1.ブル・ベア型ファンドとはどんなファンド?
 >>> コラム:レバレッジとは
2.ブル・ベア型ファンドの種類
3.ブル・ベア型ファンドの活用方法
 A) レバレッジの大きいブル・ベア型ファンドをつかって、比較的少ない投資額でハイリターンを狙う
 B) ベア型ファンドを使って、下落局面でリターンを狙う
 C) 通常のファンドにベア型ファンドを組み合わせて、リスクヘッジ
4.「セレクト・ファンド」 はスイッチングによって臨機応変な対応が可能
5.どのような投資家に向いているか
6.ケーススタディ
 A) 成功編: 相場見通しが重要です
 >>> 上級者向けコラム:レバレッジをかけたブル・ベア型ファンドは、もみ合い相場に弱い?
 B) 失敗編その1: ベア型ファンドをはじめてそのまま放置
 C) 失敗編その2: ブル型とベア型のファンドを同時に両方購入

投資信託は、価格の変動等により損失が生じるおそれがあります。またお申し込み・保有・解約に当たっては所定の費用がかかります。

1    ブル・ベア型ファンドとはどんなファンド?
「ブル」(上げ)と「ベア」(下げ)
 まず、「ブル」「ベア」の意味からご説明しましょう。「ブル」というのは英語で雄牛を意味します。雄牛は角を下から上に突き上げて攻撃する姿から、上昇相場の象徴とされています。ニューヨーク取引所の前に雄牛の像があるのをご存知の方もおられるのではないでしょうか。また、「ベア」というのは英語で熊を意味します。熊は爪を上から下に振り下ろして攻撃しますので、下落相場の象徴とされています。一般的には上昇相場のことを「ブル相場」、下落相場のことを「ベア相場」と言われます。したがって、
上昇相場で利益が出る仕組みのファンドを「ブル型ファンド
下落相場で利益が出る仕組みのファンドを「ベア型ファンド
と呼ばれるのです。

 ブル・ベア型ファンドは、株価指数先物や債券先物、為替先物等を利用して、指数の動きに対して同じ方向、または逆の方向におおむね連動したパフォーマンスとなるように運用されます。例えば、株価指数のブル型ファンドは株価指数先物を買い建てして運用しますので、株価指数が上昇すれば基準価額も上昇して利益を上げられますが、下落した場合は損失が発生します。逆に株価指数のベア型ファンドは株価指数先物を売り建てして運用しますので、株価指数が下落すれば利益を上げられますが、上昇した場合は損失が発生します。
 さらに、レバレッジ(てこ)を効かせて、指数の動きに対して2倍や3倍で基準価額が変動するブル・ベア型ファンドもあります。例えば、株価指数に対して2倍のブル型ファンドでは、株価指数が10%上昇すれば基準価額も20%上昇しますが、株価指数が10%下落した場合は基準価額が20%下落するのです。レバレッジの倍率によってハイリスク・ハイリターンの投資を少額から可能にしているのです。基準価額の変動のイメージは図1のようになります。
<(図1)基準価額の変動のイメージ>
(図1)基準価額の変動のイメージ
 コラム:レバレッジとは
先物やオプションに投資を行って、少額の資金で何倍もの投資成果を狙うことをレバレッジをかけると言います。例えば、基準となる指数に対して2倍で変動するブル型ファンドの場合、先物に投資を行う際に、基準価額の変動率が2倍になるように投資額を調整しながら運用します。勿論、基準となる指数が思惑とは逆に変動した場合は、2倍で損失が膨らみます。このようにレバレッジをかけることで、ハイリスク・ハイリターンの投資が可能となります。
2    ブル・ベア型ファンドの種類
 ブル・ベア型ファンドは、1994年の投信改革による運用規制緩和によって先物による運用が可能となったことで、相次いで設定されました。

モーニングスターが調べたところでは、2006年1月末現在、
株式ブル型が20本 株式ベア型が13本
債券ブル型が2本 債券ベア型が9本
為替ブル型が2本 為替ベア型が2本
合計48本が運用されています。純資産額の合計は2千億円を超える規模です。

 株式、債券、為替の指数を基準としますが、株価指数においては日本のみならず世界中の代表的な株価指数が対象とされていたり、債券も日本債券だけでなく米国債等を対象としているものもあります。また、為替では、円/ドル・レートや円/ユーロ・レートを対象にしているものがあります。基準となる指数の動きを把握しておく必要がありますので、投資する際は、自分がこまめにチェックできる指数を基準としているものを選ぶようにしましょう。この点も含めて、ブル・ベア型ファンドへの投資を考える際は、以下3点を押さえておくべきです。
1  どの指数が対象となっているのか
2  短期的にブル(上昇)・ベア(下落)のどちらを予想するのか
3  レバレッジは何倍のファンドか
それでは基礎的な説明の次に、ブル・ベア型ファンドを実際にどのように活用すべきかについてこれから考えていきましょう。
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・本資料は情報提供を目的としてモーニングスターが作成したものであり、新生銀行の投資方針等を示唆するものではありません。
・ご投資される際は、ご自身の責任と判断で行ってください。