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FRB議長による重要議会証言後の米金利の動きが、初日と2日目で逆になってきた。 これで、米金利と、そしてそれと相関性の高いドル円の方向もちょっとわかりずらくなってきた。 ただ、基本的にはこの局面103円をドルが大きく割れる ことはないのではないかと思っている。
理由の一つは今年が大統領選挙の年で、例年大統領選挙年の夏相場は小動きだということがある。 過去3回の大統領選挙年の7−9月期、3ヶ月のドル円値幅は平均で約5円。 さて、今年もこのパターンが機能するなら、今のところのドル高値が107.75円だから、9月末まで103円を大きく割り込むことはないという計算になるわけだ。
それでも、過去2年もドル円と非常に高い相関関係が続いている米長期金利が、FRB議長証言後に3.5%へ向かうことになれば、この大統領選挙年のパターンも今回は外れる可能性が高くなるだろう。
年2回おこなわれるFRB議長による重要議会証言の後、米長期金利は一方向へ動きやすい。 その米長期金利は上述のようにドル円との相関性が高い。つまり、FRB議長の証言後に米金利とドルの方向性が出る可能性があったわけだ。
そんな、注目証言の初日、米金利は低下となったが、2日目は上昇となった。 過去10回の重要証言で、初日と2日目の米金利が逆方向に動いたのは3回あった。 うち1回は、2日目の方向に金利は大きく動いていくことになったが、さて今回はどうか。 引き続き注意したいところではある。
そもそも、7月はドル高になりやすい月だ。過去10年間での対円でのドル騰落状況は8勝2敗。 そんな「ドル高の7月」、今年は106.20円程度での取引スタートになった。 過去の実績からすると、月末は106円よりドル高で終わる確率が8割ということになる。
そんな「7月のドル高」が、今年は外れるのか。 FRB証言を受けたドル円の動きはそれを試されているということでもある。
ところで、初日のバーナンキ証言後にドル安となったものの、2日目はドル反発となったのはドル買い介入の可能性を示唆したことも一因とされている。 基本的に所管外のドル政策にFRB議長が言及したのは、今年6月初めにも注目された。
ところで、かつてグリーンスパンFRB議長が、やはりドル安懸念発言で注目されたことがあったが、それも2002年のまさに7月議会証言だった。 この時の「口先介入」で、結果的にドルはその年の底打ちとなった。 さて、今回はどうか? (Y)
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