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2011年 サラリーマンのお小遣い調査

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サラリーマンのお小遣いはバブル崩壊後最低額へ

*平均お小遣いは36,500円、昨年比4,100円のダウンで4年連続の減少
*お金への意識はシビアに、年金には根強い不安感
*生活防衛のため「昼食の弁当持参」は週1.84回に増加、「飲み代」も更に節約

  • 本アンケートは1979年以来、30年以上にわたり実施しています。(1991年、1993年、1994年を除く)
  • 時系列で「日経平均株価とお小遣い額の推移グラフ」を添付しています。ご参照ください。

はじめに

この1年間を振り返ると、2010年6月に鳩山内閣が総辞職し、管内閣が誕生すると、景気回復対策として高速道路無料化実験や子ども手当などが開始され、消費を促す政策が推し進められました。内閣府が2011年5月12日に発表した「景気ウォッチャー調査」では、景気の実感を示す「景気の現状判断DI」は、震災前は改善トレンドでしたが、震災の影響により3月は一時的に大きく落ち込みました。また同様に、2010年の実質国内総生産(GDP)も年率4%前後で推移していましたが2011年1〜3月期は震災の影響により年率1.0%減(速報値)となり、回復基調の景気に震災の下押し圧力が働いている状況にあるといえます。

一方、サラリーマンや家計にとっては、どのような1年だったのでしょうか。勤労統計調査による2011年3月時の給与総額は、前年同月比0.1%減と14ヶ月ぶりの減少に転じましたが、日本経団連発表の今年の夏季賞与・一時金妥結状況(第一次集計)によると夏のボーナスも2年連続で増えており、過去1年間の給与やボーナス支給額が徐々に回復してきているといえます。しかし、2009年まで続いた長い景気低迷の印象が拭えず、実感として家計に一定の安心感が戻るにはまだ時間がかかることがうかがえる調査結果となりました。厚生労働省の発表による平均有効求人倍率も、2009年4月の0.45倍を底に過去12ヶ月の間で順調に回復し、2011年3月時点で0.65倍まで回復、サラリーマンの間でも雇用に関する不安が一息ついた1年でもありました。

スーパーマーケットではディスカウント業態への転換が進む中、地域密着型や特徴的な品揃えなどニーズに的確に応える動きが出始めました。衣料品では、安くて機能的な商品開発を競い合い、外食産業でも居酒屋などで特徴を生かした安くて美味しいものを取り扱う業態が増えるなど、消費者のスマート消費に応える動きが出始めています。

4月に実施した「2011年サラリーマンのお小遣い調査」では、引き続き家計の回復感が乏しいことが垣間見られる結果となっており、平均お小遣い額は昨年調査と比較して4,100円ダウンの36,500円、昼食代の平均金額も昨年から10円減の490円となり、昼食代は最近10年間の中で最も低い金額となりました。景気回復にあいまって収入も回復傾向を見せているものの、家計の紐はまだまだ緩んでおらず、サラリーマンは依然として出費に対する防衛意識が強いことがうかがえます。

<調査設計>

◆ 調査時期 2011年4月23日、4月24日の2日間
◆ 調査方法 インターネットによる調査
(専門の調査会社に依頼し、全国からサンプルを収集)
◆ サンプル数 合計2,000名
(全国の男性サラリーマン1,000名、
20代から30代の女性会社員、
男性・女性パート・アルバイト1,000名)
◆ サンプル内訳

(上段:人数 下段:%)

年代別Total
20代30代40代50代
男性サラリーマン 実数 258 258 258 258 1,032
比率 25.0% 25.0% 25.0% 25.0% 100%
女性会社員 実数 129 129 - - 258
比率 50.0% 50.0% - - 100%
男性パート・アルバイト 実数 258 258 - - 516
比率 50.0% 50.0% - - 100%
女性パート・アルバイト 実数 129 129 - - 258
比率 50.0% 50.0% - - 100%
未既婚子供の有無パートナー就業
未婚 既婚 子供
なし
子供
あり
共働き・
パート
無職/
専業主婦
男性サラリーマン 実数 397 635 512 520 343 292
比率 38.5% 61.5% 49.6% 50.4% 54.0% 46.0%
女性会社員 実数 173 85 216 42 - -
比率 67.1% 32.9% 83.7% 16.3% - -
男性パート・アルバイト 実数 483 33 499 17 - -
比率 93.6% 6.4% 96.7% 3.3% - -
女性パート・アルバイト 実数 122 136 172 86 - -
比率 47.3% 52.7% 66.7% 33.3% - -

※「パートナー就業状況」の%では母数は635人(=既婚者総数)

世帯年収Total
300
万円
未満
300

500
万円
未満
500

700
万円
未満
700

900
万円
未満
900

1500
万円
未満
1500
万円
以上
男性サラリーマン 実数 126 325 263 143 147 28 1,032
比率 12.2% 31.5% 25.5% 13.9% 14.2% 2.7% 100%
  • 表・グラフ内の数字は、特に注意がない場合は全て%です。(小数点第2位で四捨五入)
  • 調査対象のサンプルは毎年異なります。
  • 表の網掛けは今回の調査から追加でとっている対象者となります。

調査結果の概要

問1. あなたの1ヶ月のお小遣いはいくらですか?(昼食代含む)

― 2011年のサラリーマンの平均お小遣い額は
バブル崩壊後最低額の36,500円に。
昨年より4,100円のダウンで4年連続の減少 ―

全体平均 36,500円(100円台未満は四捨五入)
年代別2011年(2010年)
20代=41,400円(44,500円)
30代=34,200円(40,100円)
40代=33,500円(38,500円)
50代=36,900円(39,400円)
未既・婚別
未婚=45,700円(51,600 円)
既婚=30,800円(32,900 円)
子どもの有無
あり=30,600円(32,100円)
なし=42,500円(47,600円)
配偶者の就業状況
専業主婦=30,400円(30,900円)
共働き・パート=31,100円(34,900円)
居住地域
首都圏=42,900円(51,800円)
関西圏=34,700円(36,700円)
東海圏=38,100円(37,300円)
その他=32,100円(36,700円)

今回の調査では、サラリーマンの1カ月の平均お小遣い額は「36,500円」となり、昨年の40,600円より4,100円のダウンとなりました。今年も引き続きダウンとなり、4年連続となりました。

お小遣い額のピークはバブル期、日経平均株価のピークを記録した1989年の翌年の76,000円でした。その後、株価の下落と連動するかのようにお小遣い額も下降傾向が続き、2004年には38,300円とバブル期から半減。その後2005年から3年間は回復基調にありましたが、2007年からは一転して4年連続の減少となり、ついに4万円を切ってバブル崩壊後最低、過去30年間で3番目に低い水準となりました。厚生労働省発表の勤労統計調査によると今年の2月までは13ヶ月連続で給与総額はプラスとなり、景気は回復基調ではあるが、家計におけるサラリーマンのお小遣い額の回復までにはもう少し時間がかかるようです。

お小遣い金額を年代別でみると、20代が最も多く41,400円、30代からは34,200円となり、40代、50代では3万円前半となっており、2年前は世代別では一番高かった30代のお小遣いもいまや20代と大きく差がひらいているのが特徴です。

全体 世代別
20代 30代 40代 50代
2009年4月 45,600 45,600 47,300 43,200 46,200
2010年4月 40,600 44,500 40,100 38,500 39,400
2011年4月 36,500 41,400 34,200 33,500 36,900
2010年からの増減 -4,100 -3,100 -5,900 -5,000 -2,500

日経平均株価とサラリーマンの平均お小遣い額の推移(1979年〜2011年)

問2. この一年(2010年4月〜2011年3月)の間に昇給はありましたか?

