社外取締役メッセージ

新生銀行は安定的な収益力の拡充を目指して着実に前進する 可児 滋 (元日本銀行文書局長、横浜商科大学特任教授)

可児 滋 (元日本銀行文書局長、横浜商科大学特任教授)

Q1: 社外取締役の役割を一言でいうとどのような内容になるでしょうか。

A: 社外取締役の役割は、執行陣が行う経営を監督することにあり、いわゆるコーポレート・ガバナンスがその役割の中心となります。もちろん、社外取締役は四六時中、業務執行状況をウォッチしているわけではありませんから、取締役会で議案に関して意見を述べることが活動の中心となりますか。

Q2: 取締役会での議論の様子はどうでしょうか。

A: 毎回、取締役会メンバー全員が自由闊達に発言し、全体として緊張感のある中身の濃い取締役会となっていると思います。
取締役会では、社外取締役からの質問に対して執行部が答えるという質疑応答にとどまらず、議案に関して社外取締役が各々自己の意見を述べるというかたちで、活発な議論が展開されています。このように、新生銀行では、全く遠慮なしの意見が飛び交う白熱した取締役会となっています。

Q3: 取締役会での議論ではどのようなことを心がけていますか。

A: 執行陣は、現場で業績向上のために日々全力投球しています。このように、業務は現場中心に遂行されますが、こうした現場から距離を置いて大局的な観点から経営が最適な戦略を展開しているかを常にチェックすることが重要です。そして、これこそがまさしく社外取締役に求められている任務であり、したがって社外取締役は各々のバックグラウンドで醸成した知識を駆使して、経営に対して忌憚ない意見を述べています。

Q4: 社外取締役の役割で特に留意している点はどのようなところですか。

A: 前述のとおり、社外取締役の役割は経営の監督であるということですが、それは経営が誤った方向に行かないことをチェックするとともに、経営陣のインセンティブを高めてそれを業績向上につなげるという重要な役割を担っています。その場合、リスクとリターンの的確なバランスを取ることが最も重要となります。適切なリスクを取りながらリターンを上げる、といった経営の基本方針が常に維持されていることを確認することが、最大の留意点であると思います。その意味で、社外取締役は、間違っても経営陣との間で馴れ合いムードになることは避ける必要があり、意識して一定の距離を置いて、できるだけ厳しいスタンスで臨むようにしています。

Q5: 最後に、社外取締役として今後の活動の意気込みについてお聞かせください。

A: 新生銀行は、過去の負の遺産を整理して、顧客基盤の拡充と安定した収益体質を目指して、役職員一同、強い緊張感を持って前進しています。こうした中で、金融経済を巡る環境は急速に大きく変化しようとしています。今後、こうした目まぐるしい環境変化の中で、新生銀行が顧客基盤の拡充を図りながら着実に収益の向上を図ることができるよう、リスク管理に十分注視して経営の状況をきめ細かくモニターしてまいりたいと考えています。今後とも、新生銀行に対する株主をはじめ、すべてのステークホルダーの皆さま方の絶大なるご支援、ご鞭撻を何卒よろしくお願い申し上げます。

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