為替・マーケット用語集

印刷する

オプション
  • ※外貨メール2007年8月13日掲載

米サブプライム問題への信用不安で円キャリー取引が後退し、米株投資家の恐怖心理度合いを示す指数として知られるシカゴ・オプション取引所のボラティリティ・インデックスは、約4年ぶりの高水準とのことですが・・・

新生銀行 オプションについて、簡単に説明をお願いします。
松田氏 外国為替のオプション取引とは、ある通貨をあらかじめ定められた期日に特定の価格で売買するため権利のことです。 例えば、米ドル/円=115.00円で売れる権利を買った場合、米ドル/円=112.00円になっても予め設定された期日に米ドル/円=115.00円で売ることができます。
新生銀行 ディーラー時代に培ったテクニックはありますか?
松田氏 「リボルビング・オペレーション」と呼ばれるテクニックがあります。 例えば、為替相場が米ドル/円=118.00円のとき、今後下落すると考えて米ドル/円=115.00円で売る権利を100万ドル分買ったとします。 思惑通り115.00円まで下落したところで、今度は米ドル/円=115.00円で買う権利を100万ドル分購入。 仮に円高が進んだとしても、米ドル/円を115.00円で売る権利を持っているのですから損はしません。 逆に米ドルが反発上昇したら、115.00円で買った米ドル/円を売って利益を出します。 この取引を繰り返し、初期に払った手数料以上に利益が出れば、結果としてプラスになります。
新生銀行 オプションの動きを予想するのに、何が参考になりますか?
松田氏 専門的になりますが、オプション取引とはボラティリティの売買です。 「今後は相場が大きく動きそうだ」という考えが増えるとボラティリティは上がり、「今後は相場の変動が小さくなりそうだ」という考えが増えれば下がります。 相場の全般的な雰囲気、状況、市場参加者の思惑など、マーケットのセンチメントを読み取るように丁寧に観ることが最も重要です。
松田 哲 氏
三菱信託銀行本店国際資金為替部にて、外国為替、国際資金業務のエキスパートとして活躍。 三菱信託銀行より、米国ファースト・インターステート銀行に転職。 その後、仏国パリバ銀行、クレディ・スイス銀行、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーを歴任。 東京外国為替市場委員会委員。 直筆による新刊「FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?」発売中。

株式、債券、金利、為替、REIT等、マーケットの変動がその価格等に影響を及ぼす金融商品を購入する際は、必ず個別金融商品の商品説明書等をご覧・ご確認いただき、マーケットの動向以外に、各金融商品にかかる元本割れなどの固有のリスクや各種手数料についても十分ご確認いただいた上でご判断ください。

閉じる

0