― お小遣いは減るも、昇給があった割合は変わらず ―

昇給の有無

「昇給あり」の割合は、前回調査の43.2%から42.4%と微減となりました。お小遣いは減っている一方で、昇給ありの割合はほぼ変わっていないことから、社会情勢や景気など、将来の不安が、お小遣いの減額に反映しているのかもしれません。

年代別でみると、「昇給あり」の人は20代で53.9%、30代で54.3%と半数を超えていますが、40代に入ると割合が減って、40代では38.4%、50代では23.3%と少なくなる傾向にあり、特に50代は昨年の27.2%から3.9ポイント低くなっています。

地域別に比べると、「昇給あり」の割合は、北海道・東北圏(34.4%)で他地域よりかなり低くなっています。一方、東海圏では「昇給あり」が50.4%と、全国で唯一半数を超えています。

世帯年収別では、年収500万円以上は、約半数が「昇給あり」と回答しているのに対し、300万円未満では約半分の24.6%にとどまるという厳しい結果が出ています。

問3. あなたが理想とする一カ月分のお小遣いはいくらですか?(昼食代含む) / この一年の間に、あなたのお小遣いはどのように変化しましたか?

― 理想のお小遣い額は61,300円とキープ。
理想と現実のギャップがさらに開く ―

理想のお小遣いの平均額は61,300円と前回の61,300円から横ばいですが、現実のお小遣い額が下がっているため、理想額と現実額の差は24,800円と、前回(20,700円差)からさらに広がる結果となりました。また、20代では前回より理想額が7,000円以上増加しており、理想と現実の差はさらに広がっています。

全体平均 61,300円 (100円台未満は四捨五入)
〜現実のお小遣いとの差額は24,800円と前回よりも差が広がる〜
●年代別
(理想-現実の差額)
20代=72,300円(30,900円)
30代=59,100円(24,900円)
40代=52,700円(19,200円)
50代=61,300円(24,400円)
●未既婚別
(理想-現実の差額)
未婚=77,800円(32,100円)
既婚=51,100円(20,300円)
●子どもの有無
(理想-現実の差額)
あり=50,900円(20,300円)
なし=72,000円(29,500円)
●配偶者の就業状況
(理想-現実の差額)
専業主婦=49,800円(19,400円)
共働き・パート=52,300円(21,200円)
●居住地域
(理想-現実の差額)
首都圏=76,800円(33,900円)
関西圏=52,100円(17,400円)
東海圏=54,400円(16,300円)
その他=55,100円(23,000円)

また、地域別では、首都圏では理想金額が76,800円で前回の75,800円から微増。2009年から2010年にかけては11,600円のダウンだったことから、理想額は底を打ち、現実的な金額に近づいているのかもしれません。関西圏では52,100円で前回の59,600円から7,500円ダウンしており、その他の地域に比べて昨年からの変動が最も大きい地域となっています。東海圏では昨年に引き続き、理想の金額の変動幅や実際のお小遣い額との乖離が最も少ない結果となりました。東海圏のサラリーマンは、環境等を踏まえた生活習慣とお小遣い額のバランスが取れていると言えるかもしれません。

お小遣いの増減は、「アップした」は6.4%にとどまったのに対して、「ダウンした」は11.5%であり、一昨年・昨年に引き続き、低下優位の結果となっています。しかし、「ダウンした」の割合が前年から5.8ポイント下がって11.5%となり、2009年は18%、2010年は17.3%であったことから、全体的にそろそろ下限に近づき、下げ止まりの傾向にあるのかもしれません。

フォーカス!20代〜30代

20代〜30代のお小遣い額は、男性パート・アルバイト層で24,000円、女性パート・アルバイト層で20,000円となっており、男性サラリーマン層や女性会社員層が37,000円前後であることと比べると大幅に金額が少なくなっています。また、パート・アルバイト層は男女とも「ダウンした」割合が2割程度あることから、少しずつ回復基調にある景気の中でまだまだ厳しい状況にあることがうかがえます。

現実額 理想額
(n) (円) (n) (円)
男性会社員20〜30代 509 37,817 511 65,703
女性会社員20〜30代 256 38,605 257 53,700
男性パート・アルバイト20〜30代 509 24,294 512 47,219
女性パート・アルバイト20〜30代 256 20,031 256 38,848

問4. お小遣い面からみて、この一年のあなたの日常生活はいかがですか?

― 生活は「苦しい」派が過半数以上。
非正規雇用での「苦しい」感はかなり強い ―

「お小遣い面からみて、この一年間のあなたの日常生活はゆとりがあるか、苦しいか」と尋ねた質問では、「ゆとりがある」人が42.3%に対して、過半数以上の57.7%が「苦しい」と答えています。苦しいという意識は前回より若干薄まったものの、「苦しい」派が「ゆとりがある」派を上回る状況は変わりませんでした。

年代別に見てみると、20代では昨年よりは下回るものの、57%が「ゆとりがある」派で、「苦しい」派の43%を上回っている状況は変わりませんでした。その他の特徴としては、昨年のように30代では「苦しい」派が6割を超えるということはなく、お小遣いが増えない中でうまくやりくりをコントロールできるようになったことがうかがえます。

フォーカス!20代〜30代

前述のように20代男性サラリーマン層では生活にややゆとりが感じられる結果でしたが、20代〜30代の女性パート・アルバイト層では66.7%、男性パート・アルバイトでは76.4%が「苦しい」と感じており、非正規雇用層での苦しい感はかなり強いようです。

問5. あなたの昼食代は平均すると1回いくらですか?(弁当持参時を除く)
あなたの平均的な一週間の昼食(勤務日)の内訳はどのような感じですか?
持参弁当の割合は昨年に比べてどう変わりましたか?

