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| 皆さん、こんにちは。 今回は、30代半ばで独身の方のマネースキルアップを考えてみましょう。 | |||
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| まずは、恒例の気になるデータを見てみましょう。今回のデータは、平成15年に生命保険文化センターが行った「生活設計と金融・保険に関する調査Vol.5」です。調査は、首都圏の35〜54 歳のシングル男女を対象に行われました。ちなみに、同世代の独身者はその年齢層全体の約2割弱(19.2%)を占めており(平成12 年国勢調査)、今やシングル族は少数派ではなくなっています。 同調査によると、独身生活の最大のデメリットが「将来に対する不安」で、独身女性は66.7%、独身男性は46.7%がそう答えています。「不安」の中身はなにかというと、下のデータにあるように、「家族の病気や事故」(81.2%)、「収入の不安定化」(75.9%)、「収入の減少」(73.2%)、「老後の経済的生活」(69.8%)など、生活に関する不安が高くなっています。特に女性は、それら全般に強く不安を感じているようです。 | |||
| <生活不安(上位5項目)> | ||
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| ※数値は不安計(「非常に不安を感じる」+「不安を感じる」)の割合 資料:生命保険文化センター「生活設計と金融・保険に関する調査Vol.5」 | ||
| この中の「老後の経済的生活」について、もっと詳しく見てみましょう。下のデータでは、老後の生活費としての月々の必要額は平均25.1万円となっていますが、収入予想額を見ると、公的年金、企業年金、労働収入などを合わせた見込み額は平均18.5万円。月々6.6万円の赤字が発生することになります。月6.6万円は、60歳から85歳までの25年間と考えると1,980万円にも上ります。 | |||
| <老後の必要生活費> | ||
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| ■20万円未満|■20万円超〜30万円以下|■30万円超|□無回答 | ||
| <老後の収入予想額> | ||
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| ■10万円未満|■10万円超〜15万円以下|■15万円超〜20万円以下|■20万円超|□無回答 | ||
| 資料:生命保険文化センター「生活設計と金融・保険に関する調査Vol.5」 | ||
| 一方、老後を迎えるまでに、どれくらい金融資産を準備できるかについて聞いたのが、下のデータ。「1,000万〜3,000万円未満」が約3割で、「3,000万円以上」の人も2割弱いて、けっこう貯められる人もいるようです。しかし一方で、「1,000万円未満」はおよそ5割で、うち「500万円未満」が3割弱。 先ほどの1,980万円と比べても、不足する人が少なくないことがわかります。全体として、老後用の貯蓄が十分にできる層と、そうでない層の2極化している様子が伺えます。これを見ると、老後用の貯蓄は、早めに気付いて早めに準備することが大事ですね。 | |||
| <老後の私的金融資産準備予想額> | ||
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| ■500万円未満|■500〜1000万円未満|■1000〜3000万円未満|■3000万円以上|□無回答 | ||
| 資料:生命保険文化センター「生活設計と金融・保険に関する調査Vol.5」 | ||
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30代半ばで独身というのは、非常に微妙です。多くの場合、まだライフコースが定まらないことが多いのではないでしょうか。このままシングルでいくのか、結婚して家庭をもつのか、迷われている方も多いようです。 どのコースを選択するかが決まれば、これからかかるお金もある程度予算を立てて、さまざまなマネープランが決まってくるのですが、コースそのものが決まらないところに最大の悩ましさがあります。 そのために陥りがちなのは、さしあたって貯蓄をする目標がみえないために、「独身貴族」よろしく支出が膨らんでしまう状態です。支出が膨らんでも、収入とのバランスが取れていれば問題はないのですが、避けたいのは「貯蓄ができない」状態。たとえば、急に結婚が視野に入り始めたときに資金不足というのは、情けない話です。 「結婚はしないかも」と思いつつも、結婚資金としても使える程度の資金は貯めておきたいもの。金額は200万〜500万円程度でいいでしょう。もし、結婚資金に使わなかった時は、他のライフイベント用に使うこともできるし、老後資金に充てることもできます。 | |||
