為替・マーケット用語集

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break even(ブレークイーブン)
  • ※外貨メール2006年11月27日掲載

米ドル/円相場が115円台というニュースを受けて「ようやく待ちに待った円高が来た。」とお思いの方がいるのではないでしょうか?一方で今より円安の水準で外貨運用を始めた方の中には「これ以上円高にならないで!」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。今回はプロも気にする「ブレークイーブン」についてお話を伺いました。

「break even(ブレークイーブン)」

─ ブレークイーブンとは損益分岐点のことですよね?
 そうです。この言葉を聴くと、その昔、損失を避けるために四苦八苦している自分の姿をを思い出します。相場に臨んで持っているポジションが、「含み損」=「アゲインスト(Against)」になって苦しんだり、逆に持っているポジションが「含み益」=「フェイバー(Favor)」になってハッピーだったり・・・懐かしいですね。

─ アゲインスト(含み損)になったときはどうされるんですか?
 何もしなければ、「ブレークイーブン」のレートは当初に米ドル/円を買ったレートです。そこで、米ドル/円レートが下落している現在レートで、「難平(なんぴん)」をかけたら、その平均値がいくらになるのかを計算してみたりします。買い付け単価を引き下げることでブレークイーブンを引き下げる手もありますが、そうはなかなかうまくはいかないことも多かったですね。。。

─ 外貨預金をお持ちの方へ何かアドバイスを。
 外貨取引を始める際、損益分岐点を念頭に置いておくことはとても大切になります。リスク&リターンを考える際の基準になるからです。外貨預金のブレークイーブンポイントの計算は売買する為替レートだけでなく、受け取る金利も含めてブレークイーブンを探ることがポイントになりますね。

松田 哲 氏
三菱信託銀行本店国際資金為替部にて、外国為替、国際資金業務のエキスパートとして活躍。 三菱信託銀行より、米国ファースト・インターステート銀行に転職。 その後、仏国パリバ銀行、クレディ・スイス銀行、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーを歴任。 東京外国為替市場委員会委員。 直筆による新刊「FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?」発売中。

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