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インド株式への投資でインドの高成長に期待する、新規設定ファンド登場
カテゴリー:国際株式型申込金額:1万円〜  
新生・UTIインドファンド運用担当者インタビュー
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作成:2007年5月
当ファンドの主な投資先である「Shinsei UTI India Fund (Mauritius) Limited」のClass A投資証券の実質的な運用チームリーダーであるアシシュ氏が来日され、(株)インド・ビジネス・センターの須貝氏との対談が行われました。
今後のインド社会・経済に対する中長期的な視点から海外M&Aやインフラ等、気になるポイントをお話しいただきました。
アシシュ氏、須貝氏のプロフィールはこちら
INDEX インド企業によるM&A
インフラ整備について
将来の輸出国家インドを担うセクター(業種)
貧困から発展へ

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インド企業によるM&A
2006年 インド国内M&Aの状況
M&A件数 480件
うち国際M&A 266件
M&A(金額) 203億ドル
うち国際M&A(金額) 153億ドル
2002年からの成長率
(金額ベース)
28%
4月9日付けCII(インド工業連盟)発表及び、Press Trust of India記事よりインド・ビジネス・センター作成

はじめまして、須貝です。宜しくお願いします。

最近、インド企業による海外企業の大型M&Aが非常に増えています。インド国内のM&A案件の総額は2002年から年平均28%の成長率を記録、昨年、インド企業による国際M&Aは266件、金額で153億米ドルとなっています。2007年は500億米ドル行くだろうなどとも言われています。これは、インド経済の成長を象徴した現象ともいえます。
この海外M&Aが増えている要因は何だと思いますか。

まず、インドの企業が全体的にキャッシュリッチになっていることが挙げられると思います。このことにより、M&Aのための資金の確保が容易になってきています。そして、当然のことですが、M&Aを通じて技術資源やノウハウを獲得することにより安定的に成長スピードを高めたいというニーズが高まってきている事も挙げられます。

インド企業がキャッシュリッチになっている理由は何ですか。

インド企業の資金調達がしやすくなったことが理由です。与信のレベルが上がったことによる借入や、バリュエーション()が高めに推移していることから新株の発行などで資金調達しやすくなっています。また、もちろん好調な経済を背景として、各企業が過去3年に大きな収益を上げ、フリーキャッシュフローが高まっているのも事実です。
※企業価値。各企業の事業や資産に対する定量的な評価、およびそれに対する株価の割安・割高の程度。

なるほど、海外M&Aの目的は様々あるにしても、資金面の理由は大きいのかもしれません。
年々、規制緩和も進んでいますね。先日の金融政策会合でも、インド企業が海外に投資できる額の上限を自己資本の200%から300%に引き上げましたね。資本の流出入バランスにも政府当局は神経を使っているようですね。
いずれにしてもM&Aは、こういった政府の後押しもあり今後も増えていきそうですね。

増えていくでしょう。インド政府も国営および民間企業に対して、海外M&Aを後押ししています。


インフラ整備について

では、インドの経済成長についてですが、今後、経済が持続可能な発展を見せる上で重要なのがインフラ整備です。このために今後5年間に必要な予算が3500億米ドルとも言われており、多くの投資家がインフラに注目しています。インフラ関連分野で最も伸びる業種はどんなものがありますか。


うーん。思いつくまま言えば、まず道路の整備が重要だと思います。道路が整う事によって、石油などのエネルギーが必要になります。その石油やあらゆる資源を輸送するには港湾インフラが欠かせません。また空の輸送として民営化された空港の開発も重要です。他には電力、ガスパイプライン、経済特区の開発、いろいろあります。

強いて言えば、共通キーワードは「輸送」でしょうか。道路が1番目に出てくるのは頷けますが、港湾が2番目、空港が3番目というのは意外でした。面白いですね。

将来の輸出国家インドを担うセクター(業種)

SENSEX指数のセクター構成では、「中国」的な発展を目指すインドとしては「モノを輸出」する国にならなければいけませんが、ITや医薬セクター以外で輸出産業として今後伸びていくセクターはどんな所がありますか。

