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通貨の魅力 カンタン解説

外貨預金には元本割れとなるリスクなどがあります。
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世界第2位の経済大国・中国の通貨 人民元(中国元)

人民元(中国元)国と通貨の説明

人民元(中国元)は、中華人民共和国(中国)の通貨です。人民元(中国元)の相場は、「管理変動相場制」であるため、中国政府の規制で値動きの上下値幅が決められていますが、中国の経済発展による人民元(中国元)の取引ニーズの高まりを受けて、値動きの幅が拡大されるなど取引の自由度は徐々に進んでいます。

中国の経済発展は目覚しく、2011年にはGDP規模で日本を上回り、世界第2位の経済大国に躍進。さらに、新しい成長産業の育成や都市化の推進による地域振興を進めるなど、中国経済は引き続き先進国を上回る高い成長が期待されています。

人民元(中国元)為替動向

  • 主要通貨に対して緩やかな上昇を継続する可能性があります

人民元(中国元)は前述のように値動きが規制されている影響で、世界有数の経済力に比べると通貨は割安な水準に維持されているとの見方が一般的です。そのため中国と貿易取引が最も多い米国は、(かつて米国が日本にしたように)中国に対して割安な水準の是正(=人民元(中国元)の通貨の価値を上げる)を強く要求しています。

日本円は、日本の経済発展とともに1米ドル300円台から70円台まで、約40年もの間、大きな円高トレンドが続きました。中国も高い経済成長を遂げながら、通貨は割安との批判が米国を中心に高まっており、これから長い時間をかけて、人民元(中国元)の値動き規制の緩和とともに人民元(中国元)は円と同じように、ゆっくりと上昇トレンドを維持するかもしれません。

人民元(中国元)こんなお客さまにおすすめ!

  • 中長期的な通貨の上昇をじっくり期待したいお客さまへ

人民元(中国元)には、中国の高い経済成長、人民元(中国元)の規制緩和、国際化、流動性の向上など、中長期的に実現しそうな材料が豊富です。そのため人民元預金は、金利や短期の値上がり期待よりも、どちらかというと「じっくり派」のお客さまににおすすめです。


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人民元(中国元)コラム中国・人民元の見通し

(提供:亜州IR株式会社)

「人民元は中長期で強含みか」

人民元の対円相場は、目先は中国国内の金融緩和拡大観測や市場参加者のリスク回避姿勢の強まりを背景に冴えない動きを強いられそうだが、中国景気の底打ちやユーロ圏の信用不安の後退が確認できれば、徐々に底打ちから回復(上昇)基調に回帰すると考えている。

中国人民元を取り巻く環境

以下のように目先は、人民元の下押し圧力が強い。

  • 中国景気の予想以上の下振れを受けて、さらに金融緩和策が追加される可能性が高まっている。
  • インフレ率の低下を受けて、輸入物価を引き下げる効果のある通貨高政策の必要性の後退。
  • 国内景気の低迷を受けて、輸出の拡大を強化。その場合は通貨安が好都合。
  • 欧州の信用不安などを受けて市場参加者のリスク回避姿勢が強く、新興国通貨は軒並み下落している。

中国景気は足元で減速傾向が続いており、国内経済の現状は必ずしも良くない。今年4〜6月期のGDP成長率は、前年同期(8.1%)を大幅に下回る7.6%に減速。1〜6月期の累計でも7.8%にとどまり、節目の8%を割り込む状態だ。
欧州の債務不安や米国の景気低迷など外部環境の悪化も響いた。

積極的な景気刺激策が、徐々に効果を発揮してくる見込み

この予想以上の景気悪化を受けて、中国政府は危機感を強めている。特に今年は指導者の交代を控えており、国内情勢の安定は重要課題でもある。

すでに金融政策は緩和に向けて大きく舵が切られている。6月には約3年半ぶりの利下げに踏み切ったほか、翌7月にも、間髪を入れず追加利下げを実施している。

また、公共事業の強化も進められている、今年の夏場からは、これまで抑制していた銀行融資を拡大に転換。主にインフラ投資向けの貸出を増やすよう誘導している模様だ。
直近の動きでは、複数の現地メディアが「国有4大商業銀行による7月上旬の新規貸出額は、6月上旬の2倍に相当する500億人民元に膨らんだ」と報じているように、公共事業向けの融資を拡大させて内需喚起に動き出している。

こうした積極的な、金融政策と財政政策の両輪による景気刺激策が投下されていることを考えると、中国景気は徐々に持ち直しに向かう可能性は高いと考えられる。また国内景気の回復基調が徐々に明らかになるにつれて、人民元も徐々に底打ちから回復(上昇)基調に回帰すると考えている。

注意点は、引き続き中国外の情勢だろう。欧州信用不安の拡大や米国景気の一段の減速となれば、輸出を通じて中国景気の持ち直しも遅れる可能性が高いほか、市場のリスクマインドの改善が遅れれば、リスク資産に分類される人民元を敬遠する動きも継続となりかねない。また過去において人民元相場は、米ドルと連動する特徴があることからも、米国景気の動向は、人民元相場を考える上で重要となりそうだ。

中国:政策金利(貸出金利)と預金準備率の推移

中国:政策金利(貸出金利)と預金準備率の推移
  • ※出所:中国人民銀行、作成:亜州IR

(2012年7月23日配信の「資産運用メール」より転載)

亜州IR株式会社 代表取締役社長 又井郁生(またい いくお) 氏

亜州IR株式会社 代表取締役社長 又井郁生(またい いくお) 氏

1964年秋田県生まれ。横浜国立大学大学院修了。国内証券会社から同証券系の香港投資顧問、シンガポール現地法人勤務、中国株情報会社社長を経て、2003年12月に亜州IRを設立。北京語・広東語を自在に操り現地の情報に精通。テレビや雑誌などでも活躍中。

本稿は亜州IR株式会社の見解をもとに新生銀行が制作したもので、新生銀行が特定の金融商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。本資料は信頼できると思われる情報に基づいて新生銀行が作成しておりますが、情報の正確性、完全性が保証されているものではありません。本資料は情報提供を目的としたものであり、新生銀行の投資方針や相場観等を示唆するものではありません。ご投資される際は、お客さまご自身の責任と判断でなさるようお願いいたします。

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