為替・マーケット用語集

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クロス取引
  • ※外貨メール2007年9月3日掲載

サブプライムローン問題で乱高下していた為替相場ですが、今後の主要通貨間の取引はどう動くのでしょうか・・・。

新生銀行 クロス取引とは何でしょう。
松田氏 基軸通貨である米ドル以外の組み合わせの通貨間取引をクロス取引と呼び、クロス取引で取引される為替レートをクロスレートと呼びます。 クロスレートは、基軸通貨である米ドルに対しての為替レートが決まっていれば、計算して導き出すことができます。
新生銀行 どの通貨間のクロス取引が多いのでしょうか?
松田氏 多いのはユーロ/ポンド、ユーロ/スイスなど欧州通貨間での取引です。 また、日本では一般的に「対円の為替レート」のことをクロスレートと呼びがちですが、本当はそれに限りません。 具体的な対円でのクロス取引はユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円が比較的多く取引されているようです。
新生銀行 プロの目から見た、今後注目のクロス取引を教えてください。
松田氏 ユーロ/円とポンド/円に注目しています。 この夏以降、サブプライムローン問題から、円キャリートレードの解消が起こっています。 そのためクロス円レートは大きく下落しました。 8月下旬になってその修正上昇(リバウンド)が起こっていますが、サブプライムローン問題は根の深い問題で一気に解決することはないでしょう。 ですから、円キャリートレードの解消が収束したとは考えていません。 再度、対円のクロス取引が注目を集めるだろうと考えています。
松田 哲 氏
三菱信託銀行本店国際資金為替部にて、外国為替、国際資金業務のエキスパートとして活躍。 三菱信託銀行より、米国ファースト・インターステート銀行に転職。 その後、仏国パリバ銀行、クレディ・スイス銀行、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーを歴任。 東京外国為替市場委員会委員。 直筆による新刊「FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?」発売中。

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