移していましたが、今年はついに500円となり、過去10年間の中で最も少なくなりました。500円で食べられるワンコインランチや、298円、398円など低価格の弁当が店頭に並ぶ光景が見られ、より低価格で昼食を食べられるようになったことも理由のひとつと考えられます。

年代別では、すべての年代で、平均金額が昨年よりダウンしました。最も高いのは20代の540円でした。30代、40代ではそれぞれ480円、470円と500円を切っています。30代、40代の小遣い金額が減少した結果を前述しましたが、減少したお小遣いを昼食代で切り詰めている状況がうかがえます。(問6の図表参照)

また、1週間(勤務日の5日間)の昼食の形態について尋ねたところ、弁当の持参が1.5回と前回より0.2回増加しました。コンビニなどでの弁当の購入が1.2回(前回と同率)であり、「昼食はお弁当」という人が増えている傾向が見られます。

対して、レストランなどでの外食は0.9回となり、昼食に外に出る頻度が減少しました。ここからも昼食代の平均金額が減少した背景がうかがえます。

未婚者は「購入した弁当(コンビニなど)」が1.4回で最も多く、「外食」「持参弁当」がともに1.1回となっています。既婚者は「持参弁当」が1.8回と圧倒的に多く、「外食」はわずか0.8回となっています。既婚者はお小遣い金額の減少も大きく、昼食を持参弁当にすることで、減った分のお小遣いをやりくりしているようです。

また、持参弁当の割合が昨年に比べて増えたかを聞いた質問では、全体で11.7%の人が「増えた」と回答しました。特に、20代で「増えた」人が15.6%と、他の年代と比べて多い結果となりました。一昨年から昨年にかけ、「弁当男子」という言葉をよく耳にしましたが、20代男性は弁当を持参することに抵抗がなくなってきているのかもしれません。

問6. あなたは1ヶ月に平均何回程度アフター5に、外で飲食していますか?
また、飲み代は1回平均いくらになりますか?

― 1ヶ月の外食平均回数は3年連続ダウン。
1回の飲み代は1,000円近くダウンで4,190円

(円) (回数) (円) (円)
1日の昼食代
(平均)
1ヵ月の外食回数
(平均)
1回の飲み代
(平均)
1ヵ月の飲み代
(平均)
  昨年 今年 昨年 今年 昨年 今年 昨年 今年
全体5905003.32.95,1704,19017,06012,150
20代5805403.84.14,3603,65016,57014,970
30代6004803.63.04,8804,25017,57012,750
40代5404702.62.45,3804,05014,0009,720
50代5805103.01.96,0504,82018,1509,160
未婚5905503.94.14,6503,96018,14016,240
既婚5704602.92.05,4804,35015,8908,700
子どもあり5704802.52.05,5904,34013,9808,680
子どもなし5905104.03.64,7604,06019,04014,620
専業主婦5604602.92.05,9904,42017,3708,840
共働き5804702.92.05,0104,29014,5308,580
(※10円代未満は四捨五入)
※1ヶ月の飲み代(平均)=1回の飲み代X外食回数で算出

1ヵ月の外食回数は、平均2.9回で、昨年の3.3回から0.4回減少し、3年連続ダウンしました。一昨年の3.8回と比べると1回近く減ったことになり、外食は、10日に1回程度あるかないかまで減少しました。

さらに1回あたりの飲み代の費用は全体で4,190円と、前年比で980円のダウンとなりました。サラリーマンは昼食にかける費用だけでなく、外食の回数も控え、1回あたりの飲み会でも節約をしようとする傾向が見られます。

外食回数年代別で比較すると、最も多いのは20代の4.1回で、20代のみ、昨年の3.8回よりも回数ベースでは増加に転じました。対して30代以上は昨年よりも回数が減少し、50代では1.9回と、前回の3.0回よりも1回以上少なくなっています。

飲み代は、最も高額な50代でも4,820円で、各年代とも5,000円を切りました。50代と40代は前回比で単価が1,000円以上減少しました。飲み物やおつまみを均一料金で安く提供する居酒屋が登場するなど、外食産業の低価格戦略の拡がりも、懐事情が厳しく、節約志向が高まったサラリーマンのニーズに合わせた展開と考えられます。また、20代では単価が3,650円と4,000円を切る結果となり、1回の飲み代にかけるお金を減らし、その分回数を増やしてコミュニケーションを取るという意識のようです。

問7. 小遣いの使い道として、必要不可欠なものは何ですか?

