為替・マーケット用語集

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機関投資家
  • ※外貨メール2007年7月2日掲載

外貨の動きを捉える際には、各国の経済指標や株価、さらには政府要人の発言、突然の事件や政変、加えて機関投資家の動きなどにも注意、などと言われますが…

新生銀行 機関投資家とは、誰のことを指すのでしょうか。
松田氏 生命保険や投資信託など、いろいろな形態で顧客から集まった資金をファンドと呼びますが、こうしたファンドを会社や組織として運用しているのが機関投資家です。機関投資家の組織のもとで、実際の売買・取引などの運用を行っている担当者を、ファンドマネジャーと呼びます。
新生銀行 彼らが為替市場に与えるインパクトの大きさは?
松田氏 機関投資家の取引金額は時として巨額です。外国為替市場では、ひとつの機関投資家が1兆円単位で取引を行なうこともあり、仮にその規模での取引が行なわれると、米ドル/円相場で通常1円弱(60〜80銭程度)の値動きが起こります。また、ひとつの巨額取引が起爆剤となって、連鎖的に大きな取引が行なわれるケースがありますが、このような場合、外国為替相場は信じられないほどのスピードと値幅で動きます。
新生銀行 企業決算前は機関投資家が大量の外貨を売るため円高になると聞きますが、彼ら機関投資家がよく動く時期があれば教えてください。
松田氏 日本では期末(毎年3月末)にその傾向があり、関係者が事前にリスクを回避・軽減する売買(ヘッジオペレーション)を行うことに起因します。ちなみに、海外の機関投資家は、夏休みやクリスマスにもヘッジオペレーションを行う傾向があります。
松田 哲 氏
三菱信託銀行本店国際資金為替部にて、外国為替、国際資金業務のエキスパートとして活躍。 三菱信託銀行より、米国ファースト・インターステート銀行に転職。 その後、仏国パリバ銀行、クレディ・スイス銀行、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーを歴任。 東京外国為替市場委員会委員。 直筆による新刊「FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?」発売中。

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