― 持参弁当の割合がさらに増え、
男性でも「昼食は手作り弁当」という人がさらに増加。
特に20代女性会社員は週に3日はお弁当持参、
更に非正規雇用の女性は一日の昼食代が300円台 ―

これまでの平均昼食代
2011年=490円
2010年=500円
2009年=590円
2008年=570円
2007年=590円
2006年=650円
2005年=660円
2004年=650円
2003年=670円
2002年=690円
2001年=710円
※1円単位を四捨五入
昼食の内訳(※)
持参弁当 1.8回(+0.2)
弁当(コンビニなど) 1.3回(+0.1)
社員食堂 1.1回(±0)
外食 1.1回(+0.2)
その他 0.3回(±0)
※平日勤務日の昼食回数の内訳を回答。カッコ内は昨年と比較した増減回数。

サラリーマンのお小遣いの使い道として欠かせないものである昼食代。2007年に600円台から500円代へと落ち込み、その後500円台後半で推移したのち、昨年はついに500円となり、今年はさらに10円安の490円と過去11年間のワースト記録を更新しました。低価格ランチや、200円台からの弁当など、より低価格で昼食を食べられることが当たり前のようになったことも理由のひとつと考えられます。

昼食代を削減した結果なのか、一週間の勤務日数における持参弁当回数が、前回は1.5回だったものが1.8回に増加しています。特に20代、30代ではその割合が高く、週に2回前後が持参弁当になっているようです。また、外食の回数が昨年より0.2回増えていることから、持参弁当を増やしつつ、低価格なランチで外食も楽しんでいるようです。

フォーカス!20代〜30代

20代男性サラリーマン層では昼食代が昨年から80円減の460円にまで低下していますが、女性はさらにその傾向が顕著で、女性パート・アルバイト層では昼食代は360円と最低額になっています。持参弁当についても、女性層での平均回数がやや多くなっており、女性会社員層は2.7回、女性パート・アルバイト層は2.2回となっています。また、外食頻度の低さも際立っており、女性会社員及び男性パート・アルバイト層では0.7回、女性パート・アルバイト層では0.4回と1回を下回っています。

このように若年層においてはお小遣いが減少し続ける中で、食事代を節約しようとする強い傾向が見て取れます。

(n) 外食 持参
弁当
購入した
弁当
社員
食堂
おごって
もらう
その他
男性会社員
20〜30代
516 1.01 1.97 1.27 1.09 0.05 0.30
女性会社員
20〜30代
258 0.65 2.67 1.46 0.62 0.06 0.42
男性パート・アルバイト
20〜30代
516 0.68 1.39 2.10 0.24 0.07 0.72
女性パート・アルバイト
20〜30代
258 0.43 2.16 1.27 0.26 0.12 0.65
昼食代
(n) (円)
男性会社員20〜30代 484 479
女性会社員20〜30代 234 473
男性パート・アルバイト20〜30代 491 412
女性パート・アルバイト20〜30代 241 362

問6. 仕事が終わった後、一ヶ月に平均何回くらい外で飲食をしますか?
あなたの飲み代は平均すると一回いくらですか?

― 仕事後の月間外食平均回数は横ばいの平均2.9回。
1回の飲み代はさらに減少の3,540円へ。
20代〜30代の非正規雇用の飲み代は2,000円を切る ―

(回数) (円) (円)
1ヵ月の外食回数
(平均回数)
1回の飲み代
(平均金額)
1ヵ月の飲み代
(平均金額)
今年 昨年 今年 昨年 今年 昨年
全体 2.9 2.9 3,540 4,190 10,266 12,150
20代 3.8 4.1 3,620 3,650 13,756 14,970
30代 2.7 3.0 3,740 4,250 10,098 12,750
40代 2.5 2.4 3,430 4,050 8,575 9,720
50代 2.6 1.9 3,370 4,820 8,762 9,160
未婚 4.0 4.1 3,570 3,960 14,280 16,240
既婚 2.2 2.0 3,520 4,350 7,744 8,700
子どもあり 2.1 2.0 3,600 4,340 7,560 8,680
子どもなし 3.7 3.6 3,470 4,060 12,839 14,620
専業主婦 2.1 2.0 3,660 4,420 7,686 8,840
共働き 2.3 2.0 3,400 4,290 7,820 8,580
※10円台未満は四捨五入
※1ヶ月の飲み代(平均)=1回の飲み代X外食回数で算出

仕事後の月間外食回数は、昨年まで3年連続のダウンでしたが、今年は昨年と同じ2.9回と下げ止まりました。一方、1回あたりの飲み代の費用は引き続き減少が続いており、去年の4,190円から650円ダウンの3,540円となりました。2009年は5,170円だった飲み代も2年余りで1,600円以上も下がっています。サラリーマンは昼食にかける費用だけでなく、外食の回数も控え、1回あたりの飲み会でも節約をしようとする傾向が引き続きあります。

外食回数年代別で比較すると、最も多いのは20代の3.8回ですが、50代のみ2.6回と昨年から0.7回増加しています。ただし、一回の金額は大幅に削減されていますので、金額を抑えて回数を増やすなどの工夫をしているのかもしれません。

飲み代は、20代以外のどの年代でも軒並み大幅な削減が見られますが、前述のように50代は1,500円近くも金額が下がっていることが大きな特徴です。昨年まではどの年代でも50代は一番単価が高かったのですが、今年は一転し年代別の最低額になったことから、「若い者におごる」という文化もなくなってきているのかも知れません。また今後の見通しですが、この夏は節電に向けてのサマータイムが多くの企業で導入され、そのサラリーマンをターゲットに、早い時間からの割安感のある商品を投入する居酒屋が登場するなど、さらに飲み代の単価が低くなることも想定されます。

フォーカス!20代〜30代

20代〜30代男性サラリーマン層では、回数は若干減っているものの、特に20代では一回の飲み代は微減で、飲みニケーション費用はそれほど削減していないようです。一方、男女パート・アルバイト層では外食や飲み代を大幅に節約している傾向がうかがえ、特に女性パート・アルバイト層では、外食は月に1.5回、飲み代は一回あたり1840円と、顕著な内向きの傾向にあるようです。どの年代でも飲み代が減少しているため、20代〜30代が先輩におごってもらう機会も減ったことも関係があるかもしれません。

(回数) (円) (円)
1ヵ月の外食回数
(平均回数)
1回の飲み代
(平均金額)
1ヵ月の飲み代
(平均金額)
全体
(男性サラリーマン)
2.9 3,540 10,266
20〜30代
男性サラリーマン
3.3 3,680 12,144
20〜30代
女性会社員
2.9 2,350 6,815
20〜30代
男性パート・アルバイト
2.3 1,620 3,726
20〜30代
女性パート・アルバイト
1.5 1,840 2,760

問7. お小遣いが足りなくなったとき、あなたはどうやりくりしていますか?

