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| 新興国、テーマファンド好きの投資家必見、
2008年目先の変動に煩わされない‘自分流ファンド生活’を ゲットするポイントをご紹介します。 |
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2007年、どんなファンドが人気だったのでしょうか。新しく運用開始したファンドの傾向を見てみましょう。2007年に誕生したファンドの投資対象別残高ランキングをご覧ください。
| 順位 | 本数 | ファンド名 | 2007年12月 | うち特定テーマ、地域・国限定ファンド | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 純資産 (百万円) |
本数 | 純資産 | 本数率 (%) |
純資産率 (%) |
|||
| 1 | 65本 | 海外株(グローバル) | 1,671,640 | 36本 | 747,150 | 55.4 | 44.7 |
| 2 | 36本 | 債券(グローバル・欧・米) | 1,045,440 | ||||
| 3 | 30本 | 海外株(アジア・オセアニア) | 1,027,269 | 16本 | 613,614 | 53.3 | 59.7 |
| 4 | 40本 | バランス(グローバル、欧米日) | 896,031 | ||||
| 5 | 30本 | 海外株(新興国株) | 749,542 | 16本 | 626,952 | 53.3 | 83.6 |
| 6 | 14本 | バランス(アジア・新興国) | 364,009 | ||||
| 7 | 48本 | 日本株 | 260,674 | 6本 | 34,934 | 12.5 | 13.4 |
| 8 | 16本 | 債券(新興国) | 228,675 | ||||
| 9 | 10本 | 北米・欧州株 | 218,569 | ||||
| 10 | 24本 | RETI | 205,462 | ||||
| 11 | 41本 | バランス(生涯設計・ライフサイクル・TY*) | 164,889 | ||||
| 12 | 14本 | 派生商品・ヘッジ運用など | 70,454 | ||||
| 13 | 8本 | コモディティ | 42,121 | ||||
| 14 | 10本 | 債券(日本) | 18,182 | ||||
| 15 | 3本 | 債券(ハイイールド) | 13,945 | ||||
| 16 | 4本 | マネー | 4,853 | ||||
| 17 | 1本 | CB(アジア) | 4,462 | ||||
| 394本 | 2007年新規ファンド合計 | 6,986,217 | 追加型株式投信総合計に対する比率 | 10.8 | |||
| 追加型株式投資信託総合計 | 64,912,817 | ||||||
株式型、債券型、バランス型のすべてのタイプで海外に投資するファンドが上位を占めています。本数だけ見れば48本と海外株式に次いで多い日本株型ファンドですが、純資産残高では7位になっており、本数は多くても資金が多く集まってはいないことがわかります。
表の右の方には「うち特定テーマ、地域・国限定ファンド」(以下、特定型ファンドと呼びます。)として、各カテゴリーの中でテーマや地域・国を限定しているファンドがどのくらいあるかを示しています。第1位の海外株(グローバル)では、65本中36本、残高の44.7%がこの特定型ファンドです。例えば、地球温暖化防止関連株、水関連株、資源・エネルギー関連株、インフラ関連株などの投資テーマを掲げたファンドがこれにあたります。
また、海外株(アジア・オセアニア)でも30本中16本、残高の59.7%が特定型ファンドです。これらのファンドではアジア・オセアニア全体ではなく、中国、ベトナム、インド、パキスタンなど特定の地域や国の株式が投資対象となっています。新興国株はさらに特定型への偏りが顕著で、BRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)、VISTA(ベトナム・インドネシア・南アフリカ・トルコ・アルゼンチン)、MENA(中東・北アフリカ)、EMEA(東欧・中東・アフリカ)や、ロシア、ブラジル、エジプトなどの特定地域・特定国ファンドが30本中16本、残高のなんと83.6%を占めています。
もうひとつ善戦したのが4位、6位、11位のバランス型(株、債券、その他の資産などに分散投資をするファンド)、いわゆる「資産分散型ファンド」です。グローバルなバランス型ファンドを中心に、定期的な分配金を目的とする資産活用型のファンドがリタイアメント世代の人気を集めました。また、ファンドの中身をリスク資産から安定運用に移行する年限を定めたターゲットイヤー型や、若い方が長く付き合うのに適した資産形成型のファンドも注目を集めました。
同時に、バランス型でも「アジアの株、債券に分散投資」など、特定地域への分散投資といった新しいタイプの特定型ファンドが生まれました。また、投資対象に新興国の債券や株式、コモディティ(商品)、売りポジションをも保有するヘッジ運用手法などを含むタイプなども生まれ、「新興国」と「資産の多様化」がキーワードとなりました。
投資対象の限定化や多様化は、ニーズのある方には大変便利な選択肢となります。ただ、同時に投資内容が複雑になり、ファンドの内容や情報開示が難解になりがちです。また、1本で分散投資をしたいと考える初心者にとっては、投資内容の把握や、他の保有資産とのバランスがわかりにくくなってしまうという欠点もあります。
資産分散型のファンドは、保有するリスク資産の中心(コア)部分として活用するのに適しています。ファンドを選ぶ際には、どんな資産への投資が自分に必要なのかを考えることが大切です。長く付き合うには、特定型のような「流行の投資対象」などはコアにすえるファンドにあらかじめ入っているよりも、切り離して個別のファンドを選ぶほうが、自分で自由にメリハリをつけられるので便利でしょう。例えば、アジアへの資産分散ファンドなどは、初めての資産分散ファンドとしてコアで持つのではなく、すでに保有しているグローバル投資にメリハリをつける部分として保有するといった目的に適していると考えるといいでしょう。
これら新ファンドの傾向をよく見ると、ひとつのストーリーが見えてきます。人気があったのは成長著しい新興国に投資するファンドで、中でも投資家がイメージしやすい特定の地域や国々を列挙したファンドが資金を集めました。
さて新興国が成長すると何が起こるでしょうか? 人やモノを運ぶ交通や上下水道などインフラの整備が必要です。そこでインフラ関連株のファンドが人気を集めます。また高度成長の中でエネルギーや資源が必要になり、きれいな水や豊かな暮らしのための食糧が必要になります。そこで、資源・エネルギー関連株や水、食糧、農業などの関連株ファンドが人気となります。
さらに、新興国の急激な成長がもたらす問題として、深刻な環境破壊と地球温暖化が懸念されます。そこで地球温暖化防止関連株として、代替エネルギー(植物性エタノールの原料となる農産物なども含む)、水や資源の浄化・循環に関連する企業の株が注目されます。さてこれらのテーマをよく見ると、資源・エネルギーや水、食糧といったテーマと重複しており、「成長期待と環境指向」2つの投資魅力を得て、ますます人気が高まります。
2007年の人気新ファンドは、多種多様なテーマがあるように見えて、実は「新興国の成長」というひとつのシナリオから展開されるテーマであったことがわかります。2007年の新ファンドは、「新興国」が根幹のテーマとなった1年だったのです。新興国は確かに注目すべき大きな成長の流れの中にあり、魅力的な投資対象です。ただ、こうした人気テーマへの投資には、いくつかの注意したい点があります。
このような注意点を踏まえて、資産の中心(コア)部分と楽しむ、冒険する部分をはっきり分けて、自分流の投資を楽しみましょう。
投資対象テーマや地域・国が限定的なファンドを選ぶポイントは、

2008年も目先の変動に煩わされない自分流ファンド生活を送りましょう!
| 島田 知保 氏 OLから国会議員公設秘書を経て1995年から月刊「投資信託事情」編集長。専門誌発行とともに投資信託や長期投資、社会的責任投資の啓蒙活動に取り組んでいる。 |
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投資信託一般について
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