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Hugh Willis (ヒュー・ウィリス)氏 CEO JPモルガンで欧州クレジット・アービトラージ・グループのコ・ヘッドを務めた後、クライオート・ベンソンでグローバル・クレジット・アービトラージ・グループ、Banca della Svizzera Italianaと大和証券信託銀行ロンドンの債券ファンドマネージメント・グループでそれぞれシニア・ポジションを務める。ケンブリッジ大学卒業。 |
2007年の金融市場は大きな波乱に直面しましたが、現地通貨建て債市場のインデックス(※)は、1年間で8%を超える上昇となりました。その上昇を牽引したのがエマージング通貨の上昇でした。
2008年に入っても、エマージング通貨高の傾向は続いています。
先進国経済については成長鈍化が鮮明になってきましたが、エマージング諸国の多くは経済成長が依然として高い水準にあり、物価上昇を抑えることを最も重視しています。このために金利を引き上げる国が多く、これが債券の利回り上昇と先進国との金利差に注目した通貨高の要因になっています。この結果、インデックスの平均利回りは2003年以降で最も高い水準にあります。
もちろん、すべてのエマージング諸国が物価上昇の抑制に成功するわけではないと思いますが、中南米や東欧の多くの国では物価上昇がやがて落ち着いてくると予想しています。今後、健全なファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)が通貨を下支えし、上昇した債券利回りはやがて低下してくる(債券の価格は上昇する)可能性が高いと考えています。
こうしたことから、当社では債券の利回り低下(債券価格の上昇)をうまく捉えられるかが、今後の運用の重要なテーマになると考えています。先進国経済の大幅な減速は、エマージング諸国にとってもプラスではありませんし、物価の上昇も脅威です。しかし、それにうまく対応するだけの余裕がエマージング諸国の多くにはある、と当社では考えています。今後とも、ファンダメンタルズ面から厳選した投資を続けてまいります。
(※)JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス・エマージング・マーケット・ブロード・ダイバーシファイド(円ベース・ヘッジなし)

出所:Bloombergのデータをもとに新生インベストメントマネジメント作成
上記グラフは過去のデータであり、将来の成果を予測、保証するものではありません。
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