| たとえば75日移動平均線の場合は「今日から遡ること75日間」など、過去一定期間の相場の平均値を計算し、そして、その日々計算された平均値を線で結びます。下のチャートの、青い太線が75日間の値動きで、青い点がその平均値にあたります。そうして日々計算した平均値を結んだ赤い線が「75日移動平均線」ということになります。過去75日間の平均と比べて、今の価格は高いのか安いのかがひと目でわかるとともに、全体的な流れ(基調)が上向きなのか下向きなのか、トレンドの方向性を探る場合にも、移動平均線は有効であるといわれています。 下のチャートでは、赤い線つまり75日移動平均線が右肩上がりに上昇しています。つまり、「仮に75日間という投資期間を考えた場合、相場は上昇トレンドにあり、今後も上昇が期待される。」というサインを、このチャートから読み取ることができるのです。 | |
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| ですが、上昇トレンドにあるからといって、どこで買っても同じというわけではありません。移動平均と現在値が、どれくらい離れているのかを気にする必要があります。これは「移動平均乖離率」といって、現在値が移動平均に比べて何%「上にいるのか」「下にいるのか」を数値で示すことがあります。この乖離率が大きくなると「相場が行きすぎ」などと表現して、いずれ移動平均線近辺まで値が戻ってくるだろうと考える人もいます。こうした考えは、「相場は上がったり下がったりを繰り返すものだ」という仮定のもとに成り立っています。 では、移動平均線を眺めながら、どのように投資判断をするかの一例をご紹介します。 次のチャートは1997年6月〜1998年10月の米ドル/円相場ですが、まずは青い○に注目してください。75日移動平均線が上向き始めています。流れが下落から上昇へ変わってきていることを示します。ですが現在値は移動平均線よりも少し上に存在しています。相場は上がったり下がったりすることを信じて、値が移動平均線に近づくまで待ちます。すると、だんだんと近づいてきて、最初の赤い○のポイントにやってきました。テクニカル分析の世界では、ここを「買い」のサインとして読むのですが、ポイントは2つあります。
さて、この2つの条件を満たしているポイントがもう1つあります。2番目の赤い○です。一旦、移動平均線を下回った値が再び平均線よりも上へと回復しています。移動平均線も緩やかではありますが上向いています。ここも「買い」のサインとして受け取ります。 | ||
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| さて、これで「買い」のサインは読み取れるようになりました。では次に「売り」のサインです。売却の判断には2種類ありますが、2つを組み合わせる人も多いようです。 1つは目標値を決めるタイプ。例えば最初の赤い○は1米ドル=120円近辺にあります。120円で買った米ドルを「140円で売ろう」と目標を立てた場合は、1998年6月に140円に到達した際に売却することで目標達成となります。もう1つは「売りのサイン」に従う方法です。上のチャートでは移動平均線を使った「売りサイン」は1箇所しかありません。
1.が何よりの「売りのサイン」ですが、より短い期間での売買益獲得を目指す場合などは、2.を参考にすることもあります。 |
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| では、2004年7月〜2005年10月12日現在の米ドル/円チャートをみてみましょう。自分だったらどこで「買う」か、「売る」か、チャートと75日移動平均線を眺めながら決めてみてください。 | |
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本稿はテクニカル分析に関する一般的な考え方を紹介するもので、新生銀行がこの投資手法を推奨したり、また特定の金融商品を勧誘・推奨するものではありません。株式、債券、金利、為替、REIT等、マーケットの変動がその価格等に影響を及ぼす金融商品を購入する際は、必ず個別金融商品を説明するページをご覧・ご確認いただき、マーケットの動向以外に、各金融商品にかかる固有のリスクや各種手数料についても十分ご確認いただいた上でご判断ください。 |
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