まず最初に押さえておきたいのが、金融商品の「リスク」と「リターン」の考え方です。
リターンとは、資産運用によって得られる成果のことをいいます。具体的には、預金で得られる利息や株式の配当、株式・債券などの売買益などです。
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ご存じのようにこのリターンには、多かれ少なかれ不確実な面があります。例えば変動金利の預金では、金利動向によって将来得られる利息が違ってきますし、株式の配当は、その企業の業績動向によって左右されます。株式の売買損益は株価の変動によって大きくも小さくもなります。このようなリターンの不確実さやそのブレ幅のことを「リスク」と呼ぶのです。
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大事なのは、リスクとは「損失」や「危険」のことではなく、「リターンを得るチャンス」と「損失を被る可能性」の両方を意味していることです。
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もう少し詳しく見てみましょう。図に示したのは、AとBという2つの金融商品の値動きです。この場合、BのほうがAに比べて価格のブレ幅が大きく、つまりリスクが高いといえます。このことは、必ずしも「Bのほうが損しやすい」ということではありません。値段のブレ幅が大きいということは、それだけBのほうが値段が大きく上昇しやすい、つまり大きなリターンを得やすいということでもあるからです。
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「リスクが大きい」とは、リターンがプラスにもマイナスにも大きくブレやすい(ブレ幅が大きい)ことを意味します。もちろんリスクにはマイナス面もありますが、そればかりに目を向けていると、せっかくのリターンを得るチャンスを逃してしまうかもしれません。
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リスクとリターンは裏表の関係にあり、大きなリターンをめざせばおのずと大きなリスクを受け入れることになりますし、小さなリスクしか受け入れられなければ、おのずと期待できるリターンも小さくなります。
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このようにリスクとリターンの大きさが常に裏腹の関係にあることを「リスクとリターンのトレードオフ関係」と呼びます。
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