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| 皆さん、こんにちは。 今回は30代DINKS(Double Income No Kids)、共働きで子どもがいない方のマネースキルアップを考えてみましょう。 | |||
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| まずは、30代のデータを見てみましょう。 図表1は30代の貯蓄保有額の推移です。平均データを見ると貯蓄額は年々伸びる傾向にありますが、なぜか30歳代は2000年をピークに4年連続でダウンし続けています。これは他の世代には見られないことです。 収入減の傾向は他の世代と変わりませんが、30代は支出を伴うライフイベントの多い世代でもあることが、貯蓄ダウンにつながっていると考えられます。ここ数年収入が落ち込む中、一方で大きめの支出が重なる年代のためやりくりなどではカバーできず、貯蓄を減らしているのではないでしょうか(あくまでも私見です)。平均初婚年齢が男性29.1歳、女性27.4歳(2002年)であることを考えると、30代で子供を持つ人は多いはず。また、自分で住宅を取得するのが最も多いのも30代(22.1%)で、これらが重なる世代であることから、貯蓄が伸び悩んだのであろうと思われます。 | |||
| <図表1 30歳代の貯蓄保有額 (単位:万円)> | |||||||||||||||||||||||||||||
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| 資料:金融広報中央委員会「家計の金融資産に関する世論調査」 | |||||||||||||||||||||||||||||
| 次に、図表2は30代の貯蓄の中身です。預貯金などが62.4%、年金・保険が21.9%、有価証券が6.3%、財形などが9.4%となっています。有価証券は株や債券ですので、あまりリスクは取っていないようです。また、20代の有価証券が約20%だったことを考えると、20代よりも投資に関しては消極的といえそうです。 | |||
| <図表2 30代の貯蓄の中身 (単位:%)> | ||||||
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| | ■預貯金・信託 | ■年金・保険 | ■有価証券 | ■財形等 | | ||||||
| 資料:金融広報中央委員会「家計の金融資産に関する世論調査」 | ||||||
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DINKS(Double Income No Kids)とは、夫婦2人で働いて子供のいない状態を指します。30代DINKSには、(1)今後も子供を持つ予定がない夫婦、(2)一時的なDINKSでいずれは子供を持つ予定がある夫婦と、2タイプがあります。 それぞれのライフイベントとしては、(1)の夫婦の場合、今後も子供を持つ予定がないので、マイホーム、老後・介護、車の買い換え、レジャー、自己投資などが中心となるでしょう。また、(2)の夫婦の場合、一時的なDINKSでいずれは子供を持つ予定があるので、子供の誕生や出産がこれにプラスされます。 なお(2)の夫婦の場合は、子供は何人の予定で、子供ができたときに妻は仕事をどうするのか、といった点も、その後の家計に大きな影響を与えるため、あらかじめ夫婦で話し合っておく必要があります。もし、今後子供が誕生した後で仕事をやめる予定でいるなら、できるだけ、ダブルインカムのうちに貯蓄を増やしておくことが大事です。 | |||
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DINKSの全体的な傾向として、世帯としての収入が高く、子供の養育負担など制約がないことから、支出が膨らみがちです。また、夫婦がそれぞれ収入があることから、財布が別々のことが多く、なかなか節約意識が働きにくい傾向もみられます。意識としては、独身時代の延長のように自分のお金を「自由に使い」、貯蓄は「ほどほど」になりがち。 実際、DINKSのご夫婦と話してみて多いのは、「何に使っているかわからないけど手元に残らない」というもので、これはとてももったいないことです。結果として、「貯められるチャンスを逃した!」と後で後悔することにもなりかねません。 収入が高い分、DINKSは支出の蛇口を閉めれば、みるみる貯められる可能性があるのです。片働きの家庭が1人の収入で生活していることを考えれば、仮に1人の支出で暮らして、もう1人の分をまるごと貯蓄に回すことができれば、かなりの貯蓄ができますよね? しかし現実にはそれができにくい。それはなぜかというと、貯蓄する目標が明確でないことが多く、貯蓄しようというインセンティブがあまり働かないためでしょう。また、夫婦の間で「貯めよう」というコンセンサスが取れていないことが原因のこともあります。 | |||
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節約意識が働きにくいそもそもの原因は、ライフプランに基づく目的意識が明確でないことが挙げられます。そのため、20代同様、ライフイベントの洗い出しから、未来のために必要な貯蓄をまとめるところまで、同じように整理してみましょう。 | |||
| (STEP1)
ライフイベントを洗い出し、予算を立てましょう。(ケーススタディ:Kさんの例) (STEP2) 「未来のために必要な貯蓄」としてまとめてみましょう。 (STEP3) 何で貯めるか、金融商品を選びます。(ケーススタディ:Kさんの例) | ||
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DINKS家計は比較的ゆとりがあることから、投資に回せるお金も比較的多いはず。しかし、それも油断をして家計を膨らませてしまっている人の場合には、あてはまりません。上記のSTEP3まで整理をすればポートフォリオも作れるので、その中で、5年以上使わないお金の一部(10〜30%程度)で投資をするのもよいでしょう。 | |||
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DINKSのその他の注意点としては、「マイホームを買う時は長期の視点で買いましょう」という点が挙げられます。マイホームを購入する段階ではDINKSで生活にたっぷりゆとりがあって、大きな家を買ってしまうケースがあります。収入合算をするなどしてローンも大きめに組んでしまうケースもあるでしょう。 その後もずっとDINKSであれば問題はないのですが、もしその後、子供ができて家計が大きく変わり、さらに妻が仕事をやめて育児に専念する・・・ということになったら、大きすぎるローンは負担になりかねません。あるいは、親が倒れて介護が必要になった場合など、やむをえず片働きになってしまうことも可能性としてはあるでしょう。そのため、その後の変化を見越して、マイホームは長期の視点で家計にムリのない形で買うことが大事です。 また、今はDINKSでも、子供を持ったときに妻が仕事をやめると決めている場合も、家計の調整が必要です。子供が生まれて月2万円程度は支出が増える中、収入は半減するのです。妻が妊娠した段階で、家計を段階的に切り詰め、シングルインカムモードに引締めていくことは大事です。 | |||
| ケーススタディ: 「世帯年収手取り700万円で貯蓄は600万円。3年後にマイホームを購入する予定」 (35歳男性Kさん) | |||
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