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| 老後はまだ遠いと考えているヒロキさんですが、年金問題を新聞やテレビで見聞きするうち、退職後の生活が心配になってきました。老後も人生をエンジョイするには今から貯金をしておかなければと考えました。そこでヒロキさんは毎年30万円ずつ65歳まで貯めていくことにしました(積み立て総額:30万円×35年=1,050万円)。退職後の大切なお金なので利回り1%の安全な貯蓄商品で積み立てようと決めました。 |
| しかし、ヒロキさんは重要な点を見落としています。インフレ率が約1%(日本の過去30年の平均インフレ率は約3.8%)だと、ヒロキさんのお金の価値は実質的には増えていないことになります(インフレ率1%−運用利回り1%)。65歳の退職時にはヒロキさんの資金は約1,250万円に増えます。でもインフレ率を差し引いて、現在の貨幣価値に換算すると積み立て総額と同じ1,050万円の購買力にしかなりません。仮にインフレ率が1%を超えると、逆に目減りしてしまうことになります。このままだとヒロキさんは老後の生活設計を大幅に変更することになってしまいます。 |
| それではヒロキさんはどうすればインフレによる資産の目減りを防ぐことができるでしょうか?一つの方法は、インフレを上回る運用利回りが期待できる投資を行うことです。ヒロキさんは、資産運用にチャレンジしてみてはどうかと考え、過去27年間のデータを元に4%の利回りで運用結果を再シミュレーション(注1)してみました。すると65歳退職時には約2,300万円になり、上記1%で運用した場合との差はなんと1,000万円を超えました。インフレ率1%を差し引いても820万円ほど運用益を上げる結果となりました。 |
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| もちろん過去27年間は、日本経済が右肩上がりだった時代が含まれますから、今の運用状況とはかなり異なります。また、デフレになるとお金の価値は何もしなくても上がっていきますから、実は「貯蓄」の方が良かった、なんてことがあるかもしれません。それでも「インフレ率を上回る資産運用をしないといけない」というのは覚えておかなければいけないポイントです。
「たしか、この前ニュースで、日本の四半期の成長率が年率5%とか言ってたな・・・(注2)。」ヒロキさんは投資の勉強と運用を始めることにしました。 | |
| (注2)2004年1〜3月期の国内総生産(GDP)の成長率:年率5.6% |
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