化学、自動車、自動車部品関連、繊維などの分野で国際競争力を増してくると思います。これらは、既に中東やアフリカ、ヨーロッパなどへ盛んに輸出しています。ところで、インドの代表的な輸出産業にはダイヤモンド加工品もありますよ(笑)。

ああ、そうですね。ダイヤモンド加工品を忘れていました(笑)。そうですか。全く同意見です。化学や自動車は寡占業界ですが、繊維は中小企業も含めてジリジリと伸びてきていますね。

独走態勢の中国を唯一追いかけられる国がインドです。雇用創出の面でも、繊維業界は大事な業界です。

ITセクターの話題が出たのでお伺いしますが、以前からインドのIT業界は「人件費の上昇が将来のリスク」であるとよくいわれてきましたが、結局は増収増益が続き、今も昔も高い成長率を保っています。今後も、ITセクターは高い成長性を保つ事が出来ると思いますか?

成長できると思います。人件費は確かに上昇していますが、IT各社の拠点は今までのようなムンバイやバンガロールなどの大都市だけでなく、マイソール、プネ、コーチンなど周辺都市や地方都市に拡大しています。これらの地域は人件費も、設備投資も安く済ませる事が出来ます。

なるほど。都市間の賃金格差を上手く利用し今後も発展していくという事ですね。

少し角度を変えて質問します。インドでは、これらITを中心としたサービス業が発達しており、「上場企業の時価総額割合でエネルギーと金融の割合が大きい」というエマージング諸国の一般的パターンとはかなり違う、と思います。ある意味で既に先進国のような構成です。
今後5年、10年たった時のインド経済のセクター構成は、どうなるとお考えですか。

うーん。それは難しい質問ですね(笑)。そんなに変わらないと思います。
もしかすると、農業関連の業種、農業の効率化に寄与するような業界、農機や肥料、農村インフラを改善するものとかですね。これは伸びるかもしれません。

農業関連、いいですね。現在の企業でいえばトラクター製造のM社や肥料製造のI社などですね。インドは農業の効率化、安定化なしでは持続的発展ができないと私も思います。農業という経済的側面、農民という社会の重要性ですね。

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貧困から発展へ

では、最後に難しい質問を。投資家は、インドの貧しい農村社会とどのように関わりを持っていますか。

ご存知のようにインドは、途上国ですから貧しい農民がたくさんいます。
私達はインド経済と共に成長できるようなセクターに、投資するつもりでいます。ただし、それぞれのセクターや企業は、孤立して成長するわけではありません。例えば、ITセクターの成長によって新しい雇用が生まれ、雇用が増加する事によって消費が刺激され、消費はさらにより良いモノやサービスに移り、消費が拡大する事によって、さらに雇用が生まれ経済が成長していきます。
このように、投じた資本によってインド経済は成長し、インド最大の問題である貧困から脱し、人々は経済的豊かさを確立していくことができます。

素晴らしいです。それは、本当に大事な視点ですね。
では、インド経済の今後の発展と、今後のファンド運用パフォーマンスに期待しています。本日は貴重なお話、大変有難うございました。


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アシシュ氏

Ashish M Ranawade

UTI Asset Management Company Ltd./株式運用チームリーダー
UTI入社後約5年間、クレジット・アナリストとして様々な業界の300以上の企業に対する信用格付けを行う。その後、バランスファンドのファンドマネジャーとして、400億ルピー超の資産を株式、債券、マネーマーケットにおいて運用。2000年にはオフショアファンドを担当し、プライベートエクイティ・ファンドを設立、運用なども行う。
Victoria Jubilee Technical InstituteにてB.E. Electronicsを、Jamnalal Bajaj InstituteにてMBAを習得。

須貝氏

須貝信一

株式会社インド・ビジネス・センター/取締役 ポータル事業部長
外資系IT企業、経営コンサルタント等を経て、2004年末『インド株式オンライン』を個人で立ち上げ、その情報の充実ぶりから人気サイトに。
現在、インド・ビジネス・センター、ポータル事業部長。インド専門総合ポータルサイト【インドチャネル】を2007年4月に立ち上げる。コンテンツでは主に株式を担当。

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グラフで見るインド経済再確認
(作成:2006年12月)
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(作成:2006年11月)
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