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住宅ローンに奨学金が関係ある?ローン審査への影響について解説

近年は、大学の進学者における奨学金受給者割合が増加傾向です。独立行政法人日本学生支援機構「平成28年度学生生活調査結果」によると、2016年度における国立大学昼間部に通う人における奨学金受給者の割合は43.8%でした。一方、同年度の私立大学の昼間部に通う人の奨学金受給者の割合は49.7%です。

奨学金には、「学費負担を軽減して学校に通える」というメリットがある一方、「卒業後は返済が長期間続く」というデメリットがあります。なかには、社会人になって奨学金の返済がまだあるけれど、「住宅を取得したい」という人も少なくありません。今回は、住宅ローンと奨学金の関係について解説します。

奨学金返済中は借入金とみなされる?

住宅ローンの申込時には、他の借入状況を記載する欄があります。この欄では、マイカーローンやフリーローン、カードローンなどの借入状況を申告しないといけません。貸与型の奨学金であれば、返済義務のある借入金扱いとなります。そのため、借入状況を記載する欄で申告することが必要となり住宅ローンにも影響します。

奨学金を滞納していた!住宅ローン審査への影響は?

カードローンなどの借入金の返済を滞納していた場合、住宅ローンの申込時点でチェックされ、審査通過が難しくなることもあります。奨学金の返済滞納の場合も、同様なのでしょうか。こちらは、残念ながら審査通過に大きな影響を及ぼすといっていいでしょう。

滞納の情報が個人信用情報機関に残っていると、審査に通りにくくなる可能性が非常に高くなるのです。ちなみに、日本学生支援機構の例では、返済の滞納が3ヵ月続けばその情報が登録されます。

滞納をした記録は、滞納状態を解消した後も残されます。削除されるのは解消してから5年後です。数年前の滞納のために住宅ローンが組めなくなる可能性もありますので、返済はきちんと行うようにしましょう。

  • 本稿の内容は2020年2月3日時点の情報に基づきます。
執筆者
田尻様

田尻宏子

たじり ひろこ

  • 2級FP技能士
  • 証券外務員第一種

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