ボーナス返済は利用すべき?ボーナス返済のメリットとデメリット

住宅ローン契約の際に「ボーナス返済を利用するかどうか」悩んでいる人も多いでしょう。ボーナス返済を併用すれば、毎月の返済額を減らすことができます。しかし、デメリットの有無も気になるところです。

今回は「ボーナス返済をすべきか」「ボーナス返済を利用する場合、どのくらいの金額をボーナス返済に充てるのがよいか」について考えていきます。

住宅ローンのボーナス返済のメリットは?

まずは、ボーナス返済のメリットを確認してみましょう。

・毎月の支払額を抑えることができる

ボーナス返済では、数十万円などまとまった金額を支払うことが一般的です。そのため、ボーナス返済を設定しないときと比べて、毎月の返済額を抑えることができます。

住宅ローンのボーナス返済のデメリットは?

ボーナス返済には、デメリットはあるのでしょうか。こちらも確認してみましょう。

・ボーナス額が安定していない場合、返済が負担になる可能性がある

コロナ禍で「ボーナスが支給されるか分からない」という企業もあるようです。もし、ボーナスが急になくなったとしても、住宅ローンの返済は続けていかないといけません。万が一の場合、貯蓄からボーナス返済に充当する余裕があるかも確認しておいてください。

・ボーナス返済部分にかかる利息負担が大きい

ボーナス返済部分は、毎月の返済部分とは別に利息が計算されています。
少々わかりにくいので毎月返済の場合と比較してみましょう。
毎月返済であれば、当然借入元本は毎月減少します。それに対してボーナス返済は、返済が年に2回ですから、半年に1度しか借入元本が減少する機会がありません。利息は借入元本に対して計算されますから、借入元本の減りが遅くなる(年に2回しかない)ボーナス返済は結果的に支払利息の総額が増加します。

ボーナス返済で負担する割合を考える

もし、ボーナス返済の利用を検討している場合は、「ボーナス割合も検討しないといけません。まずは、金融機関の住宅ローン概要を確認してください。なぜなら、金融機関によっては、「ボーナス返済は総借入額の何パーセント以内」 などボーナス割合 の上限が決められているためです。上限がある場合は、その範囲内でどれくらい返せるかを検討しましょう。

また、ボーナス割合の上限が決められていない場合も要注意です。なるべく早く完済したいからとボーナス支給額全額を返済にまわすのは避けたほうがよいでしょう。「ボーナス返済は支給額の3分の1まで」など、限度額を自分で設定し、教育費や将来のための貯蓄、万が一の際のお金は確保しておくようにしましょう。

ボーナス返済が厳しくなったら?

今までボーナス返済を利用していた人でも、ボーナスの金額が減少したり他に支出する費用が発生するなど状況が変わり返済が厳しくなることがあるかもしれません。もし、ボーナス返済が難しくなったらどうすればいいのでしょうか。まずは、「金融機関に借り入れ条件の変更 ができるか」について相談してください。可能な場合は、ボーナス返済を一時的にストップし、毎月の返済のみに変更してもらうといいでしょう。

また、「借り換え で今よりも条件のいい住宅ローンに変更できないか」を検討するのもいいでしょう。新しい住宅ローンではボーナス返済を利用せず、毎月の返済のみにする方法もあります。

ボーナスは、毎月の給与と違い、必ず支給されるものではありません。なかには、業績悪化などに伴いボーナス支給を減らしたり、なくしたりする企業も増えています。これから住宅ローン契約をする場合、ボーナス返済を設定するかどうかは、慎重に判断しましょう。

田尻様
【執筆者】
田尻宏子(たじりひろこ)
・2級FP技能士
・証券外務員第一種

株式、債券、金利、為替、REIT等、マーケットの変動がその価格等に影響を及ぼす金融商品を購入する際は、必ず個別金融商品の商品説明書等をご覧・ご確認いただき、マーケットの動向以外に、各金融商品にかかる元本割れなどの固有のリスクや各種手数料についても十分ご確認いただいた上でご判断ください。

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  • ・また本稿の内容は2021年2月28日時点の情報に基づきます。

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