― お小遣いが足りなくなると「使わずに我慢する」人が増加。
女性会社員は預貯金を取り崩す傾向も ―

大切に使っているお小遣いが、もし足りなくなってしまったら・・・みなさんがこのピンチをどう乗り切っているのか尋ねたところ、過半数の60%が「使わずに我慢する」と答えました。以下、「預貯金を取り崩す」(33%)、「家計から捻出する」(23%)などが続いています。 2009年から3年通じて順位は変わっておりませんが、依然「使わずに我慢」する人が多数派のようです。

フォーカス!20代〜30代

20代〜30代層におけるお小遣い不足時の対応は、女性会社員層では、「預貯金を取り崩す」がもっとも高く41.1%、男性パート・アルバイト層では、3分の4の75.4%が「使わずに我慢する」と回答しています。また、女性パート・アルバイト層では、「アルバイトをする」が10.9%、「親、兄弟に頼る」が9.3%となり、20代〜30代のパート・アルバイト層では、収入自体がそれほど多くなく、そのため蓄えも少ないことから、お小遣い不足時には、収入を増やすか、親、兄弟に頼らざるをえない状況がうかがえます。

男性
会社員
20〜30代
女性
会社員
20〜30代
男性
パート・
アルバイト
20〜30代
女性
パート・
アルバイト
20〜30代
(n) 516 258 516 258
使わずに我慢する 66.3 62.0 75.4 64.3
預貯金を取り崩す 32.4 41.1 26.2 27.9
家計から捻出する 21.5 24.8 9.9 25.2
クレジットカード
などを利用する
11.6 15.5 10.7 14.0
アルバイトをする 1.0 1.9 8.3 10.9
親、兄弟に頼る 1.9 3.9 9.3 9.3
友人、知人から借りる 0.6 0.0 1.7 0.4
その他 2.7 1.9 0.8 0.8

問8. お小遣いの使い道として、必要不可欠なものは何ですか?

― お小遣いの使い道上位3項目は
「昼食代」、「趣味の費用」、「飲み代」で昨年と変わらず。
20代〜30代の女性は「洋服・靴などの費用」や
「身だしなみのための費用」が目立つ。
また、女性会社員および男性パート・アルバイトは
「携帯電話代」の割合が高い。

お小遣いの使い道として外せないものを尋ねたところ、「昼食代」(51.4%)が最多で、これに「趣味の費用」(48.3%) 、「嗜好品代」(37.0%) 、「飲み代」(35.9%)が続き、全般に、前回との大きな差異はありませんでした。

年代別の特徴としては、20代では「携帯電話代」(36.0%)や「車関係・ガソリン代」(34.1%)が比較的高く、30代では「雑誌・書籍代」が、40代では「職場の部下への気配り」、50代は「飲み代」(41.5%)がそれぞれ他の年代より高くなっており、年代により使い道に特徴が見られます。

全体 (前回) 20代 30代 40代 50代 未婚 既婚
昼食代 51.4 52.9 50.8 48.1 50.8 55.8 57.2 47.7
趣味の費用 48.3 45.7 50.0 48.8 46.5 47.7 49.9 47.2
嗜好品代 37 35.4 34.9 36.4 38.8 38.0 35.0 38.3
飲み代 35.9 39.0 34.9 33.3 33.7 41.5 31.2 38.7
雑誌・書籍代 28.8 29.7 26.4 32.2 27.5 29.1 31.7 26.9
車関係・ガソリン代 26.6 24.9 34.1 21.3 26.7 24.4 39.3 18.7
携帯電話代 25.1 29.5 36.0 25.2 21.3 17.8 44.1 13.2
身だしなみのための費用
(散髪代など)
19.4 18.9 25.2 21.7 17.1 13.6 26.2 15.1
家族への気配り※ 16.9 15.3 14.3 19.4 18.6 15.1 8.8 21.9
洋服・靴などの費用 15.5 15.7 22.1 15.9 13.6 10.5 22.2 11.3
喫茶代 14.4 15.2 17.1 14.3 13.6 12.8 13.9 14.8
職場の部下への気配り※ 8.8 9.9 7.0 6.6 11.2 10.5 6.3 10.4
資格取得のための費用 5.6 7.9 6.6 8.5 3.9 3.5 8.6 3.8
その他 2.7 1.6 1.2 2.3 3.9 3.5 0.8 3.9
フォーカス!20代〜30代

女性は会社員、パート・アルバイト層ともに「洋服・靴などの費用」や「身だしなみのための費用」が目立ちます。また、20代は未婚率が相対的に高いからか技術革新に敏感であるからか「携帯電話代」は全般的に他の世代に比べ高く、さらに、高機能化したiPhoneやAndroid携帯などのスマートフォンの広がりにより、携帯料金のお小遣いに占める割合が増えているのかもしれません。

男性会社員
20〜30代
女性会社員
20〜30代
男性
パート・
アルバイト
20〜30代
女性
パート・
アルバイト
20〜30代
(n) 516 258 516 258
昼食代 49.4 43.0 45.7 29.8
趣味の費用 49.4 34.9 54.1 35.3
嗜好品代 35.7 35.3 27.1 39.9
飲み代 34.1 27.5 16.1 15.9
雑誌・書籍代 29.3 31.4 26.9 26.4
車関係・ガソリン代 27.7 26.7 25.6 17.1
携帯電話代 30.6 45.0 45.0 32.6
身だしなみのための費用
(散髪代など)
23.4 51.2 20.9 44.2
家族への気配り※ 16.9 15.5 7.2 19.0
洋服・靴などの費用 19.0 59.3 15.1 53.1
喫茶代 15.7 18.6 7.8 15.1
職場の部下への気配り※ 6.8 3.5 2.1 2.3
資格取得のための費用 7.6 6.6 7.4 5.8
その他 1.7 1.9 2.7 3.9

問9.仕事に関する考え方のうち、「以前は考えなかったが、ここ一年ほどの間に考えるようになったり、行動するようになったりした」ものはありますか?

― 仕事に対する意識は
「有給休暇は当然の権利だと思うようになった」が最も高く、
より自分の権利を行使する傾向へ。
また、20代〜30代では、「キャリアアップのためには、
会社を替わってもかまわないと思うようになった」や
「会社の中で出世したいと思うようになった」などの意識が高い。
非正規社員は正社員化への意向が高い。 ―

本年より、お金の意識に加えて、仕事や消費の意識についても調査を行っています。これは長引く景気低迷のなかで自由に使えるお小遣いの減少傾向がこれらの意識にどう影響を与えているかを調査する目的です。

まず、仕事においてこの一年間で考えや行動にどのような変化がおきているかを聞いてみました。結果は「有給休暇は当然の権利だと思うようになった」(29.3%)が最も多く、以下「自分は給料以上に働いていると思うようになった」(24.6%)、「同じ仕事をするなら、正社員として働く方がよいと思うようになった」(22.0%)の順となっています。自分の権利を主張する傾向があるなか、どんな大企業でも倒産することが不思議ではない時代となり、現在働いている会社が倒産するかもしれないという不安はいつもつきまとっているようです。

年代別では30代は「自分は給料以上に働いていると思うようになった」の比率27.5%が多く、「有給休暇は当然の権利だと思うようになった」も33.7%と年代別でトップになっています。40代、50代では「会社の中で出世したいと思うようになった」を選択する比率は6.6%、2.3%と、平均の11.8%よりも低くなっているのが特徴です。

