外貨で運用をお考えの方に

外貨預金はどう使う? 外貨預金はどう使う?

馬養雅子

profile

馬養雅子(まがい まさこ)

オフィス・カノン代表。ファイナンシャルプランナー(CFP(R)、一級ファイナンシャルプランニング技能士)。「お金のアドバイザー」として家計管理や 資産運用などの個人向けコンサルティングを行うほか、新聞・雑誌にマネー関連記事を数多く執筆しています。金融関連企画へのアドバイス、講演などでも活躍中。

前回は、外貨での資産運用にはどのような商品・方法があるかを紹介し、外貨預金、外貨MMFがどんなものであるかを簡単にご説明しました。今回はその中のひとつ外貨預金の利用の仕方を見ていきましょう。

外貨普通預金と外貨定期預金がある

まず、外貨預金についてのおさらいです。
外貨預金は外貨でする預金で、銀行で扱っています。円の預金と同じように、普通預金と定期預金があって、外貨普通預金は預入や解約がいつでもでき、一部解約も可能です。
外貨定期預金は預入期間が決まっていて、解約できるのは原則として満期のときのみ。満期が来ても解約せずに、自動的に同じ期間の定期預金に継続することもできます。預入期間は、1カ月、3カ月、6カ月、1年、2年、3年、5年など(銀行によって異なります)。
同じ通貨なら、外貨普通預金より外貨定期預金のほうが金利が高く、定期預金は満期までの期間が長いほど金利が高いのが一般的です。ただ、先進国の通貨は今、金利がとても低く、外貨普通預金と外貨定期預金の金利の差があまりないケースもあります。

外貨普通預金で為替差益をねらう

外貨普通預金はいつでも解約できるので、為替レートをチェックしながら預け入れたときより円安になったときに解約して為替差益を得る、という使い方ができます。ただし、外貨預金は預け入れる(円を外貨に換えるとき)と、解約する(外貨を円に戻すとき)に為替の手数料がかかるので、為替手数料の安い金融機関を選ぶことが大切なことは、前回ご紹介したとおりです。

外貨定期預金の期間は“金利”で決める

時間をかけてじっくり資産を増やしたい人、あるいは目先の為替変動よりも、インフレ対策や将来の円安に備えて外貨を保有するのが目的という人におすすめなのが外貨定期預金です。
外貨定期預金は、一般的に預入期間が長くなると金利が高くなる傾向があり、外貨定期の金利は、満期まで預入時の金利が適用される一方で、預入時の適用金利はその時の金利水準によって変化します。
そのため、将来的にこれから金利が上昇しそうなときは期間を短く、金利が下がっていきそうなときは期間を長くするのがよいでしょう。
金利が上がりそうなとき期間の長い定期預金に預け入れると、途中で金利が上がっても預け入れたときの低い金利が満期まで適用されてしまいます。反対に、これから金利が下がりそうなら、期間を長くしておけば途中で金利が下がっても預け入れたときの高い金利が長いあいだ適用されるからです。

現在、米国、ヨーロッパ、オーストラリアなどは過去の水準に比べるといずれも金利が低い状況なので、米ドル、ユーロ、豪ドルで外貨定期預金をするなら、将来の金利上昇を考えて、将来の金利上昇を考えて 1カ月あるいは3カ月など期間を短いものを自動継続していくとよいかもしれません。

“預金”でもマイナスになることがある

外貨預金で気をつけたいのは、“預金”という名前はついているけれど、元本割れする可能性があるということです。
円の預金は元本が保証されていて、解約したときの金額が預けたときより少なくなることはありません。外貨預金も、外貨ベースでは円の預金と同じです。ただし、預け入れたときと解約したときの為替レートによっては、解約して外貨を円に戻したとき、預け入れたときの円での金額より少なくなることがあります(逆に、為替レートによって利息のほかに為替差益が得られることもあります)。
また為替レートの変動のほか為替手数料の負担によって元本割れとなる場合があります。このように、 外貨預金は“預金”とはいえ、円の預金とは大きく異なります。それをしっかり頭に入れた上で利用してください。

株式、債券、金利、為替、REIT等、マーケットの変動がその価格等に影響を及ぼす金融商品を購入する際は、必ず個別金融商品の商品説明書等をご覧・ご確認いただき、マーケットの動向以外に、各金融商品にかかる元本割れなどの固有のリスクや各種手数料についても十分ご確認いただいた上でご判断ください。

本稿は、執筆者が制作したもので、新生銀行が特定の金融商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。

  • ・本資料は情報提供を目的としたものであり、新生銀行の投資方針や相場観等を示唆するものではありません。
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