外貨で運用をお考えの方に

外貨預金、こんなところに気をつけて 外貨預金、こんなところに気をつけて

馬養雅子

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馬養雅子(まがい まさこ)

オフィス・カノン代表。ファイナンシャルプランナー(CFP(R)、一級ファイナンシャルプランニング技能士)。「お金のアドバイザー」として家計管理や 資産運用などの個人向けコンサルティングを行うほか、新聞・雑誌にマネー関連記事を数多く執筆しています。金融関連企画へのアドバイス、講演などでも活躍中。

これまで、外貨投資の魅力や外貨預金の活用法などをご紹介してきました。今回は、高い金利が表示されている外貨預金について、その理由や活用の注意点などを解説します。

高い金利が表示されていたら、まずは預入期間を確認

外貨預金の魅力のひとつは相対的に金利が高いことです。しかしこのところは、米国や欧州、さらには豪州でも相次いで金融緩和が実施されたこともあり、金利水準は以前に比べると随分下がってきてしまいました。しかし、そのようななかでも、一般的な外貨定期預金で、米ドルやユーロなどの主要通貨建てながらも、目を引くような高い金利を見かけることはありませんか。

そのときに、まずチェックして欲しいのが、その金利が適用される「期間」です。預け入れできる期間が、1ヵ月や3ヵ月などと、短い商品が多いと思います。

では、金利と預入期間がどう関係するのか?少し算数をしながら解説します。
例えば、米ドル定期預金の金利が年5%(税引前)、預入期間が3ヵ月とします。これに1万米ドルを預けると、受け取れる利息額(税引前)はいくらでしょうか。
「1万米ドル×5%=500米ドル」ではありません。

この5%という金利は年利率です。金利というのは一般的に、預入期間が1年未満の商品であっても、1年間預入すると得られる年利率で表示されます。そのため金利表示をよくよく見てみると年5%と、しっかり「年」と書いてありますよね。つまり、「5%」というのは1年間預けた場合に受け取れる利息の元本に対する比率なのです。

この例の米ドル定期預金は預入期間が3ヵ月なので、利息額は1年間預けた場合の12分の3になり、「1万米ドル×5%×3/12=125米ドル(税引前)」となるわけです。(※利息額は、実際には1年を365日とした日割り計算となります。利息は源泉分離課税(国税15.315%、地方税5%)として課税されます)。 このように一見高い金利でも、高い金利が適用される期間が短いと、実際に受け取れる利息額は少なくなりますので、金利だけではなく、適用される「期間」もチェックしましょう。

もちろん、期間が短いとはいえその期間に適用される金利は高くなっているので、預入期間で得られる利息額を計算して、充分とご自身が判断できた場合や、ある程度長期で外貨運用をするつもりで、最初の短い期間だけでも高い金利を得ておこうとお考えの場合などは有効に活用しましょう。

株式、債券、金利、為替、REIT等、マーケットの変動がその価格等に影響を及ぼす金融商品を購入する際は、必ず個別金融商品の商品説明書等をご覧・ご確認いただき、マーケットの動向以外に、各金融商品にかかる元本割れなどの固有のリスクや各種手数料についても十分ご確認いただいた上でご判断ください。

本稿は、執筆者が制作したもので、新生銀行が特定の金融商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。

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