為替・マーケット用語集

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インターバンク市場
  • ※外貨メール2007年1月29日掲載

ニュースや新聞で外国為替市場という言葉を聞き、外貨を売買する市場はどこにあるか疑問に思う方がいるかもしれません。実在はなく、バーチャルな市場「インターバンク市場」で取引されています。

新生銀行 インターバンク市場とは何でしょうか?
松田氏 一般に外国為替市場は、取引参加者や時間、取引ロットの違いなどからインターバンク市場と対顧客市場に分類され、銀行や証券、金融ブローカー間などの専門家が取引を行なう市場をインターバンク市場と呼びます。マスコミなどで「円相場」と呼んでいる為替レートは、ここで取引されているレートのことです。一昔前は、取引金額が巨額で、信用力が求められたため、銀行だけしか参加できませんでした。参加者が銀行だけですので、インターバンク市場と呼ばれました。三大市場は、東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場です。
新生銀行 メインの市場はどこでしょうか。
松田氏 為替の取引量が多いのはロンドン市場です。理由はロンドン市場の午後とニューヨーク市場の朝方はオーバーラップしているため、この時間帯が、一番市場参加者の多いときです。東京のディーラーは残業して、その時間帯も見ていることがよくあります。逆に東京市場は、市場参加者が少ないマーケットです。
新生銀行 最近の傾向を教えていただけますか?
松田氏 ひと昔前ですと、個人の取引が外国為替市場に与える影響は小さかったですが、最近は、外貨預金が個人の資産運用のひとつになり、外貨預金が増加しているため、個人資産の流れが、インターバンク市場に影響を与えるようになっています。
松田 哲 氏
三菱信託銀行本店国際資金為替部にて、外国為替、国際資金業務のエキスパートとして活躍。 三菱信託銀行より、米国ファースト・インターステート銀行に転職。 その後、仏国パリバ銀行、クレディ・スイス銀行、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーを歴任。 東京外国為替市場委員会委員。 直筆による新刊「FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?」発売中。

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