特集

2019年7月更新(2010年6月掲載開始)

特集 オーストラリアドルこの先の見通しは?

新生銀行の外貨の中で人気を誇るオーストラリアドル(豪ドル)。先進国の中では依然金利が高いことから注目されています。豪ドルの強みを再度確認しながら今後の見通しを考えます。

(制作協力:レッグ・メイソン・アセット・マネジメント)

株式、債券、金利、為替、REIT等、マーケットの変動がその価格等に影響を及ぼす金融商品を購入する際は、必ず個別金融商品の商品説明書等をご覧・ご確認いただき、マーケットの動向以外に、各金融商品にかかる元本割れなどの固有のリスクや各種手数料についても十分ご確認いただいた上でご判断ください。

オーストラリアオーストラリアの実力を確認

今後の見通し

オーストラリア過去における「豪ドルの投資タイミングと損益」

豪ドルに毎月末を開始時点として、3年間投資した場合の損益を見ると*1、投資開始時の豪ドル/円レートの水準によって、投資損益の傾向が大きく異なることが見て取れます。

【豪ドルに3年間投資した場合の平均収益率(為替レート別)】
(2000年1月末〜2019年4月末(月次))

豪ドル/円レートの推移

【豪ドル/円レートの推移】
(2000年1月末〜2019年4月末)

豪ドルに3年間投資した場合の平均収益率(為替レート別)
  • (出所)レッグ・メイソン・アセットマネジメント提供データをもとに新生銀行作成
  • *1 2000年1月〜2016年4月の各月末から豪ドルに3年間投資した、196のケースの投資損益を集計
  • *2 3年間投資した収益率がプラスとなった回数
  • 上記は過去の実績を示したものであり、将来の成果を保証するものではありません。

オーストラリア高格付・高い金利

10年国債の利回り比較(2019年4月末)

10年国債の利回り比較
  • (出所)レッグ・メイソン・アセットマネジメント提供データをもとに新生銀行作成

アメリカの代表的な格付機関
スタンダード&プアーズ社による長期債格付

格付 AAA ※2019年5月22日現在

国の信用度を表す格付は、S&P:AAA、ムーディーズ:Aaaの最高位格付を維持しています。オーストラリアは、財政が健全で、他国と比較して相対的に高い利回りを有しています。

オーストラリア世界の潤沢な資金の一部が信頼の高まる豪ドルへ

オーストラリア国債の海外保有比率の推移

オーストラリア国債の海外保有比率の推移
  • (出所)レッグ・メイソン・アセットマネジメント提供データをもとに新生銀行作成、四半期ベース、1988年3月末〜2018年12月末

海外投資家の注目を惹きつける豪ドル

海外投資家のオーストラリア国債の保有比率は、高水準を維持しています。これは、オーストラリア国債は最高位格付(AAA)(2019年5月22日現在)を有し、主要先進国の中でも、相対的に金利も高く、安全資産として評価されている豪ドル建て資産への需要が高まっているからです。

オーストラリア豊富な資源

オーストラリアの主な資源・世界シェアランキング

天然資源
鉄鉱石 1位
ボーキサイト 1位
石炭 1位
LNG
(液化天然ガス)
2位
食糧・畜産資源
小麦 5位
牛肉 1位
羊毛 1位
  • (出所)レッグ・メイソン・アセットマネジメント提供データをもとに新生銀行作成
  • LNGは2017年、鉄鉱石、ボーキサイト、石炭は2015年、小麦、牛肉は2016年、羊毛は2013年
  • 鉄鉱石、ボーキサイトは生産量、その他は輸出量のシェア

豊富なエネルギー資源、鉱物資源、農産物を有するオーストラリアは世界屈指の資源大国です。今後、世界で資源需要が高まっていく中で、オーストラリアは世界経済の中で重要な役割を担っていくと期待されています。

豪ドル関連で運用前にリスクをチェック!

豪ドル関連に投資する上で、しっかり確認しておきたいリスク要因は、「財政引き締め」「新興国経済の落ち込み」「一段の利下げ懸念」「資源価格の下落」「世界的な天候不安」などが挙げられます。

「財政引き締め」

2008年のリーマン・ショックで国内経済が急激に悪化したため、オーストラリア政府はそれまでの良好な財務体質を活かして、巨額の財政出動を伴う景気対策を実施しました。その効果もあり、徐々にオーストラリア景気が回復に向かいはじめたことでオーストラリア政府は、財政の改善に転換する方針を打ち出しています。しかし、あまりに早期に財政を引き締め過ぎるようだと、ようやく底打ちから回復に向かいはじめた景気も、再び“腰折れ”してしまうリスクがあります。

「新興国経済の落ち込み」

オーストラリア経済は中国向けの輸出に代表されるように、資源や農産品の輸出において、新興国の景気動向に影響を受けやすいといえます。そのため、政治が不安定だったり、財政や金融政策が未熟な一部の新興国の政治手腕にオーストラリアの景気が大きな影響を受ける可能性もあります。

「一段の利下げ懸念」

オーストラリア政府は、前述のように財政の改善を優先する方針を示しています。そのため、財政の引き締めや、新興国経済の落ち込みなどで、今後再びオーストラリアの景気が悪化した場合は、景気のテコ入れ策は「金融緩和」が主な手段となると考えられ、オーストラリアの金利が一段と低下する可能性があり、金利低下は豪ドル安要因となります。

「資源価格の下落」「世界的な天候不安」

資源国であるオーストラリアにおいては、2000年以降、資源価格の上昇を追い風に海外投資家や事業会社が鉱山などの資源開発に積極的に投資を行ってきました。その資源開発投資がオーストラリアの雇用の一部を担い、さらに投資や消費を促すなど経済発展に大きく貢献してきました。そのため資源価格の下落は、輸出の減少のみならず、資源開発投資の減少につながり、オーストラリア経済に大きな影響を与える可能性があります。

また近年の世界的に不安定な気候の影響で、オーストラリアでも大規模なかんばつや洪水被害を引き起こし、農作物の生産にも多大な被害が及ぶなど、近年の異常気象の多発はオーストラリア、豪ドルへの投資のリスク要因となりつつあります。

  • この資料に述べられている見通しは、レッグ・メイソン・アセット・マネジメント株式会社が提供するマーケット情報であり、弊行の売買・ポジション等に関する方針等を示すものではありません。
  • この資料は公に入手可能な情報・データに基づくものですが、弊行がその正確性・完全性を保証するものではなく、その内容を随時変更することがあります。
  • この資料に述べられている見通しは実際の市場動向とは異なる可能性があり、今後の推移を弊行ならびに執筆者が約束するものではありません。
  • 金融商品取引を検討される場合には、別途当該金融商品の資料を良くお読みいただき、充分にご理解されたうえで、ご自身の判断と責任においてお取引をなさるようお願いいたします。
  • 金融商品によっては、金利水準、為替相場、株式相場等の金融商品市場における相場その他の指標にかかる変動により、お客様に損失が生じることがあり、またこの損失がお客さまからご提供いただいた証拠金・担保(もしあれば)の額を上回るおそれがあります。

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