マーケット情報(経済)
株価の推移

ロシア RTS指数 ドルベース(1997年末〜2007年末)

出所:ブルームバーグのデータをもとに新生銀行が作成

門倉 貴史氏

BRICs経済研究所 門倉 貴史氏

ロシアでは資源輸出が大きく拡大している。原油や天然ガスの国際価格は、中東情勢の緊迫化や需給逼迫を背景に2008年も高水準で推移することが見込まれ、ロシア経済は資源輸出増をテコにして7%前後の高成長路線が続くとみられる。
資源関連企業の上場が大半を占める株式市場においても、資源関連企業の収益が好調に推移することが見込まれるため、株価は上昇基調で推移するだろう。
ロシアでは2007年12月2日に下院選挙が実施され、与党である「統一ロシア」が定数450議席のうち315議席を獲得し、圧倒的な勝利をおさめた。プーチン大統領の支持基盤である「統一ロシア」が圧勝したことで、大統領の任期が切れる2008年以降も、これまでのプーチン政権路線が継続することになる。ロシア国内ではプーチン氏の実質的な権力拡大を懸念する声も出ているが、全体としてみれば、今回の選挙結果によってロシアの政治がより安定度を増したと評価できるだろう。政治リスクが後退したことで、国民のセンチメントが上向き、消費がさらに拡大することも期待できる。(2008年1月7日現在)

戸松信博氏

グローバルリンク・アドバイザーズ 戸松信博氏

ロシア株式市場の主要指数『RTS指数』の構成ウェートの約50%は石油関連銘柄が占めている。つまり、ロシア経済は石油価格に左右されることが大きいということがいえる。
原油価格は、中国やインドをはじめとした新興国の需要拡大によって、短期的な調整はあるものの、そう大きくは崩れないのではないかと予想される。もちろん、米国がサブプライムローン問題悪化等によって本格的な景気後退に陥れば、世界的な原油消費量減少につながるため、その兆候が現れた際には注意が必要。
そして、2008年のロシア株のもう1つの注目は3月に予定されている大統領選挙だ。しかし、これはもうほとんど結果は決まっており、プーチン大統領は2007年12月10日にメドベージェフ第1副首相を公認の大統領として推すと発表している。また、メドベージェフ第1副首相も、大統領に当選した際はプーチン大統領に首相に就任するように要望している。メドベージェフ氏はプーチン氏の腹心の1人。資本主義的な考えを持っており、これまで経済改革を担当してきた。また、世界最大のガス会社であるガスプロムの会長でもあり、ロシアの最大のポイントであるエネルギーに強いという側面も有する。メドベージェフ氏の推薦はプーチン氏の「経済開放政策を推し進めていく」という意志の表れであり、株式市場にとってはプラスとなる。
2007年も上昇を続けたロシア株であるが、株価水準は平均PER13倍前後とまだ割高感はないので、原油価格の急激な下落でもない限り、2008年も堅調な株価推移になっていくのではないかと予想される。(2008年1月7日現在)

ソシエテジェネラルアセットマネジメント

ソシエテジェネラルアセットマネジメント

ロシアは6%前半の高い成長ペースを維持すると予想される。米国のサブプライム住宅ローンに端を発した金融市場混乱の余波で、ロシアの短期金融市場や株式市場も調整を余儀なくされた。しかし外貨準備5,000億ドルに加え、1,000億ドルの財政安定基金が景気への緩衝材となり、景気の方向性が大きく崩れることはない。化石燃料、炭化水素、レアメタル価格の好調を追い風に輸出堅調が持続しよう。また、税収好調をきっかけに、政府支出の拡大も予想され、個人消費および投資需要も堅調に推移すると見られる。ただ、こうした消費活況と国内貯蓄率低下は輸入増を誘発し、ここ数年来の傾向である財政収支および経常収支の黒字拡大は一服すると考えられる。
こうした景気拡大のなかで今年はインフレ対策が大きな課題となろう。足元は年率10%ペースで消費者物価が上昇している。中銀の通貨管理手段は依然十分とはいえず、インフレを金融政策面からコントロールするのは難しい。そこで今年は政府が独禁法の適用拡大や規制緩和など構造的な通商政策でインフレを抑制していくとみられる。これに加えて、ルーブルの一段高も予想され、インフレ抑制に功を奏すると思われる。(2008年1月7日現在)

