SBI新生銀行

賃貸と持ち家どちらを選ぶ?両者のメリット・デメリットを徹底解説

「賃貸ならば好きなときに引っ越しができる」「持ち家ならば自分の財産になる」など、賃貸と持ち家どちらがいいのかは住宅関連でよく挙がる話題の一つです。一体どちらを選べばいいのでしょうか。賃貸と持ち家のメリット・デメリットを確認しながら考えてみましょう。

賃貸のメリットとは?注意点もご紹介

まずは、賃貸住宅の特徴について主なものを挙げてみます。

メリット

  • 家族構成や収入に合わせて住む場所を変えることができる

デメリット

  • 定年後にも家賃を支払い続けないといけない
  • 更新費用や引っ越し代も考慮しておく必要がある
  • 高齢になると借りにくい場合がある

賃貸住宅のメリットは、好きなタイミングで住居を変えることができる点です。たとえば、子どもが増えたら部屋数の多い物件、子どもが独立したら部屋数の少ない物件に変えることができます。また、定年後は収入が減ることが予想されるため、収入に応じて家賃の低いところに住み替えることも可能です。

ただし、住宅ローンと違い賃貸住宅に住む限り家賃は払い続ける必要があります。また、契約の更新や引っ越しの際の費用も考慮しないといけません。そして、最大のデメリットといえますが、一般的に高齢になり収入が減ると賃貸住宅が借りにくくなることが予想されます。

持ち家のメリットとは?デメリットもある?

では、持ち家にはどのような特徴があるのでしょうか。

メリット

  • 資産になる。お金が必要になれば売却して現金化できる
  • 定年までに住宅ローンを完済しておけば、住居費の心配は少なくなる
  • 高齢になっても住む家が確保できる
  • 自分の好きなように間取りを設定できる。リフォームも可能

デメリット

  • 人によっては最大35年程の住宅ローン負担がある
  • マンションの場合は管理費等の負担が必要。持ち家も数十年たてば修理が必要になる
  • 定年退職金で住宅ローン完済をする場合、定年後の生活資金を別に確保しておく必要がある

持ち家には、「自分の好きなように間取りを設定できる」というメリットがあります。また、家自体が財産になる点も見逃せません。お金が必要になったとしても、「家を売却してお金を作る」という手段があるのです。住宅ローンを完済すれば、家賃は必要ありません。高齢になり、収入が少なくなっても住む家の確保ができます。

しかし、住宅ローン負担については契約する前にしっかりと考えておきましょう。特に、退職金でローン完済を検討している人は、老後の生活資金を貯蓄する方法をローン返済と別に考えておかないといけません。また、住宅ローンを完済してもマンション管理費や一戸建ての修理費用は負担することが必要です。

持ち家派の悩みの一つ「住宅ローン」をどう選ぶ?

持ち家を選択した場合、家を自分の財産とすることができます。住宅を購入する際、住宅ローンを利用するが多い傾向ですが、どのように選ぶといいのでしょうか。まず、思いつくのが「金利」についてです。もちろん、低いほうがおすすめですが、金利以外にもチェックしておきたいところがいくつかあります。

手数料、諸費用

事務手数料や保証料などの手数料・諸費用部分は、金融機関が自由に設定できます。各社比較してなるべく低いところを探すようにしましょう。一見、住宅ローンの金利が低くてお得に見えても手数料や諸費用が高い金融機関もあります。

申し込みや相談のしやすさ

金利や手数料は低いのに住宅ローンの申込方法が煩雑、相談するところが少ないという場合も少なくありません。申し込みのしやすさや相談窓口の充実度も確認するようにしてください。

住宅ローン契約後のことも考えておこう!

住宅ローン返済中にまとまったお金ができたら、「繰上返済をしたい」と考える人もいるかもしれません。住宅ローンを契約するならば、繰上返済についても調べておきましょう。特に、繰上返済手数料は無料のところを選ぶとお得です。いくらから繰上返済ができるかもチェックしてください。

1円から繰上返済可能な金融機関にしておけば、頻繁に返済したい人にも向いているといえるでしょう。住宅ローンは、数十年かけて返済するものです。じっくりと考えて自分にピッタリの金融機関を選びましょう。

  • 本稿の内容は2020年4月2日時点の情報に基づきます。
執筆者
田尻様

田尻宏子

たじり ひろこ

  • 2級FP技能士
  • 証券外務員第一種

株式、債券、金利、為替、REIT等、マーケットの変動がその価格等に影響を及ぼす金融商品を購入する際は、必ず個別金融商品の商品説明書等をご覧・ご確認いただき、マーケットの動向以外に、各金融商品にかかる元本割れなどの固有のリスクや各種手数料についても十分ご確認いただいた上でご判断ください。

