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原油価格の反落が続いている。 これがさらに広がるかは、為替を考える上でもきわめて重要な意味がありそうだ。 結論的にいうと、8月上旬にユーロドルが1.6ドルをついに超えていくか、それとも1.5ドルを割り込んでいくかは、原油価格次第ではないか。
今年のユーロドルは、2000年のユーロドルとの逆相関が続いている。 この相関関係がさらに続くなら、8月上旬にユーロドルはついに1.6ドルを完全に抜けてユーロ高・ドル安へ向かうといった見通しになる。
ただそのユーロドル、よく知られている通り原油価格との相関関係も続いてきた。 そしてその原油価格の最近の動きは、ちょっとバブル破裂の兆しとなっている。
過去のバブル破裂相場の初期症状には、25日移動平均線を継続的に下回ると、天井から1−2ヶ月で2−3割の急落へ向かうといった共通パターンが確認されたという。 さて、先週来の原油価格は、まさに継続的に20日線を下回る動きになっている。 これが原油バブル破裂の初期症状なら、8月上旬から9月上旬にかけて100−110ドルとの見通しになる。
そして、原油価格とユーロドルの相関関係からすると、100−110ドルは1.5ドル前後に相当する。 つまり原油のバブル破裂が始まっているか否かによって、8月上旬のユーロドルは、1.6ドルを越えていくか、1.5ドル割れに向かうかという正反対の見通しになりそうなのである。
ところで、バブル破裂相場には値動きに一定のパターンがある。 第一の基本は、大底入れまで2.5−3年かかり、その中で高値から7割前後下落するということ。 このような長期下落相場となるだけに、一般的にバブル破裂が始まっていることが認識されるのは、破裂開始から半年以上といった具合に大分長い時間が経過してから。
その意味では、事後的ながら、いかに早くバブル破裂開始を見極めるかが重要なポイントになるだろう。 その目安の一つは、上述のように、25日移動平均線を継続的に下回るということ。
ところで、バブル破裂相場は2−3年の長期下落相場が展開するが、その中には上下動のサイクルがもちろんある。 基本的には破裂1幕は2−3ヶ月で3割前後の下落で一段落、その後半年程度の「中休み」が展開し、その中で半値戻しを達成すると、あらためて破裂第2幕に向かうといった具合だ。
そういった中で、最終的には高値から7割前後で大底を入れる。 それを今回に当てはめたら、2010年末にかけて原油価格は50ドル割れへ向かうといった計算になる。
そして、過去のバブル破裂相場は、大底入れ後も戻りが鈍いという特徴があり、最大で6割程度しか戻さない。 今回に当てはめたら、原油価格は今後100ドルを超えない時代に入っていくという見通しになるが、果たしてどうか? (Y)
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