JPモルガン・アセット・マネジメント

JPモルガン・アセット・マネジメント

ロシア株式市場では、商品市況サイクル、個人消費、インフラ関連支出の3つの投資テーマが特徴としてあげられる。現在は商品市況サイクルが市場を牽引しているが、今後の成長見通しは金融、消費財、不動産や素材関連といった業種が他のセクターよりも高いと見ており、当社グループでは、商品価格の上昇から恩恵を受ける企業や輸出関連企業よりも、内需の成長やインフラ開発、およびルーブル高から恩恵を受ける企業を選好する方針。ロシアの石油関連企業は原油価格の上昇から受ける恩恵が限定的であることから、石油関連銘柄への投資については依然として慎重な姿勢をとっている。輸入物価の上昇と2006年後半から2007年前半にかけての緩和的な金融政策を背景に、インフレ率は引き続き上昇。これを受けてロシア中央銀行の政策は今後、自国通貨ルーブルをさらに上昇させる方向に向かうと思われ、したがって、輸出関連企業にとっては打撃となる一方、内需型企業にとっては好ましい環境になると考えられる。(2008年1月8日現在)

※本資料は、執筆者のマーケットに対する考え方を紹介するもので、新生銀行が特定の金融商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。本資料は情報提供を目的としたものであり、新生銀行の投資方針や相場観等を示唆するものではありません。ご投資される際は、お客さまご自身の責任と判断でなさるようお願いいたします。

新生銀行で取り扱っているロシアに関するファンド

SGロシア・東欧株ファンド

JPM・BRICS5ファンド(愛称:ブリックス・ファイブ)

新興国マーケット展望TOPへ

ページ上部へ戻る

戻る

投資信託一般について

  • 投資信託をご購入の際は「目論見書(目論見書補完書面を含みます)」の内容をご確認の上、お客さまご自身でご判断ください。
    ※目論見書(目論見書補完書面を含みます)は、新生パワーダイレクトや店頭でご覧いただけます(ネット専用ファンドの目論見書(目論見書補完書面を含みます)は新生パワーダイレクトでご確認ください)。郵送でもお届けします。資料請求はこちらから
  • 投資信託は預金等とは異なり、預金保険の対象ではありません。また銀行でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象ではありません。
  • 投資信託は預金等とは異なり、元本保証および利回り保証のいずれもありません。したがって過去の運用実績は、将来の運用成果を約束するものではありません。
  • 投資信託は以下のリスク等により、元本を割り込むことがあります(基準価額の変動リスク)。運用の損益はすべて投資信託をご購入のお客さまに帰属します。
  • 「価格変動リスク」株式、公社債など値動きのある有価証券を組入れて投資することによる収益変動をいいます。
  • 「為替変動リスク」日本以外の外国の株式や公社債などを組入れ有価証券などとして投資を行う場合、為替相場の変動の影響による収益変動をいいます。
  • 「発行者(あるいは保証会社)の信用リスク」組入れ有価証券の発行者(あるいは保証会社)の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部機関の評価の変化その他の信用状況の変化等の影響に基づく基準価額の変動による収益変動をいいます。
  • 投資信託には以下の通りお客さまに直接、または間接的にご負担いただく手数料や費用があります。
    ※各種数値は2008年6月24日現在、新生銀行で取扱中の商品におけるそれぞれについての最大値を明記しています。 商品ごとに手数料や費用は異なりますのでお申し込みの際は必ず目論見書(目論見書補完書面を含みます)でご確認ください。
    お申し込み時…申込手数料(最大3.15%)がかかります。
    運用期間中…信託報酬または管理報酬(最大年率3.0%)やその他信託期間中に発生する費用(監査費用、成功報酬、投資先ファンドにかかる費用等)がかかります。
    換金時…信託財産留保額(最大1.0%)や買戻し手数料(最大3.0%)がかかります。
    上記手数料等の合計額については、お客さまがファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示することができません。
  • 投資信託の換金時には、換金お申し込み制限期間が設定されているものがあるほか、換金に際して所定の手数料や信託財産留保額などのコストがかかるもの、換金までに相当の期間がかかるものもあります。
  • 投資信託の募集・お申し込み等のお取り扱いは当行、設定・運用は投信委託会社、信託財産の管理等は信託銀行が行います。
  • 投資信託の解約については、クローズド期間中の解約はできません。
  • 新生銀行での国内籍投資信託の換金方法は解約請求のみであり、買取請求は行っておりません。
  • ファンドの分類は、各ファンドの運用方針をもとに新生銀行が独自に行ったものです。
株式会社新生銀行 (登録金融機関 関東財務局長(登金)第10号 
加入協会 日本証券業協会、(社)金融先物取引業協会)