本稿は、執筆者が制作したもので、SBI新生銀行が特定の金融商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。

  • 本資料は情報提供を目的としたものであり、SBI新生銀行の投資方針や相場観等を示唆するものではありません。
  • 金融商品取引を検討される場合には、別途当該金融商品の資料を良くお読みいただき、充分にご理解されたうえで、お客さまご自身の責任と判断でなさるようお願いいたします。
  • 上記資料は執筆者が各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性をSBI新生銀行が保証するものではありません。

当行では具体的な税額の計算、および、税務申告書類作成にかかる相談業務はおこなっておりません。個別の取り扱いについては、税理士等の専門家、または所轄の税務署にご確認ください。

新着記事

NEW
2024年3月
審査・申し込み

住宅ローンの事前審査・仮審査、とは?本審査との違いや必要な準備を解説

NEW
2024年3月
審査・申し込み 借り換え ライフプラン・豆知識

住宅ローンの「金消契約」とは?電子契約できる?契約の流れと来店要否を確認

NEW
2024年3月
中古・リフォーム 購入・借り入れ

住宅ローンは中古物件(戸建て・マンション)で組める?条件や注意点についても確認

閲覧が多い記事

返済 ライフプラン・豆知識

2024年以降の住宅ローン金利はどうなる?低金利時代が終焉する場合の対策も解説

審査・申し込み 住宅ローン控除・税金

住宅ローン初年度にやることは?確定申告やすまい給付金について解説

住宅ローン控除・税金 ライフプラン・豆知識

住宅ローン控除の期間が延長!我が家は対象になる?

住宅ローン控除・税金 ライフプラン・豆知識

住民税課税決定通知書とは?入手方法や必要性についても解説

おすすめ記事

返済 ライフプラン・豆知識

2024年以降の住宅ローン金利はどうなる?低金利時代が終焉する場合の対策も解説

シミュレーション 借り換え ライフプラン・豆知識

住宅ローンの借り換えはタイミングが大事?借り換え時の注意点について解説

金利 ライフプラン・豆知識

金利上昇!そのとき、あなたの住宅ローンはどうなる?選ぶなら、変動金利?固定金利?

返済 ライフプラン・豆知識

住宅ローンの返済比率はどのくらいがおすすめ?本当に無理なく返せるか年収を確認しよう

今すぐお申し込み

マイページへ登録済みの方は
こちら

お問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

〔受付時間〕
平日:9:00~19:00
土曜日:9:00~17:00
(日曜日・祝日・年末年始の休業日を除く)

ビデオ通話などでの相談をご希望なら

住宅ローン相談

住宅ローン

パワースマート住宅ローンについて

  • 借入期間は5年以上35年以内(1年単位)、借入金額は500万円以上3億円以下(10万円単位)です。
  • 変動金利(半年型)、当初固定金利をご選択された方は、当初借入金利適用期間終了後、ご契約時の事務手数料に応じた変動金利(半年型)が自動適用となります。
  • 変動金利(半年型)、当初固定金利を利用されている方は、金利変更時に当初固定金利タイプをご選択いただくことも可能です。ご選択にあたっては、手数料5,500円(消費税込み)がかかります。
  • 各金利タイプは、金利情勢等により、やむを得ずお取り扱いを中止する場合もございます。
  • SBI新生銀行ウェブサイトにて、借入金額や借入期間に応じた毎月の返済額を試算できます。
  • 事務手数料は、定額型をご選択された場合55,000円(消費税込み)、定率型をご選択された場合、借入金額に対して2.2%(消費税込み)を乗じた金額となります。それ以外に抵当権設定登録免許税、印紙税*、司法書士報酬、火災保険料等がかかります。*電子契約サービスをご利用の場合、印紙税は不要ですが、別途電子契約利用手数料5,500円(消費税込み)がかかります。
  • ご融資の対象物件となる土地、建物に、当行を第一順位の抵当権者とする抵当権を設定いただきます。
  • 当行の住宅ローンを既にご利用中のお客さまにつきましては、当行で借り換えをすることができません。
  • 住宅ローンのご融資には当行所定の審査がございます。審査結果によっては、表示金利に年0.10%~年0.15%上乗せになる場合がございます。ご希望にそえない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

[2024年1月22日現在]