為替・マーケット用語集

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プラザ合意
  • ※外貨メール2007年5月28日掲載

今月日銀から発表された2007年4月の円実質実効為替レートは、1985年9月のプラザ合意後の最低を更新したとのこと。プラザ合意当時とは、どのような経済状況だったのでしょうか?

新生銀行  プラザ合意とは何を合意したものですか?
松田氏  1985年9月22日(日)に「プラザ・ホテル(当時セントラルパークの南端に面し、ニューヨークで最も有名で高級な歴史あるホテル)」で行われた為替レートに関する「G5合意」のことです。この合意は週末に発表されました。G5(Group of Five)とは「先進5ヵ国蔵相・中央銀行総裁会議」のことで現在のG7の前身。1986年にイタリアとカナダが加わり現在のG7となりました。
新生銀行  それに至った背景とは?
松田氏  当時米国は巨額の貿易赤字と財政赤字の「双子の赤字」の対応に苦慮していて、特に対日貿易収支の不均衡を是正するため「米ドル安円高政策」を採択しました。日米独で「米ドル売り協調介入」を行うことで合意したのです。
新生銀行  当時のマーケットの反応はどのようなものでしたか?
松田氏  その日がスポットディーラーとしてニューヨークへ赴任した当日だったので忘れられません。マーケットは震撼しました。プラザ合意が発表された翌日1985年9月23日(月)の24時間で米ドル/円レートは1ドル=235円から約20円下落。目の前で数十億もの損が積み重なっていくのを真っ青になりながら見ていた、当時の悪夢がよみがえります。
松田 哲 氏
三菱信託銀行本店国際資金為替部にて、外国為替、国際資金業務のエキスパートとして活躍。 三菱信託銀行より、米国ファースト・インターステート銀行に転職。 その後、仏国パリバ銀行、クレディ・スイス銀行、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーを歴任。 東京外国為替市場委員会委員。 直筆による新刊「FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?」発売中。

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