― 小遣いの使い道上位3項目は
「昼食代」、「趣味の費用」、「飲み代」で昨年と変わらず。
「携帯電話・通信費」が前回よりも上昇

全体 (前回) 20代 30代 40代 50代 未婚 既婚
昼食代 52.9 57.2 56.0 52.8 54.0 48.8 60.8 47.4
趣味の費用 45.7 50.6 44.0 46.8 44.8 47.2 44.8 46.3
飲み代 39.0 44.8 39.6 40.0 37.6 38.8 39.5 38.7
嗜好品代 35.4 42.2 27.6 35.6 37.2 41.2 34.1 36.3
雑誌・書籍代 29.7 37.2 27.6 30.8 29.2 31.2 32.2 27.9
携帯電話・通信費 29.5 27.4 47.6 29.6 21.2 19.6 48.7 16.0
車関係・ガソリン代 24.9 25.0 28.8 24.8 24.4 21.6 31.0 20.6
身だしなみのための費用
(散髪代など)
18.9 22.4 22.0 22.8 14.4 16.4 26.6 13.5
洋服・靴などの
ファッション代
15.7 18.8 27.6 16.8 9.6 8.8 23.5 10.2
家族への気配り※ 15.3 18.6 11.6 17.6 15.2 16.8 10.2 18.9
喫茶代 15.2 15.4 12.8 15.6 13.2 19.2 15.7 14.8
職場の部下への気配り※ 9.9 12.2 7.6 8.0 9.6 14.4 9.0 10.6
資格取得のための費用 7.9 7.0 14.8 7.2 4.4 5.2 12.6 4.6
その他 1.6 1.8 0.8 1.6 1.2 2.8 1.0 2.0

小遣いの使い道として外せないものを尋ねたところ、第1位は「昼食代」(52.9%)、第2位は「趣味の費用」(45.7%)、第3位は「飲み代」(39.0%)と前回調査と同じ順位となりました。「携帯電話・通信費」と「資格取得のための費用」が前回調査よりも割合が増えています。

年代別でみると、20代では47.6%が「携帯電話・通信費」を必要不可欠と回答。20代にとっては「昼食代」の次に欠かせない出費と考えられているようです。さらに、「洋服・靴などのファッション代」も20代では27.6%と高く、30代以上とは異なる特徴となっています。50代では、全体と比べて「嗜好品代」と回答した人が、6ポイント近く高くなっています。

問8. 家計の主導権は誰が握っていますか?

― 家計の主導権は、6割以上が「自分」とするも、
既婚者、子どもあり層では「妻が主導権」が過半数

家計の主導者

家計の主導権を握っているのは誰かとの質問には、「自分」が62.2%(前回56.4%)と、「妻・パートナー」の36.2%を上回りました。

年代別にみると、独身者の多い20代では「自分」が84.0%に達します。年代が上がるほど、「妻・パートナー」が主導権を握っている傾向が見え、50代では、「妻・パートナー」が家計の主導権を握っています。

また、「子どもあり」層では、「妻・パートナー」が主導権を握っているケースが6割近くに達しています。既婚層でも「妻・パートナー」が過半数となっているため、結婚後は、妻が財布を握って家計を仕分けている構図は長年変わっていないようです。

問9. あなたは給料以外に、どのような収入を得ていますか?

