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2006年7月作成![]() |
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講師の伊谷典久氏は、新興国市場のファンド運用に実績を持つHSBC投信株式会社よりお越しいただきました。ブラジル市場の現在の姿を知る伊谷氏が、ブラジル市場の現状と今後の将来性について語ったセミナーから一部ピックアップしてご紹介します。 |
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| セミナーよりPick-Up Contents (提供:HSBC投信 作成:2006年7月) | |||
「ブラジルに投資して大丈夫?」は過去の話? |
「ブラジルに投資しても大丈夫なのですか?」 このように心配される方がいます。事実、1993年までのブラジルは、高インフレ、高金利で経済はガタガタという状態でした。インフレはとくにすさまじく、年率2500パーセント(!)を記録したことも。当時は朝と夜とでは、モノの値段が違ったこともあったとか。 ![]()
ですが、1994年からレアルプランを実施し、以降は劇的にインフレを抑制。さらに規制緩和や国営企業の民営化など数々の改革によって財政再建に成功しました。 現在もルーラ政権の下で、規律ある財政運営が行われており、昨年12月にはIMF(国際通貨基金)に155億米ドル(約1.78兆円※1USD=115円)もの債務を一括返済するほど経済は回復しています。 ![]() |
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ところでブラジルは、意外なほど日本との結びつきがある国です。日本からのブラジル移民は2008年で100周年を迎えますし、スポーツ・芸能の分野では、アントニオ猪木さん、歌手のマルシアさん、サッカーのラモス瑠偉さん、前日本代表監督のジーコさんなど、たくさんのブラジル出身の方が日本で活躍しています。また、日産自動車のカルロス・ゴーンさんもブラジル生まれだそうです。なんとなく親しみが湧くのではないでしょうか。
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ブラジルのセールスポイントは資源だけ? |
ブラジルが世界有数の資源大国だということは多くの方がご存じだと思いますが、ブラジルの強みはそれだけではありません。 |
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| 1) 豊富な天然資源 |
ブラジルは世界有数の資源大国で、“出ない鉱物はない”といわれます。なかでも鉄鉱石はその品質の高さから世界的な需要があり、世界シェアは約20パーセント。世界最大級の鉄鉱石生産企業であるリオドセ社が保有するカラジャス鉱山には、世界需要の約500年分の埋蔵量があるともいわれています。鉄鉱石は近年、値上がりが続いており、去年1年間でおよそ70パーセントも値上がりしました。最近のブラジルと中国の交渉では、さらに19パーセントの値上げが決定したそうです。石油も産出され、今年は自給率が100パーセントを超える見通しです。 |
| 2) 世界的な農産物輸出国 |
かつて、ブラジルの主要な農産物は天然ゴムで、約80パーセントの世界シェアを誇っていましたが、現在はサトウキビと大豆により大きな注目が集まっています。 サトウキビを原料とする粗糖の値上がりが続いています。「砂糖はスーパーの特売品の常連」と思っている方は、ぜひスーパーに行ってみてください。昔のように1袋100円では買えないと思います。 それは、サトウキビから生産されるエコロジー燃料エタノールの需要が拡大しているからです。エタノールは自動車燃料として活用されています。粗糖・エタノールともに、ブラジルが世界第1位の輸出国なのです。 一方、大豆はブラジルの貿易黒字のおよそ3割を稼ぎ出すといわれるほどで、輸出量で米国と1、2を争います。ほかにも、コーヒー、オレンジなどが世界第1位の輸出量を誇ります。 |
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| 3) 高度な工業力 | ||
ブラジルは南米の工業の中心。例えば去年1年間で、244万台の自動車が作られ、170万台が国内で販売されました。うち、87万台はエタノールとガソリンをどのような比率で混合しても走ることができる、フレックス車でした。また、ブラジルのフレックス車は米国や南米諸国に輸出されています。ブッシュ米大統領が今年1月の一般教書演説で「脱石油」を掲げたことも、輸出拡大を後押しするでしょう。航空機も主要な産業のひとつです。エンブラエル社はエアバス社、ボーイング社等に続く世界第4位の航空機メーカーで、中小型ジェット機の生産・輸出において大きなシェアを持っています。 |
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このように、『資源大国』の一言では語り尽くせない実力が、現在のブラジルにはあるのです。 |
ブラジル市場への投資妙味は? |
中国やインドといった新興国の発展が世界経済を牽引するという流れのなかで、ブラジル経済の世界的地位も着実に上がっていくことが予想されます。このように外需が好調なときに、内需に勢いが出てくるかどうかがブラジル経済の今後を測る上でのポイントとなります。
ブラジルの政策金利は2003年7月以降、インフレ懸念を一掃するために一時的に引き上げた以外は、おおむね低下傾向にあります。これまでは高金利のために住宅ローンはあまり利用されませんでしたが、クレジットカードや消費者金融などとともに利用拡大が期待されます。 |
また、ブラジルは若年層が多く、国民の平均年齢はおよそ28歳。日本の平均が42歳であることから比べると、その若さは際だっています。次々と社会に出ていく若者が労働力となり、国も企業も豊かになり、大きな消費を生み出すという中長期的な好循環が期待されます。 もうひとつ、株価の割安・割高を示すPER(株価収益率)も見てみましょう。2006年6月末現在、ブラジル市場の平均PERは約10.6倍と、日本が約23倍、米国が約17倍であるのと比べ、割安感があると言えます。また、ブラジル企業の今年度の収益は、22〜23パーセント伸びると予想されています。傾向は、中長期的に続くものと見られることから、ブラジル株式には投資妙味があるのではないか、と考えています。 |
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| ※本資料における情報は一般的なブラジル株式マーケットの動向についてのHSBC投信の見方を参考情報として提供したセミナーから一部抜粋したものであり、新生銀行が特定の金融商品の勧誘を行うものでも、新生銀行の相場観等を示すものでもありません。従って、金融商品に投資を行う場合は、お客さまご自身の判断で行うようお願いいたします。記載データは過去の実績であり、将来を示唆・約束・保証するものではありません。 |
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