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ライフコースが定まらないからといって、計画的な貯蓄をしなくていいというわけではありません。個々人によって、車の買い換えや、旅行、自己投資、留学、独立、マイホーム取得など、それぞれのライフイベントはあるでしょうから、それを整理しておいて、支出に備えることは大事です。 ライフイベントに「結婚」を入れずに考える場合でも、下記の「未来のために必要な貯蓄」には、「結婚資金」とか「結婚予備費」など名称は何でもいいので、一定の金額を貯蓄しておきたいもの。結婚の予定がなくて時期が見えなければ、一部を投資で運用してもいいでしょう。 | |||
| (STEP1)
ライフイベントを洗い出し、予算を立てましょう。(ケーススタディ:Fさんの例) (STEP2) 「未来のために必要な貯蓄」としてまとめてみましょう。(ケーススタディ:Fさんの例) (STEP3) 何で貯めるか、金融商品を選びます。(ケーススタディ:Fさんの例) | ||
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「老後の不安を払拭するため」「1人で暮らす覚悟を形にした」など理由はいろいろですが、シングルでマイホームを購入する人もいます。これまで私が個人相談や家計診断などで家計を拝見してきた人の傾向で言うと、マイホームを取得するシングルには、2タイプの方がいるように思います。 1つのタイプが、ずっと親元に住んで家賃が発生しなかったことで、十分な資金を貯めている人。30代半ばであれば、女性であっても日本人の平均貯蓄額の1,460万円を超える貯蓄をもっている人もいます。親元でなかったにしても、堅実に貯蓄をし、あるいは親からの援助などがあって十分な資金が準備できている人もいます。もう1つのタイプが、衝動的に住宅取得を考えるタイプ。そのため、資金的にもあまり貯められていないことがあります。前者であれば明るい相談になるのですが、後者の場合、例外もありますが「まずは頭金を貯めて」と言わざるをえません。 次に、シングルで住宅購入を検討する場合の2つの注意点を挙げてみます。1つめは、「やっぱり結婚することになった」という場合も視野に入れて、買うかどうかも含めて冷静に考えること。買うにしても、結婚したら二人で住めるか、あるいは売却するなら売りやすい物件かどうか…といった点も含めて検討する必要があるでしょう。 2つめは、予算の関係から中古で買う人も多いのですが、たとえば35歳で築10年のマンションを買った場合、マンションの耐久を50年と見るなら、住めるのは40年。しかし、平均寿命まで生きたとして50年はあります。築50年のマンションは建て替え期に入っている可能性があり、建て替え費用の捻出を求められているかもしれません。「老後の安心のために」家を買うなら、ローンを払いつつ、そうした費用のための貯蓄も必要だということもお忘れなく。 シングルに限りませんが、ムリな資金プランは避け、リスクはなるべく抑えたいもの。国も一人暮らしの高齢者でも賃貸住宅を借り易くする努力をしているので、今後は、住宅を「購入」することばかり考える必要はないのかもしれません。 | |||
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シングルが将来の「不安」(主に老後の経済的不安)を払拭するにはどうしたらよいでしょうか。その一つに老後のための貯蓄を十分にすることがあるでしょう。老後用の貯蓄目標を立てて、どうにかなる今のうちから計画的に貯めていくことが大事です。 また、保有している「資産に働いてもらうこと」や、そのために投資のスキルを身につけることも、今後のシングルライフの助けとなっていくはずです。老後資金など5年以内に使う予定がない資金については、1〜3割程度の範囲で投資信託や外貨預金などで運用するといいでしょう。これはリスクをとってリターンを狙っていくと共に、株式型投信はインフレに強いとされているため、長期的にはインフレリスクをヘッジする狙いもあります。 | |||
| ケーススタディ: 「手取り年収450万円で貯蓄は400万円。結婚はしないかも・・・、家は買えるなら買おうかと考え始めた」(36歳女性Fさん) | |||
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