為替・マーケット用語集

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米国経済指標
  • ※外貨メール2007年6月4日掲載

先週1日(金)、毎月恒例の米雇用統計が発表されました。今回は特に非農業部門就業者数(NFP)は予想を大きく上回る強い数字だったようですね。そこで、為替相場に影響を及ぼす主な米国経済指標についてお聞きします。

新生銀行 米国経済指標の中で、為替相場への影響力が高いと思われる順に列挙するとしたら、何が上位にやってきますか?
松田氏 ・米国失業率(米雇用統計)
・米国GDPフラッシュ(速報値)
・米国貿易収支
・CPI(米国消費者物価指数)
新生銀行 日米では、マーケットの経済指標に対する信頼度や影響度に違いがあると思いますか?
松田氏 米国経済指標は基軸通貨「米ドル」に関するものですから、世界中の注目を集めます。それに比べて日本の経済指標は、注目度が落ちるといった印象です。とはいえ、米国経済指標は改定値が多々発表されるといったことから、発表される数値の信頼度は日本の方が正確に感じます。
新生銀行 これまでで最も驚いた経済指標発表は、何のどんな数値でしたか?
松田氏 これまで、ではなくいつもなのですが「米国貿易収支」に驚かされています。というのも、その絶対値では巨額の赤字であるにもかかわらず、事前の予想値よりも赤字額が少なかったことを材料に、米ドル買いが往々にして起こるからです。事前に発表される予想値をマーケットは織り込み、発表直前の為替レートが存在していると考えて、予想よりも赤字が小さければ買う…。私は、毎回、矛盾を感じています。
松田 哲 氏
三菱信託銀行本店国際資金為替部にて、外国為替、国際資金業務のエキスパートとして活躍。 三菱信託銀行より、米国ファースト・インターステート銀行に転職。 その後、仏国パリバ銀行、クレディ・スイス銀行、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーを歴任。 東京外国為替市場委員会委員。 直筆による新刊「FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?」発売中。

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