特集

2014年7月更新(2010年6月掲載開始)

特集 オーストラリアドルこの先の見通しは?

新生銀行の外貨の中で人気を誇るオーストラリアドル(豪ドル)。先進国の中では依然金利が高いことから注目されています。豪ドルの強みを再度確認しながら今後の見通しを考えます。

(制作協力:レッグ・メイソン・アセット・マネジメント)

株式、債券、金利、為替、REIT等、マーケットの変動がその価格等に影響を及ぼす金融商品を購入する際は、必ず個別金融商品の商品説明書等をご覧・ご確認いただき、マーケットの動向以外に、各金融商品にかかる元本割れなどの固有のリスクや各種手数料についても十分ご確認いただいた上でご判断ください。

オーストラリア今後の見通し

レッグ・メイソン・アセット・マネジメント株式会社 専務執行役員 企画本部長 兼 営業本部長 桑畑 卓氏

レッグ・メイソン・
アセット・マネジメント
株式会社
専務執行役員 企画本部長
兼 営業本部長

桑畑 卓 氏

豪ドル/円の為替動向は、オーストラリアの景気回復や金融政策動向などに下支えされ、安定的に推移していくものと考えています。

今後、オーストラリア経済は緩やかに成長していくことが予測されています。国際通貨基金(IMF)は、2014年のオーストラリアの実質GDP成長率を+2.6%、2015年を+2.7%と緩やかな成長が続くものと予測しています。

インフレ率が目標レンジ内に収まっていることから、政策金利は当面据え置かれると想定していますが、景気が堅調に推移することで、来年は、利上サイクルに入るものと考えています。
当面の豪ドル/円相場は、落ち着いた展開で推移するものと考えていますが、オーストラリアの利上げ期待と日本の異次元緩和政策によって、豪ドル高円安の可能性があるものとみています。

これからどうなる?

オーストラリア今後の政策金利動向

オーストラリア準備銀行(RBA)は2013年9月以降、政策金利を現行の2.5%に据え置いています。オーストラリア経済は内需を中心に底堅いものの、インフレ率が目標レンジ内に収まっており、景気に過熱感が出ていないことから、オーストラリア準備銀行(RBA)は中立的な金融政策を維持しています。

しかし、後述のとおり、オーストラリアでは、住宅価格や株価の上昇による資産効果によって、消費が好調です。また、オーストラリアの資源セクターは、投資を行う段階から生産・輸出を行う段階へ移行しつつあり、今後、資源輸出額が伸びていくことが予測されています。このため、オーストラリア経済は、今後も安定的に成長していくことが予測され、直近の市場調査によれば、オーストラリア準備銀行(RBA)の政策金利は2014年末まで据え置かれた後、2015年1月〜2015年3月より利上げが開始されるとの見方が引き続き市場関係者の大勢となっています。
利上げになれば豪ドル高・円安となる可能性があるものとみています。

オーストラリアの政策金利とインフレ率の推移

オーストラリアの政策金利とインフレ率の推移
  • (出所)オーストラリア準備銀行、Bloomberg
    政策金利:2005年1月初〜2015年9月末、2014年6月以降はBloomberg・コンセンサス予想値
  • (四半期ベース、2014年6月10日時点) 基調インフレ率:2005年1〜3月期〜2014年1〜3月期
    基調インフレ率は消費者物価指数(CPI)のトリム平均値と 加重中央値の平均により算出

オーストラリア気になる 消費・輸出・雇用について

資産効果を背景に消費が堅調です

オーストラリアでは、資産効果により家計のバランスシートは徐々に改善しています。住宅価格指数(中古住宅)は2013年通年で10.1%の上昇となり、オーストラリア株式市場の主要株価指数S&P/ASX200指数も15.1%の上昇となりました。こうしたことを背景に小売売上高は好調で、個人消費が堅調に伸びていることが確認できます。

オーストラリアの家計純資産残高の推移

オーストラリアの家計純資産残高の推移
  • (出所)オーストラリア統計局(ABS)、2013年は9月末時点

小売売上高の推移

小売売上高の推移
  • (出所)Bloomberg、2006年1月末〜2014年4月末
  • 名目ベース、季調済

資源輸出は拡大傾向

オーストラリアの資源セクターでは、資源開発のために大規模な投資が行われてきました。この投資は、今後、生産設備の完成に伴って徐々に減ってくるものと考えられます。

一方で、完成した設備によって、今後は資源の生産拡大及び輸出拡大が期待されています。2014〜2015年度にかけては鉄鉱石の輸出拡大が見込まれ、2015〜2016年度以降は液化天然ガス(LNG)プロジェクトの稼働により、液化天然ガス(LNG)の輸出が拡大するものと予測されています。

オーストラリアの資源輸出額の実績と予測

  • (出所)オーストラリア資源・エネルギー経済局(BREE)
  • 年度ベース(7月〜翌年6月)

今後、雇用環境の回復へ注目が集まります

上述のとおり、オーストラリアの景気は堅調ですが、失業率は上昇傾向が続いています。今後、オーストラリアの景気回復の影響が雇用環境にまで波及していくことが期待され、雇用情勢の先行きに注目が集まっています。

オーストラリアの失業率の推移

オーストラリアの失業率の推移
  • (出所)Bloomberg、2006年1月末〜2014年4月末

一方リスクとして、オーストラリア経済は中国向けの輸出に代表されるように、資源や農産品の輸出において、新興国の景気動向に影響を受けやすいといえます。そのため、政治が不安定だったり、財政や金融政策が未熟な一部の新興国の政治手腕にオーストラリアの景気が大きな影響を受ける可能性もあります。

  • この資料に述べられている見通しは、レッグ・メイソン・アセット・マネジメント株式会社が提供するマーケット情報であり、弊行の売買・ポジション等に関する方針等を示すものではありません。
  • この資料は公に入手可能な情報・データに基づくものですが、弊行がその正確性・完全性を保証するものではなく、その内容を随時変更することがあります。
  • この資料に述べられている見通しは実際の市場動向とは異なる可能性があり、今後の推移を弊行ならびに執筆者が約束するものではありません。
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