為替・マーケット用語集

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為替介入
  • ※外貨メール2007年6月18日掲載

先週、NZドル売りの為替介入がありました。 一時、NZドル/円も92円台後半から90円台後半まで下落しましたが、その後NZドル買いが継続して結局介入効果は限定的に。 18日(月)、さらなるNZドル売り介入があったようです。

新生銀行 どういう場面で為替介入をするのでしょう。
松田氏 外国為替市場において通貨当局が外国為替相場に影響を与えるために政策的に外国為替の売買を行なうことを為替介入と呼びます。 通常、基軸通貨である米ドルに対し、その国の政策として自国通貨が高過ぎると判断したり、安過ぎると判断した場合に実施されます。
新生銀行 為替介入の効果はあるのでしょうか?
松田氏 一時的な効果を発揮することが多いようです。 例えば、今回の11日(月)に実施されたNZドル売り米ドル買い介入では、NZドル/米ドルレートは0.76台前半から0.74台後半まで約150ポイントの急落を見ています。 その結果、NZドル/円レートは92円台後半から91円割れ程度まで約2円急落しました。 しかし、需給バランスに一時的な力を加えて為替相場を動かしただけでは、一般的には介入の効果は続かないといわれています。
新生銀行 介入の情報を受けて、プロとしてどう判断されますか?
NZドルを保有する方へのアドバイスがあれば教えてください。
松田氏 いまNZドルが高い要因は「8%」という政策金利だと考えています。 さらに現在の外国為替市場は金利相場の様相を呈していますから、低金利通貨を売って高金利通貨を買うキャリートレードが盛んです。 金利が高いということはその国のインフレ率も高く、いずれその修正は起こりますが、今のところキャリートレードの影響力が強い状態は続きそうで、NZドル/円レートの流れにも変化はないだろうと考えています。
松田 哲 氏
三菱信託銀行本店国際資金為替部にて、外国為替、国際資金業務のエキスパートとして活躍。 三菱信託銀行より、米国ファースト・インターステート銀行に転職。 その後、仏国パリバ銀行、クレディ・スイス銀行、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーを歴任。 東京外国為替市場委員会委員。 直筆による新刊「FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?」発売中。

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