上手に活用

Vol.2「契約額」 Vol.2「契約額」

平川すみこ

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平川すみこ(ひらかわすみこ)

マイアドバイザー登録FP

FPスクエア・プランウエル代表

ファイナンシャルプランナーCFP。一級ファイナンシャルプランニング技能士。同志社大学法学部卒。法律系事務所での多重債務問題、相続問題等の相談現場にも係わった経験を経て、「お金の不安を解決して、みんなでHAPPYに!」と福岡を中心に、ライフプランや相続、保険、資産運用などお金に関する個別相談、セミナー、コラム執筆、WEBでの情報発信など手がけている。
そのほかにも企業、大学、専門学校、職業訓練等でのFP講座、証券外務員講座、DC教育の講師など幅広く活動中。近年は個性心理学を取り入れたタイプ別マネープランも提唱している。

住宅ローンや自動車ローンなどと異なるカードローンの借入時や利用時の注意点

必要なときに資金を準備する手段のひとつであるカードローン。住宅ローンや自動車ローンなどとは、同じローンでも利用方法などが異なります。そこで今回は、カードローンならではの「契約額」と利用の仕方について解説します。

住宅ローンや自動車ローンの場合は、住宅購入、自動車購入といった限定された目的のためにおカネが貸し出され、借りた側は一度必要額を借り入れたら、その後は原則、決められた期日までに必要額を返済していきます。

それに対してカードローンの場合は、原則、借りるお金を何に使うかという使用目的をローン会社や金融機関に明示しなくても借入ができます。また契約の際に「契約額(極度額)」が設定され、その範囲内であれば、繰り返し借入が可能となります。

契約額は「借入枠」や「利用可能額」とイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。事前に決められた契約額の範囲内であれば、必要なときに必要な分だけの金額を借りることができるのです。

例えば、急に40万円必要になったので契約をして40万円を借りた後、さらに10万円必要となった場合。 もし契約額が50万円あれば、再度10万円の契約をする必要はなく、10万円を借りることができます。また40万円借りた後にもし20万円を返済していれば、30万円まで借りることができるということになります(※利息は考慮していません)。

<カードローン(契約額50万円の場合)の利用イメージ>

<カードローン(契約額50万円の場合)の利用イメージ>

(※利息は考慮していません)

(※利息は考慮していません)

ただし、返済は期日までに必要額を返済していく必要があります。

契約額はMAXで!といっても、それが適うかどうかはわかりません

契約額の範囲内で繰り返し借入をすることができるのなら、契約額を高くしておけば良いのでは?と考える方も多いでしょう。
しかし、いくらまで契約額を高くできるかどうかは、カードローンを申し込みしたローン会社や金融機関による「審査」で決められます。審査の結果によっては申し込みを断られることもあります。また契約後でも利用状況によって契約額が減額される場合もあります。

では、「審査」はどのように行われるのでしょう。
審査内容や審査の基準は各社によって異なりますが、おおよそ、申し込み内容に基づいて、年齢条件を満たしているか、どのような職業に就いているか、さらに安定した収入があるか、他のローンなどの借入状況はどうかなどから「返済できる能力があるかどうか」により、契約限度額が決められます。返済能力が高いと判断された人は限度額が高くなり、また返済能力が低いとされれば、限度額が低額となったり、場合によっては申し込みを断られることもあります。

契約額と借入利率

ローン会社や金融機関によっては、契約額に応じた借入利率が設定されるケースがあります。つまり、契約額が高くなると借入利率が下がる場合があるということです。たとえば、契約額が50万円と契約額200万円とでは、借入利率が5%程度下がるケースもあります。
(※2016年4月時点・適用される利率やそのための条件は各社によって異なりますので、契約時に充分に確認してください)。

ただ、これらは決して増枠をお勧めするわけではなく、利用は計画的に、必要な分だけということを忘れないでください。

契約額が高くても、堅実・計画的に利用することが重要

審査の結果、高い契約額が設定できたとしましょう。ここで注意したいのが、「契約額、目一杯、おカネを使っても良いと」錯覚してしまうことです。あくまでも契約額は「利用可能な最大額」であって、資金が必要ないときは借りる必要はないのです。また、契約額は、あくまでもきちんと返済できるという大前提に立って利用すべきであり、たとえ資金が必要だと思っても、返済の目処が立たないような場合には、契約額の範囲内であっても、返済できる額だけを借入するようにする必要があります。

家計にあった上手な借入れや返済方法についてはファイナンシャルプランナーに相談することもおすすめです。カードローンは、堅実に計画性をもって利用していきましょう。

本稿は、執筆者が制作したもので、新生銀行が特定の金融商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。

  • ・本資料は情報提供を目的としたものであり、新生銀行の投資方針や相場観等を示唆するものではありません。
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