住宅ローンを退職金で完済したい!
手続きとメリットについて解説

「定年退職を機に住宅ローンをすべて返済したい」と考えてはいませんか。その際は、どのような手続きが必要でしょうか。また、メリットや注意点があるのかどうかも気になります。今回は、退職金で住宅ローン完済をすることについて解説します。

住宅ローンを退職金で返すことはできる?

退職金で住宅ローンを完済したいと考えた場合は繰上返済を利用しましょう。繰上返済を利用することにより、住宅ローンの完済をすることができます。繰上返済で住宅ローンを完済する方法は、金融機関によって違うため、あわてないように事前に手続き方法を確認しておきましょう。

住宅ローンを一括返済する場合の手続きについて

ここでは、新生銀行の例を元に住宅ローンを繰上返済で完済する手続き方法について見ていきます。完済まではしない「一部繰り上げ返済」の場合、来店や電話不要、インターネット上のみで手続きができます。しかし、繰上返済で完済まで行う「全額繰上返済」の場合は、インターネット上のみでの手続きができません。

必ず電話等により経過利息を含めた返済金額を確認する必要があります。返済金額が確認できたら、その金額を金融機関側へ入金します。

金融機関側での着金確認後、完済事務作業を行い、完了すると後日(根)抵当権抹消手続きに必要な書類が住宅ローン契約者に送られてきます。ただ、金融機関の中には退職金(自己資金)での住宅ローン完済の場合、窓口での手続きが不要なところもあります。

(根)抵当権抹消手続きは、完済したからといって金融機関が自動的に行ってくれる手続きではありません。そのため、必ず契約者が法務局で手続きを行う必要があります。(司法書士など専門家に依頼するという方法もあります)

住宅ローンを退職金で返済することのメリット

退職金で住宅ローンを完済するメリットは主に2つです。1つ目のメリットは、「少しでも総返済額を減らせるということ」。一括返済により少しでも利息分の返済額が減るのはメリットです。

2つ目は、「将来の金利の動向を気にしなくてもよくなること」です。特に、住宅ローンを組む時点から「退職金で完済する」と決めておくと、数十年後の金利のことまでは考える必要もなくなるでしょう。

住宅ローンを退職金で返済する際の注意点

住宅ローンを退職金で完済することには、気を付けるべき点もあります。住宅ローンを終わらせることを重視しすぎて、老後の生活資金のことを計画できなくなる可能性もあるという点です。特に、60歳で定年を迎えて再就職もない場合、65歳の年金開始までの生活費は、今までの貯蓄や退職金から捻出することになります。

生活費で必要な分をきちんと計算し、余裕があれば繰上返済で完済をするようにしましょう。また、年齢を重ねると病気や介護状態になる確率も上がります。保険で補える部分もあるかもしれませんが、貯蓄や退職金からも万が一のときのお金を確保しておくと良いでしょう。

関連リンク:新生銀行 繰り上げ返済シミュレーション

田尻様
【執筆者】
田尻宏子(たじりひろこ)
・2級FP技能士
・証券外務員第一種

株式、債券、金利、為替、REIT等、マーケットの変動がその価格等に影響を及ぼす金融商品を購入する際は、必ず個別金融商品の商品説明書等をご覧・ご確認いただき、マーケットの動向以外に、各金融商品にかかる元本割れなどの固有のリスクや各種手数料についても十分ご確認いただいた上でご判断ください。

本稿は、執筆者が制作したもので、新生銀行が特定の金融商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。

  • ・本資料は情報提供を目的としたものであり、新生銀行の投資方針や相場観等を示唆するものではありません。
  • ・金融商品取引を検討される場合には、別途当該金融商品の資料を良くお読みいただき、充分にご理解されたうえで、お客さまご自身の責任と判断でなさるようお願いいたします。
  • ・上記資料は執筆者が各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を新生銀行が保証するものではありません。
  • ・また本稿の内容は2020年2月3日時点の情報に基づきます。

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