為替・マーケット用語集

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イールドカーブ
  • ※外貨メール2007年4月23日掲載

豪ドル、NZドルの利上げ観測が浮上していることを受け、「イールドカーブがスティープ化」しているとの情報を耳にしました。そこでお伺いしたいのですが、

新生銀行 イールドカーブとは何でしょうか?
松田氏 イールドカーブ(Yield Curve)は、英語です。イールドを日本語で言えば「利回り・金利」。ですから、イールドカーブは「金利曲線」のことです。
新生銀行 イールドカーブから、どんなことが想像できるのでしょうか?
松田氏 一般的な状況の場合では、オーバーナイト金利(当日から翌日までの一日の金利)が一番低金利で、期間が長くなるにつれ金利は高くなります。だから、縦軸に金利の高低、横軸に期間をとるとイールドカーブは右上がりのグラフになります。金利に関する様々な取引で、短期金利と長期金利の差が広がる時に、イールドカーブが“スティープ(steep)”になる、といった表現をします。逆に、短期金利と長期金利の差が縮まる時は、イールドカーブが“フラット(flat)”になるといいます。
新生銀行 イールドカーブと為替(通貨価値)の相関について教えてください。
松田氏 スティープも、英語で「けわしい, 傾き・勾配が急の」という意味です。つまり、イールドカーブのスティープ化とは、長期金利が上昇している状態を指しています。円キャリートレードが活発な状況下では、イールドカーブがスティープ化すると、その通貨が買われる傾向があります。しかし、円キャリートレードのアンワインド(巻き戻し・解消)が起こると、イールドカーブがスティープ化していても売られることになりますので、注意が必要です。
松田 哲 氏
三菱信託銀行本店国際資金為替部にて、外国為替、国際資金業務のエキスパートとして活躍。 三菱信託銀行より、米国ファースト・インターステート銀行に転職。 その後、仏国パリバ銀行、クレディ・スイス銀行、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーを歴任。 東京外国為替市場委員会委員。 直筆による新刊「FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?」発売中。

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