為替・マーケット用語集

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サブプライム問題
  • ※外貨メール2007年3月19日掲載

3月上旬に115円台まで米ドル/円が急落した値動きの反動で、このところ円安が顕著です。外為ニュースなどでは「米国でサブプライム問題が再燃し、世界的に投資家心理に影を落としている」とされていますが、市場が全般的に動いているところを見ると、確かにその影響力は大きそうですね。

新生銀行 サブプライムとは何のことでしょうか?
松田氏 米国には「サブプライムローン」という、ローン(貸付)があります。これは、信用力の低い顧客に高金利で融資するものです。住宅ローン、育英ローン、自動車ローン、結婚式ローンなどがあります。
新生銀行 そのサブプライムに何か問題があるのですか?
松田氏 現在、サブプライムローンをめぐる米国金融機関の信用不安が浮上しています。3月中旬の米国株式市場では、このサブプライム問題をめぐる懸念を背景に株価が急落しています。そして、住宅金融関連の金融機関が破綻するのではないか、といった噂もあるようです。市場では米国が政策金利を引き下げて、金融システム不安を払拭しようとするのでは?といった憶測も広がってきているようです。
新生銀行 サブプライム問題が為替市場に与える影響は?
松田氏 サブプライム問題は米国の信用問題ですから、外国為替市場では「米ドル売り材料」になります。問題が長引けば、潜在的な米国信用不安も継続することになり、米ドルに対する投資の意欲(対米投資意欲)が減退します。現在の米国は、巨額の貿易赤字を海外からの(対米)投資で補っていると言われていますが、その図式が崩れると、大幅な米ドル下落につながる可能性も否定できません。
松田 哲 氏
三菱信託銀行本店国際資金為替部にて、外国為替、国際資金業務のエキスパートとして活躍。 三菱信託銀行より、米国ファースト・インターステート銀行に転職。 その後、仏国パリバ銀行、クレディ・スイス銀行、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーを歴任。 東京外国為替市場委員会委員。 直筆による新刊「FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?」発売中。

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