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作成日:2010年5月

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分配金を引き上げた背景やファンドの運用状況、今後のブラジル経済の見通しなどを、当ファンドの運用会社であるレッグ・メイソン・アセット・マネジメント社の桑畑部長にうかがいました。
[インタビュー実施:2010年4月22日]

2010年4月に分配金を120円(1万口あたり)に引き上げた背景は、ブラジル経済が非常に好調だからです。
ブラジル経済はリーマンショックによる落ち込みから力強く回復しており、運用環境も好転しています。また、これからも毎期安定的な分配金のお支払いを目指します。
まず、好調な経済を背景に政策金利の引き上げが見込まれ、当ファンドが主に投資しているブラジル国債からの利子収入の増加が予想されます。また、金利上昇にともない投資妙味が高まることから、通貨レアルの上昇も期待できるでしょう。
毎月の分配金は、運用結果によって変動させるより、ファンドの実力に見合った額を安定的にお支払いすることを重視していますが、ブラジル経済は持続的な成長が期待でき、政策金利も段階的に引き上げられる見込みであるため、第18期決算(2010年4月13日)で、分配金の引き上げを行いました。
さらなる分配金の引き上げについては、利上げのペースや引き上げ幅などを勘案して、検討することになるでしょう。
尚、金利の上昇は債券価格の下落要因ですが、当ファンドは主に残存期間が短い債券に投資しているため、影響は少ないと言えます。
| 2009年5月 | 2009年6月 | 2009年7月 | 2009年8月 | 2009年9月 | 2009年10月 |
|---|---|---|---|---|---|
| 100円 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 |
| 2009年11月 | 2009年12月 | 2010年1月 | 2010年2月 | 2010年3月 | 2010年4月 |
| 100円 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 | 120円 |
2010年度の経済成長率見通しは上方修正が相次いでおります。昨年秋ごろは、各金融機関の見通しは年率+5%前後が多かったのですが、このところは+6%前後まで引き上げられているケースが増えています。当ファンドの運用を行うウエスタン・アセット社の在ブラジル運用チームでも、+6.1%成長を見込んでいます。
「ブラジル経済の3本柱(鉱物資源・食料資源・工業技術)」が好調であるほか、GDPの6割を占める個人消費も旺盛です。
もちろん、2014年サッカーワールドカップや2016年リオデジャネイロ夏季五輪の経済効果も期待できますが、この2大イベントがなかったとしても、高い成長を果たしているだろうと思われるほどです。
経済が好調であるためインフレの兆しが出てきており、おそらく4月の金融政策決定会合を皮切りに利上げ路線に転じるでしょう。
利上げは4月以降も継続的に行われ、同運用チームでは、現在8.75%である政策金利は今年12月末までに12.5%まで引き上げられると見込んでいます。
(注:インタビュー実施日は2010年4月22日。その後4月28日にブラジル中央銀行は政策金利を0.75%引き上げた)
このような継続的な利上げ観測が通貨高を支援すると考えています。
通貨の上昇は、ブラジルの輸出にとってはマイナス要因ですが、資源輸出などは需要増でカバーできると思われます。特に資源などは代替が利きにくいため、競争力があります。たとえば鉄鉱石などを大量に輸出できる国は世界に多くはありません。
大きなリスク要因は、「今年10月の大統領選挙」、「投資資金の動向」、「金利の急激な上昇」の3つです。
<大統領選挙>
前回2002年の大統領選の際にレアルが対ドルで約20%ほど急落したために今回もリスク要因となっているようです。しかし、大統領が交代してもマクロ政策に大きな変更がないとの見方が大勢であり、大きな波乱要因とはならない見通しです。
<投資資金の動向>
レアルは高金利通貨であるため、どうしても投資資金の動向に左右されやすく、例えばリーマンショックなど、ブラジルに直接関係のない要因であっても、投資家のリスク回避姿勢が強まると下落しやすい傾向があります。
今ですと、ギリシャ問題や米国の金融規制強化などは懸念材料ですが、これらはあくまでも外部要因であり、ブラジルの経済情勢に変化がなければ、レアルの下落は一時的なものにとどまる可能性が高いでしょう。
<景気上振れリスク:金利の急激な上昇>
利上げのペースが想定以上に加速した場合は、企業収益に悪影響が及ぶ可能性があります。ただGDPの6割を占める個人消費は旺盛であるため、ブラジル経済は好調を維持できるものと考えています。また金利上昇はレアル高に繋がりやすく、結果として輸入物価の下落からインフレ抑制効果も期待できます。
第18期決算(2010年4月13日)の分配金を引き上げた後、お陰さまで、早速当ファンドへの資金流入が増加しています。
これからも毎期安定的に分配金をお支払いできますよう、運用に努めてまいる所存でございますが、運用状況によっては、分配金額が変わる場合、あるいは分配金が支払われない場合がございます。皆様には引き続きご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
本稿はレッグ・メイソン・アセット・マネジメント株式会社の見解をもとに制作したもので、新生銀行が特定の金融商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。本資料は情報提供を目的としたものであり、新生銀行の投資方針や相場観等を示唆するものではありません。投資される際は、お客さまご自身の責任と 判断でなさるようお願いいたします。
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