20代は、不安の中で現実的な選択をし、30代は自分が会社を引っ張っているという意識があり、そのため権利を行使するのが当然という傾向が強く、また、40代〜50代は、一定の地位を得たことによる満足感もしくは諦め感か、出世意欲が低い結果となり、失われた20年を経験しているそれぞれの層の心境が垣間見える結果となっています。

フォーカス!20代〜30代

20代〜30代の男性サラリーマン層では、「キャリアアップのためには、会社を替わってもかまわないと思うようになった」や「会社の中で出世したいと思うようになった」などの意識も強いようです。特に20代では給与以上に働いている意識(21.7%)も他の年代に比べて低く、会社が倒産するかもという不安(14.7%)よりもキャリアアップのための転職(23.3%)ややりたい仕事につきたい(18.6%)という意識のほうが強いことが特徴です。男性サラリーマン層以外の20代〜30代の回答でトップだったのは、「同じ仕事をするなら、正社員として働く方がよいと思うようになった」という選択肢です。リーマンショック後に派遣切りなどが問題になりましたが、その心理的影響が残っているのかもしれません。女性会社員層でも、「同じ仕事をするなら、正社員として働く方がよいと思うようになった」(41.1%)がトップ、「有給休暇は当然の権利だと思うようになった」(37.2%)などが特に目立ちます。また、特に男性パート・アルバイト層で「あてはまるものがない」という回答も目立ち、この層は仕事に対する意識の変化が少ないことがうかがえます。

男性会社員
20〜30代
女性会社員
20〜30代
男性
パート・
アルバイト
20〜30代
女性
パート・
アルバイト
20〜30代
(n) 516 258 516 258
有給休暇は当然の権利だと
思うようになった
31.4 37.2 19.2 22.5
自分は給料以上に働いていると
思うようになった
24.6 26.4 16.5 19.0
同じ仕事をするなら、
正社員として働く方が
よいと思うようになった
23.8 41.1 33.1 28.7
今勤めている会社が
倒産するのではないかという
不安が生じた/強まった
18.8 18.2 10.3 12.0
キャリアアップのためには、
会社を替わってもかまわないと
思うようになった
24.8 20.5 16.5 15.1
やりたい仕事につければ、
会社の規模や有名かどうかへの
こだわりが弱まった/なくなった
17.2 19.0 28.5 18.6
仕事をするなら、
やりがいよりも安定性で
会社を選びたいと思うようになった
15.9 20.9 16.9 20.2
通信技術により、在宅勤務が
できるようになるとうれしいと
期待するようになった
13.0 14.0 16.1 15.5
同じ会社で仕事を続けたいと
思うようになった
15.1 15.5 9.9 17.4
終業後に予定があるときは、
急な仕事でも残業は
しないようになった
10.7 14.7 3.5 6.2
あてはまるものはない 17.4 11.2 28.7 19.0

*Top10の回答のみ掲載

問10. お金に関する考え方のうち、「以前は考えなかったが、ここ一年ほどの間に考えるようになったり、行動するようになったりした」ものはありますか?

― お金に対する意識はシビアになり、年金には根強い不安がある。
また、男性パート・アルバイト層では諦め感も?

お金の意識については、「自分がもらう年金に、不安を感じるようになった」(37.5%)が最も多く、40代(39.5%)、50代(51.9%)と年代があがり年金受給時期が近づくにつれ、企業年金の破綻や減額問題がクローズアップされる中、老後の生活に対しての不安も強くなっているようです。以下「日常的にクレジットカードを使うようになった」(23.4%)、「日常的に電子マネーを使うようになった」(19.6%)、「投資情報に関心を持つようになった/強まった」(19.5%)、「世の中はすべて金で決まることが多いと思うようになった」(18.4%)の順となっています。全般に、お金についての認識がシビアになっていると考えられます。

*Top10の回答のみ掲載

全体 年代 世帯年収
20代 30代 40代 50代 300
万円
未満

500
万円
未満

700
万円
未満

900
万円
未満

1,500
万円
未満

1,500
万円
以上
(n) 1,032 258 258 258 258 126 325 263 143 147 28
自分がもらう年金に、
不安を感じるようになった
37.5 24.4 34.1 39.5 51.9 34.9 34.8 38.0 45.5 36.1 42.9
日常的にクレジットカードを使うようになった 23.4 29.1 23.3 19.0 22.1 24.6 23.7 24.7 23.1 17.7 32.1
日常的に電子マネーを使うようになった 19.6 15.1 22.9 24.8 15.5 7.9 16.9 20.9 25.2 25.9 28.6
投資情報に関心を持つようになった/強まった 19.5 25.2 23.6 14.0 15.1 19.8 20.9 20.2 15.4 16.3 32.1
世の中はすべて金で決まることが多いと思うようになった 18.4 20.2 22.9 14.3 16.3 26.2 23.4 14.8 14.0 10.9 21.4
金利の動向に敏感になった 14.7 15.5 17.1 16.7 9.7 14.3 16.3 14.4 16.1 11.6 10.7
毎月、決まった額の貯金をするようになった 13.3 20.5 14.3 9.3 8.9 15.9 14.2 12.9 16.1 7.5 10.7
日常的におサイフケータイを使って買い物やポイントサービスを利用するようになった 12.6 11.2 17.8 13.2 8.1 7.1 11.1 14.1 16.1 12.9 21.4
お金は命の次に大事なものだと思うようになった 11.9 12.8 13.6 8.9 12.4 22.2 14.8 9.5 7.0 6.1 10.7
たとえ利益が少なくても、
危険が少ない金融機関や金融商品を利用したいと思うようになった
9.2 7.0 9.7 7.8 12.4 5.6 10.5 10.6 9.1 8.2 3.6
あてはまるものはない 22.2 23.3 19.8 24.8 20.9 22.2 20.3 19.0 23.1 29.3 32.1
フォーカス!20代〜30代

男性サラリーマン層では、お金にシビアな傾向は特に20代で「毎月、決まった額を貯金する」(20.3%)、「投資情報に関心を持つようになった/強まった」(25.2%)など、貯金をする一方、投資をして資産を増やすことにも意識が向いているようです。

女性は未婚、既婚に関わらず特に将来の年金に対して、早くから不安に思う傾向があり、女性会社員層(40.7%)、女性パート・アルバイト層(40.3%)と共に4割を超えています。一方、男性パート・アルバイト層では、「あてはまるものはない」(31.0%)が3割を超えており、意識の変化が弱いことがうかがえます。

男性
会社員
20〜30代
女性
会社員
20〜30代
男性
パート・
アルバイト
20〜30代
女性
パート・
アルバイト
20〜30代
(n) 516 258 516 258
自分がもらう年金に、
不安を感じるようになった
29.3 40.7 24.6 40.3
日常的にクレジットカードを
使うようになった
26.2 32.2 17.2 22.9
日常的に電子マネーを
使うようになった
19.0 14.7 16.9 12.4
投資情報に関心を
持つようになった/強まった
24.4 9.7 17.4 7.4
世の中はすべて金で決まることが
多いと思うようになった
21.5 23.3 24.4 24.8
金利の動向に敏感になった 16.3 8.5 9.9 7.0
毎月、決まった額の貯金を
するようになった
17.4 22.9 13.8 20.5
日常的におサイフケータイを使って
買い物やポイントサービスを
利用するようになった
14.4 10.5 10.5 11.2
お金は命の次に大事なものだと
思うようになった
13.2 15.9 17.2 18.2
たとえ利益が少なくても、危険が
少ない金融機関や金融商品を
利用したいと思うようになった
8.3 6.2 8.1 9.7
あてはまるものはない 21.5 17.4 31.0 20.2

問11. 消費に関する考え方のうち、「以前は考えなかったが、ここ一年ほどの間に考えるようになったり、行動するようになったりした」ものはありますか?