― 株式・為替など投資による収入を得ている人が2割を超える

給料以外の収入源で最も多かったのは「株式・為替など投資による収入」(20.5%)で、2番目が「オークションによる出品」となり、上位2項目は昨年と同じ順位となっています。年代別ではいずれも30代に多く見られます。

3番目の「副業」は7.9%と前回からスコアが伸びました。2009年には、一部の大手製造業などで、操業中止にともなう社員の収入の減少を補うために副業を解禁した動きがありましたが、景気悪化にともない副収入を得ようという動きが、わずかながら増加しているようです。

  全体 (昨年) 20代 30代 40代 50代
株式・為替など投資による収入 20.5 22.6 18.8 24.0 21.6 17.6
ネットオークション出品 15.4 12.8 16.0 18.4 18.0 9.2
副業 7.9 3.4 13.6 7.6 6.0 4.4
アルバイト 4.5 4.4 3.6 4.0 6.0 4.4
その他 4.3 5.0 1.2 5.2 6.4 4.4
給料以外の収入はない 58.5 61.2 58.8 54.0 54.8 66.4

問10. 最近、どのようなことに不安を感じていますか?

― サラリーマンが抱く不安は「景気や会社の将来性」、
「自分の将来や老後」、「日本の政治」

最近感じている不安は、第1位が「景気や会社の将来性」、第2位は「自分の将来や老後」。この2項目が50%前後でサラリーマンが抱える大きな不安となっています。第3位に入った「日本の政治」については、昨年政権が交代するなど、政治情勢の変動が大きいことから、今後の政治に対する不安を挙げる人が多かったのかもしれません。

  全体 20代 30代 40代 50代
景気や会社の将来性 52.2 49.2 54.8 56.8 48.0
自分の将来や老後 48.4 42.4 50.0 50.4 50.8
日本の政治 38.0 34.0 39.6 38.0 40.4
自分の健康 34.3 22.4 30.8 40.0 44.0
リストラ/減給 33.0 30.0 28.0 38.8 35.2
親の介護 23.8 13.2 23.6 31.6 26.8
年金 23.8 16.0 20.4 27.2 31.6
資産運用 21.2 24.0 20.8 22.8 17.2
子供の教育 20.7 10.0 21.6 33.2 18.0
家族や職場での人間関係 18.5 15.6 18.4 24.0 16.0
鬱やストレスなどの精神的な問題 17.5 17.6 20.0 19.2 13.2
世界情勢 17.2 17.6 18.4 19.2 13.6
環境問題 11.7 11.2 10.8 13.2 11.6
その他 0.9 1.2 0.4 1.2 0.8
特に感じていない 7.1 12.8 5.2 6.4 4.0

年代別にみると、40代では「景気や会社の将来性」、「リストラ/減給」への不安が他の年代よりも強い結果となりました。働き盛りの年代でありながらも、先行きが見通せないことに不安を持っている様子がうかがえます。また、40代の約4人に1人が「家族や職場での人間関係」に不安を持っており、上司、部下双方との人間関係を気遣うことの多い年代であることから、会社に対して不安や悩みを感じている人も多いようです。「子供の教育」が40代だけ突出しているのも、子供の進学や教育費の悩みが増す40代ならではの特徴といえます。

一方で、50代は「自分の健康」「年金」が他の世代に比べて大きな関心事のようです。

問11. 小遣いや収入が減った分はどのようにやりくりしていますか?いくつでもお選びください。

― 家計のやりくりのために見直した項目は、
「外食の回数や費用」「レジャーや趣味の回数やかける費用」

小遣いや収入が減った分のやりくりについての質問に対し、外食、レジャーや趣味の回数やコストを減らしたと回答した人が4割以上となりました。日常生活の中で、少しずつやりくりをしようという意識が見られます。

年代別に見ると、20代では「携帯電話やインターネットなどの通信費を減らした」「会社に弁当を持参するようになった」が全体平均よりも高くなっています。小遣いの使い道で20代が「携帯電話・通信費」を必要不可欠と考えている割合が高い結果を述べましたが、20代はこの「通信費」を減らすことでやりくりをする様子がうかがえます。一方「レジャーや趣味の回数やかける費用を減らした」と回答した20代は31.6%で、全体平均の40.6%に比べて9ポイント少ない結果でした。「洋服や靴などファッション関連費用を減らした」も19.6%で他の年代よりも低く、厳しいやりくりの中でも譲れない項目があるようです。

