
高級ワインは鍵つきのガラスケースの中

ワイナリーに並ぶ醸造中のワインタンク
ワインといえば、フランスやイタリアが有名ですが、実はオーストラリアやニュージーランドのワインも世界的に高い評価を受けていることは、意外と知られていません。オーストラリアやニュージーランドのワインは、国内で消費される量が多いのですが、それでも今や世界各国に輸出されていて、特にオーストラリアのワイン輸出量は、イタリア・フランス・スペインに続く世界第4位となっています。輸出量自体は急激に伸びた時期は過ぎたものの、より高価なワインの輸出量が増え、輸出高が上昇しているという傾向にあります。
オーストラリアワインの輸出先は、
- 第1位 イギリス
- 第2位 アメリカ
- 第3位 カナダ
日本のレストランでオーストラリアワインが並べられているお店は、残念ながら数えるほどしかないのが現状です。
また、ニュージーランドワインの輸出先も、
- 第1位 イギリス
- 第2位 アメリカ
- 第3位 カナダ
日本への輸出量はかなり低いといわざるを得ません。
第1位のイギリスでは、ワイン王国フランスのワインよりもオーストラリアワインの方がより多く飲まれていることを考えますと、日本でも最近はワイン通が増えてきたといえども、オーストラリアやニュージーランドワインの日本市場は、まだとても狭いものだといえるでしょう。
世界各地のワインを飲み比べるのは、とても贅沢なことですが、ここ数年は“新世界ワイン”と呼ばれるワインがイタリアやフランスなどのヨーロッパワインの地位を脅かしています。“新世界ワイン”と呼ばれているのは、比較的ワイン輸出の歴史が浅いとされているオーストラリア、ニュージーランド、チリ、南アフリカのワインです。歴史は浅いながらも、その輸出量は今やヨーロッパのワイン大国たちをしのぐ勢いで、国際ワインコンクールでも数々の賞をとり、世界的に認められています。

ワイナリーでのテイスティング

オーストラリアのワインマニュアル、ワイナリーマップ
日本では6年ほど前に「ワイン投資ファンド」と呼ばれる投資信託が登場しました。その名の通り、ワインに投資するわけですので、ワインの価値によって運用益は異なります。ワインはぶどうが収穫されてから3年弱の熟成期間を経て初めてボトルに詰められ出荷されます。収穫の翌年には既に値が付き、熟成期間中も常に売買が行われます。ワインは1年間の生産量が概ね決まっていますので、飲まれることで絶対数が減っていきます。ですから、数が減るにしたがい、希少価値が出てきて、価格が上昇するのです。ワインを収穫後すぐに買い付け、そのワインの価格が上昇してから売却して利益を出すというのが「ワイン投資ファンド」です。確かに、ワイン自体は、でき上がってすぐの若いうちに買えば安く買えますが、今、数年前の熟成されたワインを買おうとすればかなり高い値段がついています。出来の良いワインは年数とともに値上がりするというワインの特徴を生かした投資だといえるでしょう。
オーストラリア国内のワイン市場はかなり大きく、ワイン産業自体が、醸造、雇用、輸出および観光を通してオーストラリア経済に多大な貢献をしています。ワインはとても身近な存在で、どこのレストランでもたいていワインリストが用意されています。ワインのテイスティングができるワイナリーも数多く存在し、リカーショップ(酒屋)でも、お店の大部分をワインが占め、レジ近くでワインカタログやワインマニュアルが売られています。このマニュアルには、ヴィンテージワインの銘柄・年代ごとの価格が列記されていて、素人でもその価値をはかることができるようになっています。オーストラリアワインは、ヨーロッパのワインに比べて高品質ながら、かなり安く飲むことが出来ますが、Penfoldsの「GRANGE」(ペンフォールズ社のグランジ)などは、知る人ぞ知る高級ワインで、日本でもワイン通にはとても人気があるワインです。機会がありましたら、ぜひ一度お試しください。大切な記念日にでも・・・。