― 「買う前に値段をよく比較するようになった」に加え、
パート・アルバイト層では
「ものを定価で買うのはばかげていると思うようになった」や
「中古品でも気にしないで買うようになった」など、消費意識はより慎重に。
欲しいものはより安く購入し大切に長く使う傾向も。

消費意識では、「買う前に値段をよく比較するようになった」(33.1%)がトップで、3番目に「ものを定価で買うのはばかげていると思うようになった」(22.3%)、4番目に「買ったものは、大切にして長く使うようになった」(22.0%)などが入り、より安く、買ったものは大切に使うなど、自由になるお金を大切に使おうという意識が高まっていることがうかがえます。一方、2番目に「今、どうしても欲しいものが、これといって思いあたらなくなった」(23.7%)も入っており、無駄に消費をしない傾向もあるようです。

全体 年代 世帯年収
20代 30代 40代 50代 300
万円
未満

500
万円
未満

700
万円
未満

900
万円
未満

1,500
万円
未満

1,500
万円
以上
(n) 1,032 258 258 258 258 126 325 263 143 147 28
買う前に値段をよく比較するようになった 33.1 29.1 33.3 32.2 38.0 31.0 35.1 35.7 35.0 25.2 28.6
今、どうしても欲しいものが、これといって思いあたらなくなった 23.7 19.8 21.3 26.4 27.5 22.2 25.8 24.7 21.7 23.1 10.7
ものを定価で買うのはばかげていると思うようになった 22.3 24.8 23.3 23.3 17.8 26.2 25.2 25.1 18.2 12.9 14.3
買ったものは、大切にして長く使うようになった 22.0 22.1 19.0 21.7 25.2 26.2 28.6 17.9 21.7 12.9 14.3
計画的な買い物をすることが多くなった 17.1 20.2 18.2 15.1 14.7 21.4 20.6 14.8 16.8 10.9 10.7
中古品でも、気にしないで買うようになった 15.5 14.3 13.6 17.4 16.7 21.4 15.4 15.6 12.6 15.0 7.1
自分にとっての「いいもの」は、高くても買うようになった 14.3 20.9 14.0 10.1 12.4 11.1 13.8 15.2 11.9 17.7 21.4
値段が高くても、気に入れば買ってしまうようになった 10.7 17.1 10.9 7.8 7.0 10.3 10.5 11.8 9.1 9.5 17.9
一般品より、多少値段がはってもちょっといいものが欲しいと思うようになった 10.6 14.7 12.8 6.6 8.1 11.1 9.5 10.6 7.0 13.6 21.4
いろいろな商品の情報に詳しくなった 10.6 14.0 9.7 9.7 8.9 13.5 11.7 8.4 9.8 8.8 17.9

*Top10の回答のみ掲載

フォーカス!20代〜30代

20代女性会社員層においては、「自分にとっての「いいもの」は、高くても買うようになった」(26.7%)、「値段が高くても、気に入れば買ってしまうようになった」など、消費に積極的な傾向も読み取れる一方、「計画的な買い物をすることが多くなった」(22.5%)という回答もあり、計画的にほしいものを購入する傾向があるようです。

女性パート・アルバイト層では、「買う前に値段をよく比較するようになった」(46.1%)、「ものを定価で買うのはばかげていると思うようになった」(34.9%)、「買ったものは、大切にして長く使うようになった」(31.8%)、「今、どうしても欲しいものが、これといって思いあたらなくなった」(31.0%)などが相対的にかなり強いようです。

これに対して、男性パート・アルバイト層では、「買う前に値段をよく比較するようになった」(36.8%)と「中古品でも、気にしないで買うようになった」(21.7%)以外には、特に顕著な特徴はみられません。また、男性会社員層でも、度合いはやや低いものの、同様の傾向が読み取れます。

男性
会社員
20〜30代
女性
会社員
20〜30代
男性
パート・
アルバイト
20〜30代
女性
パート・
アルバイト
20〜30代
(n) 516 258 516 258
買う前に値段をよく
比較するようになった
31.2 38.4 36.8 46.1
今、どうしても欲しいものが、
これといって思いあたらなくなった
20.5 32.9 23.3 31.0
ものを定価で買うのは
ばかげていると思うようになった
24.0 25.2 22.7 34.9
買ったものは、大切にして
長く使うようになった
20.5 29.1 24.4 31.8
計画的な買い物をすることが
多くなった
19.2 22.5 20.5 25.2
中古品でも、気にしないで
買うようになった
14.0 12.4 21.7 17.4
自分にとっての「いいもの」は、
高くても買うようになった
17.4 26.7 14.9 16.7
値段が高くても、気に入れば
買ってしまうようになった
14.0 18.6 10.3 11.6
一般品より、多少値段がはっても
ちょっといいものが欲しいと
思うようになった
13.8 14.3 8.1 12.4
いろいろな商品の情報に
詳しくなった
11.8 10.1 14.7 12.4

問12. この一年間で家計の出費が増えたもの/減ったものがありましたらそれぞれお知らせください
問13. 現在のお小遣いの使い道としてあてはまるものをお答えください。また、今後増やしたい/現在使っているもののなかから節約したいものがありましたらお答えください

― 家計では交際・衣服関連にかける支出を減らし、かつ、自分のお小遣いの中からも食費を切り詰めて、貯金や趣味に回す傾向に。

家計において増えた支出として最も回答が多かったのは「趣味にかけるお金」(23.2%)、続いて「貯金するお金」(19.9%)でした。家計ではお小遣いを減らす一方で、プライベートにお金をかける傾向にあるようです。また、「家電品にかけるお金」(19.8%)がこれに続いており、エコポイントの終了や地デジ対応で家電製品の購入にお金をかける家庭が多かったようです。減った支出では、「飲み代など交際・つきあいにかけるお金(デートは除く)」(37.6%)、「ふだん着にかけるお金」(35.4%)、「外出着にかけるお金」(30.9%) など、交際・衣服関連のものが目立ち、やはり交際よりも自分の趣味にかける支出が増え、内向きの消費傾向が目立ちます。