一方40代は、「外食」「レジャーや趣味」の回数やコストを減らしたり、「光熱費を抑える工夫をしている」「嗜好品代を減らした」「新聞や書籍代を減らした」など、多くの項目で割合が最も高くなっています。「景気や会社の将来性」や「子供の教育」など不安の多い40代は、色々な費目で節約を意識している結果となりました。

  全体 20代 30代 40代 50代
外食の回数やコストを減らした 46.3 40.8 49.2 50.0 45.2
レジャーや趣味の回数やコストを減らした 40.6 31.6 40.0 47.2 43.6
光熱費を抑える工夫をしている 23.4 16.4 20.8 29.2 27.2
嗜好品代を減らした 23.2 18.8 22.0 27.2 24.8
貯蓄商品や資産運用を見直した 22.1 24.0 20.8 22.4 21.2
洋服や靴など
ファッション関連費用を減らした
21.5 19.6 24.8 20.0 21.6
ディスカウントショップやセールを
利用するようになった
17.5 15.6 17.6 16.8 20.0
新聞や書籍代を減らした 17.1 11.6 17.2 22.0 17.6
携帯電話やインターネットなどの
通信費を減らした
15.9 19.2 14.8 14.8 14.8
会社に弁当を持参するようにした 12.7 15.2 12.4 9.2 14.0
車を手放した 2.9 2.4 2.0 4.4 2.8
子供の教育費を減らした 1.2 0.8 0.8 2.0 1.2
その他 1.0 1.2 1.2 0.8 0.8
特に何もしない 18.7 21.2 16.4 17.2 20.0

問12. 最近どのようなことに興味がありますか?
あるいは今後どのようなこと(もの)を始めてみたい(欲しい)と思いますか?

「ハイブリッドカー」の購入意向者が6割以上。50代の購入意向が高い

近年話題になっている商品、サービスについて、「現在保有(現在すでに持っている/始めているもの)」と、「今後の購入意向(今後購入したい/始めたいもの)」を尋ねました。現在保有では「エコポイント対応家電製品」(27.4%)と「ブログ」(22.2%)が2割を超えています。続いて「FXなどの資産運用」(18.1%)となっています。

一方、今後の購入意向では、「ハイブリッドカー」が62.4%にのぼり、注目度が高い結果となっています。日本自動車販売協会連合会発表の新車乗用車販売台数ランキングでは2009年4月以降、2010年4月時点までハイブリッドカーが首位に立ち続けており、今回の調査から購入意向も高いことがうかがえます。

今後の購入意向が高い商品を年代別に比較すると、全体で最も購入意向が高かった「ハイブリッドカー」は車離れが進んでいると言われる20代でも56.0%の人が購入意向を持っています。また、20代の35.2%がFXなどの資産運用に関心を持ち、他の世代よりも多くなっているのも特徴です。30代は「スマートフォン」、40代は「3Dテレビ」に関心が高い傾向が見られました。50代では「ハイブリッドカー」の購入意向が非常に高く70%近くとなっており、他に「CO2削減などの環境保護活動」(43.6%)も高く、環境に関する商品・活動への関心度が高いことがわかります。

新商品・サービスの現在保有と今後の購入意向

■今後購入したい/始めたいもの(年代別)
全体 20代 30代 40代 50代
ハイブリッドカー 62.4 56.0 64.0 60.0 69.6
エコポイント対応家電製品 44.0 43.2 46.8 44.4 41.6
スマートフォン(高機能携帯電話) 42.4 43.6 48.0 39.2 38.8
3Dテレビ 41.5 39.6 37.6 47.2 41.6
CO2削減などの環境保護活動 38.1 36.8 39.2 32.8 43.6
健康器具やジムでのトレーニング 36.2 44.4 37.6 33.6 29.2
ボランティアや介護活動 30.1 26.8 30.0 28.0 35.6
電子書籍 28.5 32.0 24.4 27.6 30.0
FXなどの資産運用 27.3 35.2 30.8 21.2 22.0
ツイッター 18.1 20.4 13.6 22.0 16.4
ブログ 14.5 14.8 14.0 13.6 15.6
婚活 13.9 29.2 15.6 7.6 3.2
ファストファッション 13.4 21.2 12.8 10.8 8.8