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新興国である投資先として注目を集めるロシア・東欧諸国。とはいえ、この地域・人々になじみがないという方も多いのではないでしょうか。ロシア・東欧諸国を長年にわたり訪問・研究してきた専門家に、これらの地域を社会・文化などの面から教えていただきます。
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ロシアで大人気の「日本」あれこれ
日本の「新車」が急増
 もともとロシアでは日本の自動車の人気が非常に高く、これまでも極東地域を中心に、毎年10万台単位の日本の「中古車」が輸入されてきました。ところがここ数年は、「新車」の輸入台数も急増しています。産油国であるロシアは、最近の石油価格の高騰の恩恵を受け、経済は絶好調。そのため、これまでは憧れでしかなかった「新品」の日本車を購入できるロシア人が増えてきたためです。また、最近急速に普及し始めた自動車ローンも、日本車の販売拡大に一役買っているようです。
具体的な数字を紹介すれば、ロシア市場での日本メーカーの新車(乗用車)販売台数は、1998年には約2万台、2005年には約21万台と7年間で約10倍に。このような急激な販売台数の伸びを受けて、トヨタは2007年から「カムリ」の現地生産を開始することを決定。その他の日本車メーカーでも検討しているとか。
日本食もブームに
 モスクワなどの大都市では日本食もブームになっています。モスクワの日本食レストランの数は「200、あるいは300以上」といわれています。正確な数がよくわからないのは、たとえば中華料理店なのにメニューに寿司も入っているというケースがあるからです。
日本食の中では圧倒的に寿司の人気が高く、宅配専門の寿司屋まであります。ほかにも、焼き鳥や緑茶の受けも良いようです。興味深いのは、日本酒よりも梅酒の人気のほうが高いようで、スーパーで普通に並んでいたりします。
こうした日本食ブームの背景には、「健康志向」が。ロシア人の平均寿命は2004年時点で男性約59歳、女性約72歳と日本に比べて非常に短いのですが、その原因が脂っこいロシア料理にあると考える人も少なくなく、そのため、健康的な日本食の人気が高まっているようです。
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(文・写真/ロシア東欧貿易会経済研究所 坂口泉、2006年4月24日作成)
本コラムでは、日本とロシア・東欧のビジネスの懸け橋をつとめている社団法人ロシア東欧貿易会の経済研究所のスタッフがロシア・東欧最新情報を連載する予定です。隣国ロシア・東欧の「素顔」をご紹介できればと考えています。
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