お小遣いの現状の使い道では、「ふだんの食事にかけるお金」(64.2%)が最も多く、以下「趣味にかけるお金」(53.5%)、「飲み代など交際・つきあいにかけるお金(デートは除く)」(52.3%)の順となっています。増やしたい支出としては、「貯金するお金」(39.8%)が最も多く、以下「趣味にかけるお金」(29.7%)などが続きます。一方、減らしたい支出としては、「ふだんの食事にかけるお金」(29.0%)、「飲み代など交際・つきあいにかけるお金(デートは除く)」(24.2%)、「通信にかけるお金」(22.5%)などが上位にあがっています。

【家計の出費のうち、この1年で増えたもの、減ったもの】

*質問項目のうち主な回答についてのみ掲載

【男性サラリーマン】

支出が増えたもの
全体 年代 未婚
既婚
20代 30代 40代 50代 未婚 既婚
飲み代など交際、付き合いに抱えるお金
(デートは除く)
15.4 24.4 17.4 11.2 8.5 19.1 13.1
ふだん着にかけるお金 6.9 14.0 5.4 3.5 4.7 10.1 4.9
外出着にかけるお金 9.2 15.5 9.7 5.8 5.8 12.3 7.2
趣味にかけるお金 23.2 31.8 26.0 15.9 19.0 30.0 18.9
レジャーにかけるお金
(旅行を除く)
10.9 16.7 10.5 8.5 8.1 11.3 10.7
ふだんの食事にかけるお金 18.1 32.9 17.4 10.5 11.6 23.7 14.6
車にかけるお金 12.2 17.4 12.4 10.1 8.9 14.6 10.7
国内旅行にかけるお金 13.3 17.4 12.8 10.5 12.4 15.4 12.0
装飾品、ファッション小物にかけるお金 4.7 9.7 5.0 1.6 2.3 6.8 3.3
美容にかけるお金
(散髪、エステなどを含む)
4.8 10.5 5.4 3.1 0.4 8.3 2.7
貯金するお金 19.9 32.6 22.1 13.2 11.6 24.4 17.0
家電品にかけるお金 19.8 24.0 18.6 14.7 21.7 18.9 20.3
減ったもの
全体 年代 未婚
既婚
20代 30代 40代 50代 未婚 既婚
飲み代など交際、付き合いに抱えるお金
(デートは除く)
37.6 30.6 38.0 39.9 41.9 33.0 40.5
ふだん着にかけるお金 35.4 37.6 38.0 35.7 30.2 33.0 36.9
外出着にかけるお金 30.9 31.4 32.9 30.2 29.1 26.7 33.5
趣味にかけるお金 29.7 27.9 34.5 30.2 26.0 23.7 33.4
レジャーにかけるお金
(旅行を除く)
29.0 26.0 29.8 29.5 30.6 21.9 33.4
ふだんの食事にかけるお金 28.6 24.4 30.2 31.8 27.9 23.2 32.0
車にかけるお金 26.8 24.4 29.8 26.7 26.4 21.2 30.4
国内旅行にかけるお金 26.5 25.6 32.2 26.0 22.1 22.2 29.1
装飾品、ファッション小物にかけるお金 25.5 28.3 26.4 23.6 23.6 22.2 27.6
美容にかけるお金
(散髪、エステなどを含む)
24.9 26.4 26.0 24.4 22.9 21.4 27.1
貯金するお金 23.9 18.2 26.4 26.4 24.8 20.2 26.3
家電品にかけるお金 20.3 20.2 21.3 23.3 16.3 20.2 20.3
【現在のお小遣いの使途、増えたもの、節約したいもの】

*質問項目のうち主な回答についてのみ掲載

【男性サラリーマン】

お小遣いの現在の使途
全体 年代 未婚
既婚
20代 30代 40代 50代 未婚 既婚
ふだんの食事にかけるお金 64.2 71.7 63.6 61.2 60.5 71.5 59.7
趣味にかけるお金 53.5 50.0 57.0 53.5 53.5 54.7 52.8
飲み代など交際、付き合いに抱えるお金
(デートは除く)
52.3 58.9 51.2 47.7 51.6 51.4 52.9
通信にかけるお金
(電話・携帯電話・インターネットなど)
36 45.3 34.1 32.6 32.2 46.1 29.8
車にかけるお金 32.9 35.7 28.7 33.3 34.1 35.5 31.3
ふだん着にかけるお金 32.1 44.2 32.2 24.8 27.1 38.5 28.0
家電品にかけるお金 30.5 37.2 28.3 27.9 28.7 38.8 25.4
貯金するお金 29.7 41.9 30.6 25.2 21.3 38.3 24.4
国内旅行にかけるお金 29.6 33.7 27.5 28.7 28.3 34.3 26.6
外出着にかけるお金 29.1 43.1 30.2 20.9 21.7 35.5 25.0
レジャーにかけるお金
(旅行を除く)
27 29.5 26.7 26.4 25.6 28.2 26.3
美容にかけるお金
(散髪、エステなどを含む)
26.5 36.0 26.4 25.6 17.8 30.7 23.8
今後は増やしたい使途
全体 年代 未婚
既婚
20代 30代 40代 50代 未婚 既婚
ふだんの食事にかけるお金 8.2 8.1 8.9 9.3 6.6 9.1 7.7
趣味にかけるお金 29.7 32.2 29.8 28.7 27.9 29.0 30.1
飲み代など交際、付き合いに抱えるお金
(デートは除く)
11.7 13.6 13.2 12.4 7.8 13.4 10.7
通信にかけるお金
(電話・携帯電話・インターネットなど)
2.7 1.9 2.3 4.3 2.3 2.5 2.8
車にかけるお金 8.7 11.2 7.4 8.1 8.1 8.1 9.1
ふだん着にかけるお金 9.8 16.7 8.9 8.5 5.0 13.6 7.4
家電品にかけるお金 9.7 10.1 10.1 8.5 10.1 12.1 8.2
貯金するお金 39.8 47.7 45.3 37.2 29.1 42.6 38.1
国内旅行にかけるお金 19.7 24.4 20.9 15.9 17.4 19.6 19.7
外出着にかけるお金 11.4 19.8 11.2 9.3 5.4 15.1 9.1
レジャーにかけるお金
(旅行を除く)
15 18.2 20.5 11.2 10.1 13.4 16.1
美容にかけるお金
(散髪、エステなどを含む)
3.6 7.0 3.5 2.3 1.6 4.0 3.3
今後は節約したい使途
全体 年代 未婚
既婚
20代 30代 40代 50代 未婚 既婚
ふだんの食事にかけるお金 29 33.7 32.2 26.7 23.3 32.2 26.9
趣味にかけるお金 12.7 11.2 13.2 14.7 11.6 12.3 12.9
飲み代など交際、付き合いに抱えるお金
(デートは除く)
24.2 28.3 21.7 21.3 25.6 21.7 25.8
通信にかけるお金
(電話・携帯電話・インターネットなど)
22.5 28.3 20.2 21.7 19.8 25.2 20.8
車にかけるお金 17.3 20.9 14.0 17.4 17.1 19.1 16.2
ふだん着にかけるお金 12.8 15.5 14.0 10.9 10.9 12.1 13.2
家電品にかけるお金 12.6 15.1 10.9 13.6 10.9 11.6 13.2
貯金するお金 2.7 3.5 3.1 1.9 2.3 2.3 3.0
国内旅行にかけるお金 9.2 11.6 8.5 7.4 9.3 9.1 9.3
外出着にかけるお金 10.9 13.2 12.0 8.9 9.7 9.3 12.0
レジャーにかけるお金
(旅行を除く)
8.6 10.9 6.6 8.5 8.5 8.3 8.8
美容にかけるお金
(散髪、エステなどを含む)
10.4 14.0 8.5 11.2 7.8 8.8 11.3
フォーカス!20代〜30代

