はじめての資産運用
ケーススタディで考えるマネースキルアップ講座
読者9人9様のライフプラン&資産づくりのケーススタディ
 
第1回永続可能な家計を作ろう
 
 
豊田眞弓/ファイナンシャル・プランナー

マネーカウンセリングネットWealthメンバー。1995年より独立系FP。新聞・雑誌、サイトへの寄稿・監修、個人相談業務、セミナー講師などで活動しており、生活感あるアドバイスに定評がある。「今日からのお金持ちレシピ」(明日香出版社、共著)、「住宅ローン賢い人はこう借りる」(共著、PHP研究所)ほか著書も多数。
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新コーナースタート!

1年間続いた「外貨ティーブレイク」が終了し、4月より新コラムがスタートします。このコーナーでは、読者の皆さんと一緒にライフプランにあった中長期のおかねのやりくり&資産づくりを考えていきます。私にしては珍しく(?)まじめなコーナーですが、楽しい内容にしていきたいと思っています。

さて、日ごろ、私が相談業務などを行う中で掲げているコンセプトが、「永続可能な家計づくり」です。家計は、「今月だけは何とかなる」とか、「今年だけなら維持できる」というのではNGです。「今月」も「今年」ももちろん維持した上で、さらに「10年、20年、永らえることのできる家計」をつくることが大事といえます。ただし、家計を永続させるのは、「永続させること」が目的なのではありません。そうすることで、自分らしい人生を送るためなのです。

最近はこの「永続」のスパンが長くなる傾向があり、いわゆる老齢期を含めた、「天寿を全うするまで」を視野に入れる必要性が高まっています。

というのは、ここ20年ほどで、あまりにもドラスティックに環境が変わってきたからです。昔は当たり前だった終身雇用も年功序列もみごとに崩れ、給料が右肩上がりに増える時代ではなくなってしまいました。大手企業であっても倒産する時代ですし、「リストラ」だって他人事ではなくなっています。公的年金も、負担する保険料は上がって給付がダウンしていく……など、さまざまな点で、家計の前提が大きく変化してきたためです。
マネースキルを高めよう!

そんな劇的な変化によって私たちの生活が非常に不安定でリスクフルなものになっています。つまり、確実な未来が描きにくい時代なのです。だからこそ、これからのおかね管理は、自分のライフプランを意識しながら、限られたおかね(所得)を上手にペース配分して使うことがとても大事になってきます。

「限られたおかねを上手にペース配分して使う」こととはどんなことかを整理してみると、次のようになります。

(1)今のお金の使い方を再考し、場合によっては「節約」を実践
(2)目的に沿った計画的な「貯蓄」を行う
(3)リスクが取れる人は、「投資」で殖やすことも考える

このコーナーでは主に、(2)と(3)について触れていきたいと思います。これらは一言でまとめるなら、「マネースキル」を高めること、といってもいいでしょう。

次回以降、私が担当してきた過去の相談事例の中から見えてきた典型的なパターンを想定しつつ、モデルケースを用いて、ライフプランに基づくおかねのスキルアップを考えていきたいと思います。同様のライフステージの方は、共通するおかねの悩みを抱えている方も多いはず。ここでは8例を集約して取り上げますので、ご自身のケースに近い方を参考にしてくださいね。
 2004年4月
マネーカウンセリングネットWealth 豊田眞弓
ファイナンシャルプランナー / ファミリーリスクコンサルタント
 
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第1回>>> 永続可能な家計を作ろう
第2回>>> 20代独身のケース
>>> ケーススタディ1:(26歳独身男性)
「手取り年収350万円で貯蓄が60万円! 結婚資金はどう貯めればいい?」
第3回>>> 30代DINKS(共働きで子どもはいない)のケース
>>> ケーススタディ2:(35歳男性)
「世帯年収手取り700万円で貯蓄は600万円。3年後にマイホームを購入する予定」
第4回>>> 30代、妻は専業主婦、子供ありのケース
>>> ケーススタディ3:(34歳男性)
「世帯年収手取り500万円で貯蓄は300万円。子供は2人、住宅ローンあり」
第5回>>> 30代後半ば、独身のケース
>>> ケーススタディ4:(36歳女性)
「手取り年収450万円で貯蓄は400万円。結婚はしないかも・・・、家は買えるなら買おうかと考え始めた」
第6回>>> 35歳以降に子供を授かった方のケース
>>> ケーススタディ5:(40歳女性)
「世帯年収手取り700万円で貯蓄は800万円。住まいは賃貸マンション。遅く子供が生まれ、できたらもう1人をと考えています」
第7回>>> 30代で夫婦が別々の道を進むケース
>>> ケーススタディ6:(38歳女性)
「手取り年収380万円で貯蓄は300万円。子供1人をこれからは自分1人で育てていくことになりました」
第8回>>> 40代DINKSの方のケース
>>> ケーススタディ7:(45歳女性)
「世帯年収手取り900万円で貯蓄は500万円。マンションのローンはまだ3,000万円近い残債があります。家計のことはあまり考えずに夫婦でお金を使っていましたが、そろそろ老後に備えて準備も必要かなと考え始めました」
第9回>>> 40代後半、子供は大学生のケース
>>> ケーススタディ8(49歳男性)
「世帯年収手取り800万円で貯蓄は300万円。住宅ローンと教育資金で貯蓄がどんどん目減りしていて、不安です」
第10回

>>> 50代で子どもは自立のケース
>>> ケーススタディ9(52歳女性)
「世帯年収手取り820万円で貯蓄は1,000万円。子供たちも巣立ち、急に家計にゆとりがでました。そろそろ老後の準備をしなくてはと思いますが、どれくらい貯めればいいのでしょう」