ブリスベンシティ
はじめまして、ファイナンシャル・プランナーの脇若浩子と申します。今月より、オーストラリアのブリスベンより、
オーストラリアとニュージーランドの現地情報をお届けします。オーストラリアで暮らすのは今回が2度目になります。
1度目は、2002年に西オーストラリアのパースに1年間。その後一度日本に帰国し、2006年4月より、クイーンズランド州のブリスベンで生活しております。
5年前と比べて感じることは、とにかくオーストラリアもニュージーランドも景気が良いということです。もともと資源豊富な国ですので、日本などと比べる
と「国」じたいが豊かだということを身にしみて感じます。
ブリスベンの一般的な住宅
オーストラリアやニュージーランドといえば、ひと昔前は、1000万円も出せば、庭付きプール付の豪邸が買えると言われたものですが、
とんでもありません。ニュージーランドの市内中心部から車で数時間など遠く離れた土地では、夢のような話ではありませんが、
オーストラリアの都市部の家は、広さは日本の家よりもはるかに広いものの、値段は東京並みです。日本円で億に届くような豪邸
(こちらでは豪邸は数十億レベルの家を指します)も、「For Sale」の看板が立ったと思ったら、数日後には「Sold」のシールが張られているよ
うな状況です。フリーペーパーに載っている不動産の値段は、決して高級住宅街ではない我が家のまわりでも日本円に換算すると6000万円くらいの物件が中心の
ようです。
オーストラリアの隣の国ニュージーランドも例外ではありません。ここ数年、海外からの投資や移民の数が急増していることもあり、
売り物件が不足しているという不動産バブルが続いています。日本から訪れる人も多いオークランドとその周辺では、住宅の平均価格が
約40万ニュージーランドドル(以下ドル)で、日本円に換算すると約3400万円。この5年で約50%上昇したといわれています。シティ中心部から車で
15分ほどの生活に便利な地域では、平均価格は約50万ドル、名門校のある学区地域では平均価格が約80万ドルという状況は、日本にいる方
にとっては想像できない話ではないでしょうか?
ブリスベンの八百屋
いったい誰が買うのだろう?と不思議に思うのですが、昨年発表されたオーストラリアの平均年収は約54647豪ドル、
日本円で約535万円です。物価は安いけれど、給料も低いと思われていたオーストラリアは、今はもう存在しません。
しかも、朝8時から夕方16時までが定時という会社が多く、長期休暇も当たり前の国です。労働時間が日本よりもはる
かに短いのは言うまでもありません。しかも、こちらはダブルインカムが多いので、夫婦で同じくらいの収入があれば、
ほとんどの家庭の世帯年収は日本円で1000万円以上。住宅資金としては充分な貯えもあるかもしれませんね。
ちなみに、日本のサラリーマンの平均給与っていくらかご存知でしょうか?2005年に国税庁が調べた「民間給与実態調査」
の結果によりますと、男女平均で約437万円です。日本の方が全然低いのです。もちろん、民間給与ですので、サラリーマン以外
で高給取りの方は入っていませんが・・・。
景気がよければ、必然的に物価も高くなります。日本よりも安いものを探す方が難しいという生活を送るとは、日本で暮らして
いた頃には思いもよりませんでした。オーストラリアやニュージーランドの好景気はいつまで続くのか?というのは興味深いところ
ですが、決して終わる気配を見せないと感じているのは私だけではないと思います。
【参考:1豪ドル=約98円、1ニュージーランド=約86円 2007年4月12日現在】