20代男性サラリーマン層の現状の支出分野は多岐にわたり、また今後の増加意向も強いようです。

女性では、「美容にかけるお金(散髪、エステなどを含む)」の増加が男性より高い半面、減少としても目立っています。また、「ふだん着にかけるお金」・「外出着にかけるお金」・「装飾品・ファッション小物にかけるお金」なども、正社員、パート・アルバイト層ともに4割以上が減少したとしています。男性パート・アルバイト層では、「ふだんの食事にかけるお金」の減少割合(32.4%)が、男性会社員層より多くなっており、女性はファンションに関連するお金を、男性はふだんの食事を節約し、その分趣味や預貯金に回す傾向がうかがえます。なお、お小遣いについては、女性で美容・ファッション系の支出が増えるが、基本的な構成はサラリーマン層と近似したものとなっています。

支出が増えたもの
20

30代
男性
サラリーマン
20

30代
女性
会社員
20

30代
男性
パート・
アルバイト
20

30代
女性
パート・
アルバイト
飲み代など交際、付き合いに抱えるお金
(デートは除く)
20.9 22.1 13.6 14.0
ふだん着にかけるお金 9.7 10.1 6.8 10.5
外出着にかけるお金 12.6 15.9 8.5 15.5
趣味にかけるお金 28.9 27.1 35.7 20.5
レジャーにかけるお金
(旅行を除く)
13.6 12.8 7.9 11.2
ふだんの食事にかけるお金 25.2 27.1 19.0 24.4
車にかけるお金 14.9 8.5 9.5 6.6
国内旅行にかけるお金 15.1 20.5 6.8 13.6
装飾品、ファッション小物にかけるお金 7.4 10.1 4.7 8.5
美容にかけるお金
(散髪、エステなどを含む)
7.9 22.9 4.7 16.3
貯金するお金 27.3 35.3 180 26.7
家電品にかけるお金 21.3 15.9 19.2 12.4
減ったもの
20

30代
男性
サラリーマン
20

30代
女性
会社員
20

30代
男性
パート・
アルバイト
20

30代
女性
パート・
アルバイト
飲み代など交際、付き合いに抱えるお金
(デートは除く)
34.3 36.0 32.4 44.6
ふだん着にかけるお金 37.8 43.0 34.3 45.7
外出着にかけるお金 32.2 41.1 32.2 43.0
趣味にかけるお金 31.2 26.7 26.0 31.0
レジャーにかけるお金
(旅行を除く)
27.9 27.9 28.3 32.9
ふだんの食事にかけるお金 27.3 31.0 32.4 35.3
車にかけるお金 27.1 27.9 22.5 27.1
国内旅行にかけるお金 28.9 29.5 26.6 27.5
装飾品、ファッション小物にかけるお金 27.3 40.7 28.3 40.7
美容にかけるお金
(散髪、エステなどを含む)
26.2 36.0 28.3 38.8
貯金するお金 22.3 18.2 24.4 29.5
家電品にかけるお金 20.7 23.6 22.9 24.0

問14. あなたの生活において、ここ一年ほどの間に、かける時間が増えたもの/減ったものがありましたら、それぞれお答えください。また、今後かける時間を増やしたいものについても お答えください
問15. ここ一年ほどの間に、メディアのうち視聴する時間が増えたもの/減ったものがありましたら、それぞれお答えください。

― 生活時間はインターネットにかける時間が増加基調にあり、
女性層でもインターネットにかける時間が増加基調にあると同時に、
買い物にかける時間の低下が目立つことから全般的に内向き傾向へ。
また、視聴する時間が増えたもので最も多かったのは
「パソコンからインターネットで情報を検索する時間」となり、
テレビや雑誌離れが進む?

生活時間のうち[かける時間が増えたもの]としては、「インターネットにかける時間」(33.2%)がトップとなり、次に「残業をする時間」(20.3%)、一人で過ごす時間(19.6%)と続いています。外食も減り、交際費も節約傾向にあるということが、前述までの調査から読み取れましたが、余った時間はインターネットや一人で過ごす時間に使っているようです。一方、[かける時間が減ったもの]は「睡眠時間」(30.1%)、「残業をする時間」(27.0%)、「趣味にかける時間」(25.4%) などが上位となっています。[今後かける時間を増やしたいもの]で最も回答が多かったのは「趣味にかける時間」(33.4%)であり、これに「睡眠時間」(29.9%)、「家族とすごす時間」(23.4%) が続いていることから、仕事だけではなくプライベートを重視していきたいという意向がここでもうかがえます。

メディアのうち[視聴する時間が増えたもの]で最も回答が多かったのは「パソコンからインターネットで情報を検索する時間」(44.3%)で、以下「テレビを見る時間」(27.3%)、「パソコンからインターネットでコンテンツを見る時間」(26.1%)が続いています。ここでもインターネットへかける時間がシフトしている傾向がうかがえます。[視聴する時間が減ったもの]では、「テレビを見る時間」(36.3%)が最も多く、以下「雑誌を読む時間」(32.3%)、「レンタルや販売されているDVDやビデオを見る時間」(31.5%)の順となっており、テレビや雑誌離れがすすんでいるのかもしれません。

フォーカス!20代〜30代

女性層では「買い物」にかける時間の低下が目立つ一方、「インターネット」にかける時間は増加基調にあります。パート・アルバイト層では、男女共に「パソコンでインターネット検索」・「パソコンでインターネットコンテンツ」・「パソコンでSNS」などのPCインターネットの増加が目立ちことから外出せず自宅のPCから定額のインターネットサービスを介して情報を入手することなどに時間を費やす節約・内向き傾向がここでもうかがえます。女性パート・アルバイト層では、「雑誌を読む時間」の減少(42.2%)が特徴的です。また、女性では「ケイタイでSNS」へのアクセスもやや目立っています。