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ケーススタディ5:(36歳女性Fさん) 「手取り年収450万円で貯蓄は400万円。結婚はしないかも・・・、家は買えるなら買おうかと考え始めた」 | ||
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| <Fさんのライフイベント表 (単位:万円)> | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| <Fさんの未来のために必要な貯蓄 (単位:万円)> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| Fさん:そろそろ家でも買おうかなあと考え始めたんです。一戸建てを自分の好みに建てて、ガーデニングしたりするのが目下の夢なんです。 豊田:そうですか。資金的にはどうなんですか? Fさん:親が、800万円の生前贈与をしてくれるといっているんです。私も400万円の貯蓄があるし。 豊田:相続時精算課税制度を利用した贈与のことですね。それは恵まれていますね。 Fさん:家は欲しいけれど、一方では、老後も一人かもしれないことを考えると、お金を使わず増やしていくほうがいいのかしらと悩んだり。でもやっぱり、老後のためにも持ち家がほしいとも思ったりして、頭のなかでぐるぐると考えているんです。 豊田:プライベートなことをお聞きして済みません。ご結婚は考えていないんですか? Fさん:いい相手ともめぐり合うことなく来てしまって。決して結婚したくないわけではないんですけど、このままならこのままでもいいか、と思い始めたのです。マイホームは一人でがんばって生きていくぞ!という証しとしても欲しいと思ったんですよね。 豊田:30代半ばで、結婚しない選択を決定付けるのは早すぎるのでは? あと数年は様子を見る、というのも1つの選択です。ムリして小さな家を買って、その後に結婚することになった場合、手狭になって買い換えが必要になることもあります。であるなら、ライフコースがはっきりしないうちは我慢して、その間に住宅資金をさらに貯めて、本当に家が欲しいと思った時にできるだけ小さなローンを組んで買えばいいのです。 Fさん:なるほど、そうですね。 豊田:それと、残念なことをお伝えしなければならないのですが、現在の資金内容で、東京近郊で土地を買って注文住宅を建てるのは、かなり厳しいです。現在のFさんの家賃と同程度の月8万円の返済で35年ローンを借りた場合、借りられるのは1,930万円(金利3.5%で試算)。これに住宅資金970万円を足しても2,900万円。諸費用分を引くと、2,700万円程度の物件となり、Fさんの理想の家は買えそうにないのでは? Fさん:4,500万円くらいの予算を考えていましたが、3,000万円にも満たないんですね。それだと理想の家にはどちらにしても住めません・・・。 豊田:それから、35歳で家を買った場合、仮に新築で買ったとしても70歳で35年となるので、建て替え期に入ります。それまでの間もリフォーム費用がかかる中、そうしたお金を貯めることは可能でしょうか。もちろん、40年でも50年でも、建て替えずに住もうと思ったら住めないわけではないですけれど。 Fさん:実家がちょうど築30年の一戸建てですが、古くて早く建て直したらいいのにと思ってました。築50年の一戸建てに住むのは、自信ないですね。確かにご指摘の通りで、ローンを払いながら、他に貯蓄をする余裕はないと思います。買うなら今年と思ってましたが、様子を見ることにして、資金を貯めるようにします。 豊田:そうですか。貯蓄ペースも現在は年間で1割強ですが、できたらもう少しあげて2割を目指したいですね。「未来のために必要な貯蓄」は年間で82万円の貯蓄をすることを前提にしています。住宅の計画は修正していませんが、ここも後で調整してみてください。 Fさん:住宅に関する迷いはすっ飛びました(笑)。 | |||
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| Fさん:貯蓄や投資のことでお聞きしたいのですが。親が生前贈与をしてくれる予定の800万円はどう運用したらいいでしょう。。 豊田:5年以上寝かせる予定なら、そのうちの1〜3割、80万〜240万円程度は投資に回してもいいのではないかと思います。仮に100万円を運用に回すのであれば、複数の投資信託を組み合わせるといいでしょう。投資信託は1万円から買えるので、100万円を運用するからといって1度に全額を運用せず、基準価額の変化を見ながら、5万円、10万円ずつ買い足していくのも方法です。 Fさん:老後資金用としてはこれまで貯めてこなかったのですが、やはり準備をした方がいいのですね。 豊田:シングルで生きていく覚悟は、住宅を買うことよりも、老後資金の準備を始めることで「証し」とすべきです。何を隠そう私もコブつきながらシングルなのですが、かつて老後資金プランを立てて実践することで、「不安」を払拭しました。 Fさん:シングルで生きる「不安」の正体は老後の生活ですから、それに向けて貯めて増やすことは大事ですね。年間40万円ずつ貯めれば、これから25年間で元本だけで1,000万円。あとはいかに増やすか、ですね。 豊田:その通りです。Fさんの会社では退職金制度があって、それが老後資金になるということなので、元本で1,000万円を目標にしてみました。運用は年金財形と投資信託の組み合わせでいいと思います。 Fさん:わかりました。住宅をどうするかの迷いも消えて、なんだか元気になってきました。 豊田:その調子です。がんばってくださいね。 | |||
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| 2004年8月 マネーカウンセリングネットWealth 豊田眞弓 ファイナンシャルプランナー / ファミリーリスクコンサルタント |
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