高い金利は魅力的だけど、為替リスクが・・・

外貨預金は金利が高くて魅力的だけど、為替が円高となって元金が減ってしまっては意味が無い・・と、為替のリスクを心配して、預入を躊躇された方も多いと思います。

為替市場は、国の力を以ってしても簡単に動かせるものでもなく、先行きを見極めることは専門家でさえも至難の技ですので、残念ながら、外貨預金を考える上で、為替リスクを完全に避けて通ることはできません。

では、どうやって為替リスクと付き合うか? 今回はその方法を考えてみます。

(1)時間を掛ける

時間を掛けることは、2つの効果があります。

1.利息を積み上げる

利息を積み上げる 損益分分岐グラフ

外貨預金の魅力は高い金利。
時間をかけて長く預けていると、その金利で得られる利息の合計額も大きなものになります。この時間とともに積み重なった利息と元金を合計して考えると、長く預けて元利金合計が増えるほど、元金に為替損失が発生したとしても利息がカバーしてくれるので、円高になってもソンをする可能性が下がります。

つまり、利息は時間とともに増えていくので、損益がゼロとなる為替レートも時間とともに下がっていくというわけです。

 
  • 例えば元金300万円を、金利が年5.5%の豪ドル定期預金に預けた場合(※)の損益分岐レート

例えば元金300万円を、金利が年5.5%の豪ドル定期預金に預けた場合(※)の損益分岐レート表
例えば元金300万円を、金利が年5.5%の豪ドル定期預金に預けた場合(※)の損益分岐グラフ
  • ※ <試算の条件>
    ・円の元金:300万円 ・預入時の為替レート:1豪ドル=93.00円(TTS=94円)・金利:5.5%(税引前)、利息に対する税金は20%源泉分離課税として計算。・1ヵ月複利で運用・損益分岐レート:計算上のレート+1円
  • ※1年を12ヵ月として計算。
  • ※実際の外貨定期預金は、最長預入期間は1年です。実際には再預入時に適用される金利が変化している場合があり、最購入時にはその時点の金利が適用されます。
  • ※実際には、為替レートの変動、四捨五入の仕方、利息の計算日数等の要因(1ヵ月を30日で計算)により、1ヵ月のお受け取り利息および1年間のお受け取り利息合計は実際の金額とは異なります。

2.為替相場の回復を待つ

相場は待っていても回復する保証はありませんが、常に変動しており、株式や為替の相場は国力や各国の景気を反映します。そのため為替相場も景気循環などによって円高になったり円安になったりするサイクルが生まれる場合があります。

円安になるタイミングを待っている間は、利息を受け取り続けることで損益分岐レートを下げることになります。

(2)分散する

1.資産分散に外貨を組み入れて、さらに外貨の中でも通貨を分散

資産運用には「分散投資」が大切!という話を聞いたことはありませんか。

たとえば、預貯金だけではなく株式や債券、不動産などの複数の資産に資金を振り向けたり、日本国内だけではなく海外の資産も保有したりと、投資対象を複数に広げることで、利益が出ている資産もあれば、損となっている資産も…と、利益を得られるチャンスを増やしながら、保有資産の中で損益を通算させて、トータルでリスクを減らす運用手法です。

分散するイメージ

このように、ひとつに集中的な投資をせず分散してリスクを減らす考え方は、外貨預金をする際にも有効です。
預け入れる通貨をいくつかに分けて預け入れすることで、利益が出ている通貨もあれば、損失が出ている通貨も…となる可能性が高く、リスクを分散することが可能になるわけです。

では、経済や相場状況によって、もちろん結果は変わりますが、たとえば、過去約5年間、2003年の1月から2008年の8月末まで300万円を複数の外貨で運用した場合の損益を、実際に近い値(※)を使って計算してみましょう。

ここでは便宜上、為替手数料、受取利息額を含まない、元金のみの変化を計算します。(※)

利息計算表

上記の試算は、いずれも過去のデータにもとづいたもので、将来の成果等を保証するものではありません。

  • ※<試算の条件>
  • ・為替レートはBloombergの週足データをもとに計算。・計算には為替手数料考慮せず。
  • (計算に用いた為替レート)
  • ・2003年1月初めの値:・1米ドル=119.63円・1ユーロ=124.71円・1豪ドル=67.87円・1NZドル=63.19円・1南アランド=14.16円
  • ・2008年8月末の値:・1米ドル=108.80円・1ユーロ=159.65円・1豪ドル=93.34円・1NZドル=76.21円・1南アランド=14.12円
  • ・利用した為替レートは、新生銀行の為替レートと異なり、試算の結果は実際の金額と異なります。

色々な通貨の組み合わせ

たとえば、米ドルやユーロ、英国ポンドなどの値動きの要因が比較的分かりやすい主要国通貨間で分散 したり、生活に密着した石油の価格に注目して、原油価格が値上りすると上昇する傾向のあるユーロやカナダドル、世界有数の石油輸出国であるノルウェークローネの組み合わせや、さらに原油価格が下落すると上昇しやすいとされる米ドルも同時に保有するのも効果があるかもしれません。

ほか、主要国と成長期待の新興国通貨との組み合わせや、南アフリカランドやNZドルなどの高金利通貨に複数預入するなどの方法もあります。お客さまの預入可能な資金とも相談しながら考えてみてください。

新生銀行の外貨預金では、10種類の通貨から選ぶことができます。どの通貨でも、外貨預金をはじめるための特別なお手続きは何もありません。新生銀行の口座があれば、24時間いつでもはじめることができます。

分散はリスクだけではなく、リターンを減らす場合も・・・

最後に、分散投資を行っても、相場の変動リスクは完全に排除できないことには注意してください。たとえば他の通貨に対して一斉に円高となった場合、ひとつの通貨に集中している場合よりも、リスクは軽減されるかもしれませんが、損失を回避することはできない場合があります(円転しない場合でも評価損が発生します)。
また、逆に為替相場が全面的に円安基調となった場合は、ひとつの通貨に集中している場合よりも、利益の幅を小さくしてしまう場合もあります。


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異なる通貨への交換には為替手数料を含んだ当行所定の為替レートが適用されます。
実質金利は、為替手数料の負担により表面金利よりも低くなります。
例えば、南アフリカランドの場合、為替手数料が往復1円(1ランド=14円とすると元本に対して約7.2%)かかります。
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外貨預金について

  • 外貨現金のお取り扱いはしておりません。
  • 金利は税引前であり20%源泉分離課税となります。
  • 外貨預金は為替変動により外貨から円への交換比率が変わるため、外貨を円に換算した場合に為替差損が生じるおそれがあります。
  • 円でのお預け入れ・お引き出しには為替手数料を含んだ当行所定の為替レートが適用されます。そのため、為替相場の変動が無い場合でも、元本割れとなる可能性があります。
  • 外貨預金は預金保険の対象ではありません。
  • 外貨定期預金は中途解約できません。
  • 店頭に説明書(契約締結前交付書面)をご用意しています。