為替・マーケット用語集

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購買力平価
  • ※外貨メール2007年7月9日掲載

先日海外から戻ってきた友人は、とあるコーヒーチェーンのドリンクが米国では2米ドルで買えたのに、日本では360円することに驚いていました…

新生銀行 購買力平価を簡単に教えていただけますか。
松田氏 日米間など2国間の通貨において「同一の物品やサービスを買うのに、どれだけのお金が必要か?」を基準にした、通貨の値打ちの比率を示すものです。 さらに、「同一の物品やサービスを買うのに、それぞれの通貨でどれだけのお金が必要か?」を調べ、算出した金額が等しい通貨価値であると考えれば、2国間の交換比率を表す外国為替相場も求めることができます。
新生銀行 購買力平価の観点で考えると、円の価値はまだ高いのでしょうか?
松田氏 これまでの歴史が証明してきたように、購買力平価説は外国為替相場の決定要因にはなりませんでした。 つまり、購買力平価説だけでは為替相場を説明することはできず、これを材料に円の価値を考えることは判断を誤るもとにもなり得るので注意が必要です。
新生銀行 購買力平価を「ビッグマック」で計算すると聞いたことがあるのですが、なぜ「ビッグマック」なのでしょう。
松田氏 購買力平価は2国間で「同一の物品やサービス」を用いて通貨を比較しますから、世界中のどの国にもある商品ほど、比較対象となり易いのです。 その最たる例が、マクドナルド社の「ビッグマック」。 最近はスターバックス社のコーヒーも指標とされているようです。
松田 哲 氏
三菱信託銀行本店国際資金為替部にて、外国為替、国際資金業務のエキスパートとして活躍。 三菱信託銀行より、米国ファースト・インターステート銀行に転職。 その後、仏国パリバ銀行、クレディ・スイス銀行、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーを歴任。 東京外国為替市場委員会委員。 直筆による新刊「FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?」発売中。

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